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【読書】脳を創る読書
脳を創る読書 (じっぴコンパクト文庫)



FBの本好きさんが集まるグループにて、紹介されていたご本です。
いやー、紹介文がめちゃめちゃそそる感じで、即買いです。


ご本は言語脳科学者の酒井邦嘉さんによって書かれておりまして、なんていうか、これまでには見たことのない視点で最初の部分が展開されているんですね。


日本語と、例えば英語とか中国語の違いにはフォーカスしてしまうことが多いけど、このご本では、類似点について述べられてるんです。


そこが言語学というか、人が言語を操るということに対して共通のところだと思うんですけど、この話が実に興味深い!これはぜひ、本書で味わっていただきたいと思っています。


さて、昨今、電子書籍というものがかなり普及してきまして、ものすごく便利ですよね。私のカバンにもKindleが突っ込んでありまして、いつでも読めるようになってます。


なってますけど、紙の本を読んじゃうんだよね。


それって紙の本で得られるべき情報が実は抜け落ちている場合もあることがポイントなのかもと、このご本を読みながら、ちょっと思っちゃいました。


紙の本を開くように自然に!
ってのを目指さなくてもいいような気がしちゃいますけど、実のところ人はその紙の本の、紙の質感、フォント、使われてる漢字の違い、本自体の重み、厚さなど、一見どうでもいいような情報も、一緒に感じ取って読書してるもんなんですよ。


そう、電子書籍に感じる違和感ってそんなところなのかも。


このご本では、電子書籍が普及しても紙の本は死なないと言っているわけですが、それは、感情的なことではなく、先にあげた情報などからの脳への刺激を考えた時に、そう感じるということなんですね。


例えばですけど、
Kindleで読書をする時に、本ごとに重さが違っていたら?
ってなことを妄想してみます。
これは、本を開いた時に、何かスイッチがあって、押した瞬間にその本の重さがかかるみたいな一見全くもって無駄な仕組みがあったとして、どんどん読んでいくと軽くなるみたいなシステムとかかな?
実感として、自分がどれだけ読んだかがわかるみたいなシステムですかね。


作ろうと思えば作れるわけです。


でも、それって無駄でしょ?

だけど、その無駄なことが、実は、「脳を創る」というか、脳を刺激する一助かもしれないってことなのね。



そう考えると、今の電子書籍の延長に、紙を駆逐する能力が芽生えるとは思えない。だから、人は紙の本を捨てない!っていう理論も成り立つし、逆に、電子書籍というものの視点が変わって、作りが変わると、もしかしたら紙の本を凌駕するほどの創造性を発揮してくれるかもしれないよね。


VR的な感じなのかなぁ〜?


ま、そんな思いに身をまかせることができるご本だったです。


さて、著者さんは紙の本と電子書籍の違いだけでなく、読書するということ自体にも言及されています。


読書を通して想像力を培うことができれば、言語能力も同時に鍛えられる。すると、言語能力に裏打ちされた思考力が確かなものになる。これが本書の「脳を創る」という意味である。



一見、普通のことを言っているように見えるんですけど、本書を読み進んだ上で、この言葉にであうと、妙に納得してしまうんですよ。


ぜひ、その辺り実際にご本を読んで体験していただければと思っています。


さて、電子書籍の進む道というか、電子書籍と教育ということを考えた時、著者さんは、この想像力を養うという意味での読書にかんして、今の電子書籍の教科書化などに疑問を呈しています。


あきらかに、紙の本で得られていた、目に見えない「想像させる余地」を削ぎ落とした、退化する方向だと、はっきり述べているわけです。


このまま、進むんだと、確かに著者さんのいう通りかと思いますね。

ただ、いろいろなものの形態は、時代時代で変わりゆくもので、子供達の世代ではまた新しい技術によって、その想像力を培える方法に読書などが進んでいくんじゃないかと、ちょっと期待もしています。


いずれにしても著者さんの考え方には、「一読の価値がある」と感じたのでした。


新たな問題というか、命題を提示されたような感じで、実に楽しい読書でした。


ぜひ、息子(小学6年生)に読ませようって思うのです。


特に読書家の皆様、興味深いと思いますので、ぜひ、まずはチラ見してみてくださいませ。











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author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 06:29
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【徒然】ステージが変わると言う表現にひどく戸惑うが、実はそんなもん!って話
その昔、抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリーという本を読んだ時のこと、その中に出てくる「ステージが変わる」という表現。


要するに自分が何かに向かって走ったら、今いる場所の居心地が悪くなって、また新しい自分を受け入れてくれる場所に居場所が変わるという感じかな?


付き合ってた友達なんかが変わりますよ〜って話ね。


それを本の中だったか、ご本人が実施されたセミナーだったかは忘れたけど、なんとなく「上下の関係」のように表現された気がして、ひどく戸惑ったのを覚えています。


必死にやっていくと、やがて私は何やらクラスが上になって、その時友達だった誰かはおいてきぼりになっちゃうのかな。


そんなのやだなぁ〜


一方で、やっぱり離れていく人もいるよね。
私は来る人も拒まないし、去る人も追わない。


そんなスタンスでいいかなぁ?自分からわざわざアプローチしなくても、自然に。。。


と思ってたけど、自分からやっぱり去らないとダメだってことも、ゼロではないんだよね。



たいていの場合は静かにフェードアウトだけどね。



なんとなく、そーいう訳にいかないこともある。


じゃーそれは、自分の「ステージ」ってのが「上がった」ことによって生じているか?というと、それはちょっと違うと思うんだよね。


アドラー心理学で言うところの同じ平面をみんな歩いているから、きっと上下はなくて、前後なんだよ。


ある時、歩幅が一緒かな?って思った人と、少しずつずれて、また薄い関係に戻るというか、自分の足で、自分のペースでお互い歩いていくだけのことですわね。これ。


その歩幅を無理やり合わせようとしたりすると、自分に無理が生じて、「イヤだなぁ」ってことになってしまう。


そんなことなのかなぁ。


いいかなぁ〜と思うものと歩幅を合わせてみる。


近づきたくて、近づきたくて、一生懸命歩いてみる。


そうするとそれが自分の歩幅になってくる。


そうすると、今度は今までの歩幅であっていた人たちと、だんだん歩幅が合わなくなる。


でも、それでいいんじゃないかなぁ〜。


それが本来言うところの
「ステージ」
ってやつなのかもしれないけど、
私はあえて、歩幅って表現したいかな。


また、同じ歩幅になるかもしれないし
同じ歩幅で歩いていても、接点がないか可能性は十分にある。


でも、人とが人生とかってそんなことじゃない?
author:ぷぅコッコ, category:徒然, 06:37
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【万年筆ことはじめ】2017年8回目 変わりカクノのハナシ(くまモンカクノを入手したよ)
万年筆ことはじめ
です!


今日はちょっと脱線して、変わりカクノの話!


くまモンカクノってのが売ってるんですね。


前回、日本に帰った時に、探してもないかも!?(人気と聞いていたので)と思っていたところ、なんと最後に出逢いまして、購入して帰ってきました。


一応、今後、このブログにも登場していただけるように、ニブはMを選択しています!!


そんなわけで、くまモン好きの皆さん、くまモンカクノで万年筆はじめませんか?

















両方のいろ買ってあえて、黒キャップ×黒で渋く使って方もいらっしゃるそうですよ。


いろんな楽しみ方がありますね〜
author:ぷぅコッコ, category:万年筆ことはじめ(万年筆初めてサン向け), 21:58
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【読書】今日一日がちいさな一生


今日一日がちいさな一生





こちらのご本は、あさ出版様にいただきました。


このご本が出来上がるきっかけを、友達がFBで紹介しているのを読みました。

ご本の著書さんは、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、心療内科医の海原純子さんです。


ある新聞で担当されている人生相談に届いた高校生からの手紙。

東日本大震災の日
彼女はおばあさまと一緒に逃げていたそうです。
おばあさまは途中で歩けなくなります、おぶろうとする相談者である高校生の背中には決して乗らず「行け、行け」と背中を押したそうです。

そしてその彼女はおばあさまに押されるままに逃げて、数日後、お祖母様は遺体で見つかります。

気品があって、優しく憧れだったお祖母様は、まるで魚市場の魚のように転がされ、人間としての尊厳などどこにもない姿であったと。

あの時、おぶって逃げなかった自分を未だ許せずにいると言うのです。


どんな慰めも聞き入れてもらえないような深い悩みに、海原さんは、おばあさまの意思を感じ、相談者に答えます。


「たとえ人はどんな姿になろうとも、外見で失われない尊厳を持っていること、おばあさまは凛とした誇りを持って生をまっとうされ、生き方の伝達をされたこと、そして、その生き方や素晴らしさは、彼女の心の中で受け継がれ、生き続けている。」と。


もっと詳しく書かれていたと思うけど、これを読んだ時、ひどく心を打たれたことを思い出します。


「この人の言葉を本にすべきだ!」


と感じた編集者さんの気持ちにひどく共感したものです。


きっと上のようなの相談を、もしも自分が受けたなら、「おばあさまはあなたに生きて欲しいと背中を押したんだよ。」と、そのことに「責任を感じる必要はないんだよ。」と伝えるだろうと思う。


でも、そんなこと、相手もわかっているんだと思う。


そこで、自分にとってかけがえのない、素晴らしいおばあさまが、まるでもののように扱われていることの方に、もしかしたら悩みの重きが置かれているかもしれない高校生の悩みに寄り添えなければ、この高校生はずっとずっと悩み続けたかも知らない。


彼女はきっと、自分が知る素晴らしいおばあさまを他の人にも認めて欲しかったんだと、そんな心があったんじゃないかと思う。


高校生の気持ちが、この回答でどう変わったのかはわからないけど、この話をFB上で読みながら、私も、「この人が書いた本が読みたい」と強く願ったのを今でも忘れることができません。


でも、ご本を頂いた後、強烈に読みたい気持ちと一緒に、どのページを開いても「号泣まつり」なんじゃないかと、ドキドキして、すぐに読み出すことができなかったんです。


そう、私の読書時間は、台湾新幹線の通勤時間です。


そんな時間に号泣し、会社で仕事。。。
考えただけで、アリエナイな。。。
と思って、しばらく開かなかったんですね。



それでも、読みたくて、読みたくて。


変な葛藤ですよね。


開いて読み始めると、先に書いたコラムが一番最初で、その後、ずっとこんな感じで東日本大震災の被災などに関する悩みが続くのかと思いきや、全然違いましたね。


そういう客観的に見られること。


こう言ってはなんですが、他の人の大変な話というのは非常に客観的に、答えを出そうとするもので、なんというか、感情移入はするけど、やっぱり最後で「自分のことではない」というのが最後の砦なような気がしてしまうんですね。


東日本大震災だけに限らないけど、例えば発展途上国の子供のこととか、同情し、感情移入するけど、どこかで「私とは違う」と思ってるんだね。無意識に。


号泣するだろうとおもいつつも、「この本はきっと他の人の悩みの話だから大丈夫だ!」って、何が大丈夫かってのはうまく説明できないけど、私の気持ちが揺さぶられることはないんじゃないかと思ってたんですね。


でもその、期待のようなものは、ものすごく良い意味で裏切られます。



海原さんは、ちょうど私の先輩か、その少し上くらいの世代だと思うんだけど、これから先、出会うであろう「自分」の悩みであったり、日々モヤモヤとしていることを言い当てられているようで、しかもその優しく鋭い語り口に心を鷲掴みにされました。


精神科医の先生が書かれた本も、いわゆるお医者さんが書かれた本もいくつか読みましたけど、そのどれとも違う、なんとも「女性らしい」感覚を受けるご本って、初めて出会った気がするんですよね。


うーん、うまく言えないんだけど、例えば自己肯定することにより、いろんなことがうまくいくというか、むしろ自己と向き合って自己肯定しないと、前には進めない場合も往往にしてあると思っていて、それらを題材にした本を読むと、「自己肯定することによって克服できることがある」と。。。「自分はそのまま認められる存在である」とかね。。。言ってることはわかるし、そうなんだけど、なんか違和感があって、なんていうか、「そんな大それたモンではないんだよ。」と言いたくなる。

それを先に伝えていなくても、「わかってくれてる」ような優しいそれでいて、しっかりとした語り口がとても心地よく、なんかすごく参考になるというか、すごく「良かった」んだよね。


そんな読み方をすると、号泣することなく、それでいて心はジンワリと暖かくなるようなそんな読書時間になったんですね。


それは、何が大きな出来事があって傷ついた人を「客観的に見れば」大変だよね!ってのがわかるのに、隣に座って仕事してる人がものすごく辛い思いをしてても、わからないんだなよっていう、誰しもが私とは違うけど、私と同じように、もしくはそれ以上に辛い思いを乗り越えて生きているんだということに、思い到らせてくれるという、とても不思議な体験。



誰しも、「隣の芝は青い」ものなんだけど、その「芝を青く保つため」には人知れぬ努力があり、苦しみがあることを想像できないといけないんだよね。



そういうことに、思いを「自然」と至らせてくれる素敵なご本だったなと思うのです。



この本は是非、とくに女性に読んでもらいたいな。

素敵な先輩からのエールを優しい言葉の中に感じることができるとおもいますよ。


少なくとも、この本によって私の海原さんへの気持ちはちょっと変化があったなぁ、今までももちろん美人で素敵だったんだけど、そういうことじゃなくて、素敵な素敵な人生の先輩なんだなと。
このご本読めて良かった。





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author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 11:30
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【徒然】息子っち二分の一成人式
本日、下の息子っちの二分の一成人式




息子さん
「これまで10年間、育ててくれてありがとう!あと10年よろしくお願いします。」


いろんな子供ちゃんたちが、夢やできたことを語る中、あと10年、お願いされたよ。



かーちゃん頑張らなきゃねー(笑)



良き時間でしたわ。
author:ぷぅコッコ, category:徒然, 18:39
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【徒然】心に準備と余裕のない日
残念なことに、心に準備と余裕のない日というのは存在する。


トラブルに見舞われた挙句、プレゼンしなきゃいけないなんてシーンがそうだ。


準備したいのに、できないというのは心に焦りを生み、プレゼンもろくなことにならない。


でも、それは仕方がないこと。


そんな自分でも、まーいっか?


そして、そんな時もまたサクッと素敵に過ごせるように、落ち着きたいものだなぁと、思う。


author:ぷぅコッコ, category:徒然, 22:50
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【文具】トラベラーズノート オリーブエディションは反則だわー
ひっさびさに、トラベラーズノート熱再燃か!?
ですよ。


オリーブエディション!!






やばいよね、抗えないよね。




これは買う?買っちゃう?




いまっ、予約するか、めちゃめちゃ悩んでます。




限定品なので、私のようにビビッときてしまった方はお早めに!
author:ぷぅコッコ, category:文房具, 21:12
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【徒然】言ったのにやってない!
家族と小競り合いになる時

自分の意見が通らなくて嫌だ?なのかと思ってたけど、ちょっと違うかも。


なんか家族に言われたことで、なんとなく同意すると、すぐに「やらなきゃいけないこと」に変わっちゃう。


いつの日か「やるって言ったじゃん」


って言われた時に、言い訳できない気がしちゃう。
別に言い訳しなくても「別になんとなく同意したわけで、特にやる気もないっすけど?」って過ごせばいいのか?


いやいや、やればいいのか?


いやいやいやいや、そのやらされ感と、できてない自分みたいなものに対する罪悪感がものすごい。


そりゃーもう、半端ない。


あー、そういうやり方を繰り返ししてきたから、多分うまくいかなかったんだなぁ〜。


つくづく、世の中はうまくいかんもんだなぁと思ったりする。
author:ぷぅコッコ, category:徒然, 05:45
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【万年筆ことはじめ】2017年 万年筆ことはじめリンク集
万年筆はじめてさん向け
【万年筆ことはじめ】
の2017年リンク


気になる記事を見つけて、楽しく万年筆をはじめちゃいましょう!


【万年筆ことはじめ番外編】2017年1回目 顔料インクとうまく付き合おう


【万年筆ことはじめ】2017年2回目 パイロット カクノで万年筆をはじめよう


【万年筆ことはじめ】2017年3回目 パイロット カクノで万年筆の持ち方をチェックしよう


【万年筆ことはじめ】2017年4回目 正しい持ち方で毎日練習しよう


【万年筆ことはじめ】2017年5回目 もつときひねっちゃうんだけど、ダメかしら?


【万年筆ことはじめ】2017年6回目 カクノで練習するにあたっても、いろんなインク使えますよ


【万年筆ことはじめ】2017年7回目 カクノで練習するにあたっても、いろんなインク使えますよ!その2
author:ぷぅコッコ, category:万年筆ことはじめ(万年筆初めてサン向け), 22:00
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【万年筆ことはじめ】2017年7回目 カクノで練習するに当たっても、いろんなインクが使えますよ!その2
万年筆ことはじめ!です!

2017年7回目は
「カクノで好きなインクを使う方法」
ってことで、
コンバーター!!
を紹介します!


ジャジャーン




パイロットさんから出ているコンバーター!CON40というのを購入して、カートリッジと同じ要領で首軸につけますと、インク壺から吸入したインクで使えるようになる!という画期的なシステムなのです!!




使い方はこちらから
コンバーターの使い方




記事に出てくるCON50というのは今は廃盤になっちゃってて、今だとCON40ってのが買えます!




パイロットさんは「色彩雫」という名前でインクをたくさん出してくれているので、その中から好きなものを探して練習してみるのも良いかも!




こんなセットで始めてみるのも楽しいかも!


















3色セットの小瓶はとてもリーズナブルなんです!
お友達と一緒に買って分けたりして。



そんな感じで万年筆、楽しく始めましょう!
author:ぷぅコッコ, category:万年筆ことはじめ(万年筆初めてサン向け), 21:06
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