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【徒然】小学生が自信を持つ瞬間
今日はちょっと息子さんの話


うちの息子さんのうちの1人は板書を写すのが激しく苦手。
字もあまり上手く書ける方ではない。


この特徴はちょっと本人に試験などをしてもらい調べたところ、彼が持って生まれた性質みたい。


要するに真面目じゃないからとか、綺麗に書く気がないとか、そういうことではなくて、「単に苦手だという特徴を有する人」ということ。


だから、「もうちょっと綺麗に書きなさい」なんて言われなくても本人は十分にわかってるし、彼なりの努力もしている。


まぁ、でもできないものは仕方ないのだ。


この話は本人にもしていて、どう受け止めているかは本当のところ私にはわからないが、その性質に不満を感じつつも、彼のできることを彼なりにやっているらしい。


昨日のこと。


「英語の授業で、友達に「それは本当に君が書いたの?」って聞かれたんだよね〜、すごく綺麗みたい。」


「ほー、見せてみて」


「見たい?ちょっと待ってね〜、日本語あんなに頑張っても綺麗に書けないのに、英語のが向いてるのかなぁ〜」


と、鼻歌交じりに見せてくれたノートは、本当に驚くほど綺麗に文字が書いてありました。


「えー、めちゃめちゃ綺麗じゃん!ってか英語のが向いてんじゃないの?頑張っちゃえばいいんじゃん。」


「そうかなぁ〜、でもやっぱ綺麗に書けてるよねぇ〜、英語のが向いてんのかも、頑張ろっかなぁ〜。」
ふふふ〜ん。。。と、また鼻歌交じり。


自分が苦手だと思ってたこととか、上手くできないなぁ〜って思ってたことにちょっと友達が何か言ってくれたり、素直にすごいじゃんっていう人がいたり。。。


そんなことでぐっと自信がついたりする。


この先、彼の英語能力が上がったり、英語が好きになったりするかはわからないけど、もし、なったとしたら、この体験が小さいけれど、とっても大きなきっかけかもね。


こんな小さなことだけど、小学生の自信を持つのには十分なのかも。


と、やんわり思ったり、羨ましくもあったり。


ぐっと自信をつけることって、大人でも可能だけど、子供たちのそれにはかなわないよねぇ〜。
author:ぷぅコッコ, category:徒然, 12:36
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【万年筆とインク】顔料インクと古典インクの話5 それでも顔料インクを使いたいなら。。。
顔料インクと古典インクの話
シリーズも5回目!
こんなに続くとは思わなんだ。。。

バックナンバーはこちらから
顔料インクと古典インクの話1

顔料インクと古典インクの話2

顔料インクと古典インクの話3

顔料インクと古典インクの話4 顔料インクの耳に痛い話



まーそれでも、2回目に書いたけど、
顔料インク!使いたい!
って思わせるほど魅力的なんですよ。

でも、以前固めちゃったから、怖いなぁ〜と思ってるぷぅコッコです。

それで、ここ数日ではいろんなご意見を頂きまして、
1.吸入式を固めちゃって、軸交換になった方

2.プラチナのカーボン専用ペンならしばらく書かずに放っておいても書き出せるという話
(この辺のペンの話は後ほど)

3.セーラー・プロフィット21に青墨、ペリカンM600にストーリアを入れて、一ヶ月おいても、問題なく書き出せたという話
実際のツイッターリンクはこちら

いろいろ教えていただきました。

ここからは安全が確認されているわけではないけど、今、ぷぅコッコが使ってる顔料インクについて書いていきます。





今、活躍してくれてる顔料インクはこちら。
青墨とストーリアのファイア(赤)とクラウン(黄緑)です。
ペンはいずれも、セーラー・透明感プロフィットJr.

あと、これも使ってます!

セーラーのふでdeまんねん 透明軸


あとね、

ペリカンM205デモンストレーターにも入れてみました。


今のところ、この5本はヘビーローテーションしているので、あまり参考にならないけど、3日間〜5日間放置くらいじゃあーあまりにも暑い台湾でも問題はなさそう。


このペンを選ぶにあたって考えたこと。

1.キャップがネジ式であること。
->固めちゃったセーラーのお気に入りスタシルペンは、嵌合式だったから、ネジ式に比べると、ドライアップしやすい特徴があるので、ネジ式を選択。

2.M205を除き、それなりに手頃な値段であること。
->もしも固めちゃっても、買い替えるか、ペン芯ペン先交換でもいいかなぁ〜と。。。

M205についていうと、決して安いペンじゃないし、推奨もしないです。
試してみているということであって、最悪、ペン芯がダメになってもペン芯含めたペン先の交換が容易なのね〜。

3.鉄ペン先であること。
->心情的にもう金ペンには入れる気になれない。。。(まぁ、金ペンに入れるならさらにお気に入りの古典インクにするね〜)

ってなわけで、使用してます。




さてさて、プラチナさんのカーボン専用ペンとはなんぞや?
ってことで、プラチナさんのホームページに行ってみますと、カーボンブラックをはじめとしたいわゆる顔料インク(超微粒子顔料インク)は「スリップシール機構」付きのペンでご使用ください!
となってます。

プラチナ万年筆さんHP

見ていただいてわかる通り
すべて型番で書いてあるという。。。

だいぶ意地悪ですよね〜って思ったのは私だけかしら?

悔しいので調べました。
PNB系#3776センチュリー


これがどノーマルですね。
他にもロジウムバージョンとかニースとかあります。
嬉しいことに金ペン先ですよ。


PGB-1000


あー、プレジールだったのね。。。と思いました。ガンメタ系バージョン(PGB-1000B)もオッケーです!



PPQ-200


なーにーぃ!プレピーじゃないか!!
このシリーズ、細字(F)と中字(M)ラインナップですが、極細(EF)系のPPQ-300も同じくプレピーですが、オッケーだそうです。



DPQ-700A


ほー、デスクペンさんですか!
極細で書きやすそうだ。


DP-800S


これだー!教えてもらったカーボンペン!!


と、まぁ、たいそうなラインナップで、これらの万年筆で、プラチナ万年筆製の顔料インクを使う分には保証する!と言ってくれているってことだね。


うーん、型番で書くのは、やめていただけないかなぁ〜と。
センチュリーもプレジールもプレピーも名前で書いたほうがわかりやすいと思いますです。



実際にはどうなのか?よくわかんないけど、プラチナ万年筆さんが出してるインクについてはプラチナ万年筆さんの一部のペンでなら大丈夫だよと言ってくれているので、きっと大丈夫なんじゃないかな?


ということで、純正×純正で使う分には何かあったらプラチナ万年筆さんに持ち込んで相談してね。


ってことで、金ペンでどうしても使いたいという方はこの組み合わせで試してみるのも手かもしれません。


ちなみにプラチナ万年筆さんの顔料インクはこちら





とにかく、使ってみるといろんな発見はあるわけですが、やっぱり、私は金ペンで使う気にはなれないので、手持ちでセンチュリーありますけど、入れないかなぁ〜。
まー、気が変わらない限りね。


また、いろいろ使ってみている顔料インク勇者の方はご一報くださると嬉しいです。


いろいろ書きましたけど、メーカーさん自体もペンを限定しているというところに注目してね!
顔料インクってやっぱりどれでもいいってわけじゃないと思います!

ってなわけで、最後の6に続く

顔料インクと古典インクの話6 それでも古典インクが好きです



author:ぷぅコッコ, category:インク(お気に入り), 06:42
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【万年筆とインク】顔料インクと古典インクの話4 顔料インクの耳に痛い話 ぷぅコッコは初心者さんに顔料インクを薦めません!
顔料インクと古典インクの話4

バックナンバーはこちらから
顔料インクと古典インクの話1

顔料インクと古典インクの話2

顔料インクと古典インクの話3

いやー、かなりいいことが書いてありますよね。ちょっと使い始めて「万年筆っていいんだけど、でも、滲むのがちょっとねぇ〜」って思ってたあなた!試したくなったでしょ?

ここで、ぷぅコッコの基本スタンスを書いてから、話をはじめます。

ぷぅコッコは万年筆初心者さんに顔料インクを薦めません。

買わないでください。

顔料インクを使いこなすには、簡単だけど、100人いたら多分80%の人は出来ないたった一つのことがあるからです。


それはなにか
「毎日、1回、顔料インクを入れた万年筆で文字を書くこと。」
たったそれだけ。


たったそれだけですが、多くの人は出来ないです。
「え?でも、ぷぅコッコだって毎日万年筆を使ってるでしょ?そんなの簡単じゃない?」
そーです。私、毎日、万年筆使ってます。
でもね、常時、20本くらいの万年筆にはインクが入ってますよ。
だから、毎日何がしかの万年筆で、書いてます。

でも、一本じゃないし、顔料インクを入れた万年筆を毎日使っているかと聞かれれば、おそらく
NO
です。


なんで、そうなのか?
なんで、そんなことを言うのか?
それは、一度ドライアップ(インクが固まること)してしまえば、二度と復活しないからです。


これは自身の経験に基づいてて、やらかしたことがあるからです。
(それまでだって、顔料インクについて知らなかったわけじゃないのさっ。)
青墨がすごい


これ、ペン芯内の溝一つ一つをこそげ落とすように清掃してもらい。。。(師匠。。。スンマセン。。。)
そのあげく、もう青墨は無理かなーと思ったところ
「青墨がペン芯に染み付いてるから青墨専用だねー」
と言われました。


まっ、マジか!?と思ったのは言うまでもありませぬ。


さて、ブログ内に顛末は書いてないですけど、このペン、結局ペン芯を交換してもらい、今に至っています。
(もう二度と、青墨はじめ顔料インクは入れません!)


このペンに入れた当初
「毎日書くのなら、問題ないじゃん!このペン超お気に入りだし、絶対毎日使うし!」
それまで青墨は高いペンに入れたことなかったけど、この名器なら、毎日気持ちよく使うから、「大丈夫のはずだ」という気持ちでした。
ほんとに毎日使ってたしね。
結構、私的には覚悟の上で入れたのよね〜。


嵌合式のキャップの万年筆ですから、ネジ式のキャップのモデルよりも若干ドライアップしやすいとはいえ。。。
万年筆一本殺しかけたわけですから。。。
青墨以外というか顔料インク以外でこんなことになったことないです。


正直、ほんとびっくりしたし、、、
正直、ほんと怖い。。。




それでね、初心者さん、カクノからはじめてくれて、「よし!3ヶ月は毎日練習したから次は金ペンの万年筆を!」
っていって例えばパイロットのカスタムヘリテイジ91とか購入するとするじゃないですか。


ヘリテイジ91といえば1万円ですよ。


筆記具に1万円!


初めてこんなに使っちゃったわ!
って大切な大切な万年筆に
「色も素敵だし、インクフローってのもいいらしいし、何より乾いたあとは水に流れないってインクを試したいわ〜」


って、例えば青墨を選んで


毎日使うぞ〜!
って意気込んだけど、仕事で忙しくて文字書いてる場合じゃなくて、2ヶ月放置しちゃったら、、、ペン芯内部で青墨が固まって書けなくなった。。。


でもどうしたらいいかわからない?


「1万円もしたのに、なんか書けなくなっちゃったよ。。。ちぇっ」


って納得しますか?


この場合、忙しくて使えなくなる前に、綺麗に洗浄して保管すれば別になんてことないけど、そんなことちゃんとできるかな?


すくなくとも私はズボラんだからできないし、結局のところできなくて固めちゃったってわけ。


しかも青墨はじめ、顔料インクはペン芯がインクをガンガン吸って、洗っても落ちない。


青墨専用機になっちゃうってこと。


もちろん、それ以外の色を入れてもいいけど、混ざって汚い感じに。。。


そういう「負の特徴」もあるよ!
と正しく認識した上で使ってほしいインクだということです。


取り扱いが染料インクとはまるで違う!
(やらなきゃいかんことは大して違わないけど、ほんとにちゃんとメンテナンスしなきゃダメ)


顔料インクを使うなら以下の条件でどうぞ。

1.毎日使うこと
ペン芯内にインクが流れる状態を毎日作る!ということです。

2.定期的に洗浄する。

3.使わなくなったらインクを抜いて洗浄する。

4.ペンで使うインクは一種類にする
ペン芯が染まりますから、他の色にはできないと心得ましょう。



染料インクなら、こんなに気を使わなくても実は大丈夫。
洗浄すればいろも変えられるしね。
ほんとは上のようにしたほうがペンのためかもしれなくても、もし仮にできないことがあったとしても、あなたのペンは書けなくなったりしないですし、いくらでも復活できる。


でも、顔料インクは違います。


固めちゃったら、最後メーカー行きということは覚えておいてほしいし、吸入式を固めたことはないけど、おそらく復活しないんじゃないかな?


ということなんだな。


そんな理由から魅力的なインクだけどぷぅコッコは金ペンには入れないんだな。。。

そしてこの話は5に続く

顔料インクと古典インクの話5 それでも顔料インクを使いたいなら

顔料インクと古典インクの話6 それでも古典インクが好きです








author:ぷぅコッコ, category:インク(お気に入り), 06:45
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【インク】DIAMINE ASA BLUE
最近、DIAMINEが自分の中で流行ってるぷぅコッコです。


さて、本日は


DIAMINE ASA BLUEです。

パイロットのカスタムヘリテイジ912
ニブSEF(非売品です)
で書いたため、色味がわかりにくいですね(汗)


個人的には色彩雫の紺碧に近いかなぁ〜と思ってます。


author:ぷぅコッコ, category:インク(製品情報), 08:58
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【万年筆とインク】顔料インクと古典インクの話3
顔料インクと古典インクの話3ですね〜


バックナンバーはこちらから
顔料インクと古典インクの話1

顔料インクと古典インクの話2


さてさて、今日は古典インクの話の素敵な話をしようかしら。
おっと、素敵だわと思ってもまだ買っちゃダメだよ。
特にカクノユーザーは気をつけて!


古典インクというと昔っからあるもので、化学反応によって色を定着させるってことですわね。

うーん、その辺の説明はぷぅさんよりも、げんきざっくざくさんのブログの方がわかりやすいのでそちらを参照
ダイアミンのレジストラーズインク

ここではいい話ってのを書くので、化学反応をするので、ブルーがブラックよりに退色して、その後「水に流れなくなる」という特徴を覚えておきましょう。


この古典インク
一つ目の特徴としては顔料インクと同じく、
「乾けば流れなくなる」
です。


要するに長期保管文書にも耐えるってことだね。


その次、インクの色味が
「深い味わいである」
ということね。


ブルーからブラックに退色することに起因すると思うんだけど、とにかく書き始めと乾いた後の色味は変わって「ブルーブラック」な、なんとも言えない味わいのある色に変化します。


これね、メーカーによってその退色後の色味はブルーよりかブラックよりか別れると思うんだけど、現行品で今だに手に入るという基準で考えると、プラチナBBとペリカンBBは割とブルーより、ダイアミンのレジストラーズインクはブラックよりに退色するかな?
この中で私が選ぶなら、断然ブラックよりのレジストラーズインクですねぇ〜。

いろんな染料系のインクを試したんですけど、やっぱりなんというかこの「古典インクの味わい」が出るインクにはいきあわないんですよねぇ〜。
まぁ、そこは個人の感覚があるので、なんとも言えないですけれども。



さて、ここで宣言しちゃいますが、
「私、特に古典インクが好きです。」

その理由の一つがモレスキンを使うからってのもあります。
(たんに色味がものすごい好きだってのもある。)


このモレスキンと万年筆ってのはとても相性が悪いわけでして、まー、間違えなくほぼ裏抜けマス。
その中でも。。。なんて話を書くと終わらないので過去記事を参照してくだされ。
モレスキンと万年筆の話


ロットによりますが、古典インクは割と裏抜けが少ない。。。少なくとも染料よりは抜けない。。。(本当にロットによるのよ。)
ということで覚悟の上で使ってます。


これ、古典インクに注目したのは、モレスキンというノート、かの「ヘミングウェイ」が愛してたということからなんですね。
まっ、本当か嘘かは置いといて、その時代、今ほど筆記具も高性能ではありませんでしたから、もしもモレスキンで使うなら「きっと古典インクよね」という発想で使い始めて、いろんな考察を加えての今ってことです。


個人的に好きなだけで裏抜けしないわけでも、快適に使えるわけでもないので、そこは悪しからずということで、ご了解いただきたいです。


でも、あのうすーくクリーム色の紙に古典インクの退色した色味がなんとも合うんですよ。。。いやいや、こればっかりは譲れないですね〜。


そんなわけで、「水に流れない」というのは顔料インク同様に万年筆用インクではこの二つしかなくて、貴重だよってことなんだな。


輪郭だけは顔料インクや古典インクで書いて、乾いた後に染料で色塗りするなんて使い方ができるのもこの二つならではと覚えておきましょう!


その4が重要!

顔料インクと古典インクの話4 顔料インクの耳に痛い話

顔料インクと古典インクの話5 それでも顔料インクを使いたいなら

顔料インクと古典インクの話6 それでも古典インクが好きです





author:ぷぅコッコ, category:インク(お気に入り), 08:39
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【読書】恋愛障害

恋愛障害 どうして「普通」に愛されないのか? (光文社新書)


著者のトイアンナさん、私は彼女のブログで印象に残ったものがありました。

これね!
カタカナ英語から脱却する方法

私、台湾で現地企業に採用されてるもんで、あれですけど、日本人の英語というのはですね、「日本語」なんですよ。
英語なんだけど「日本語」
発音方法が英語のものではないのね。
そのまま話そうとするから英語じゃなくて「日本語」だから、同僚の台湾人からも「難しい」と言われます。

台湾人について言えば英語は母語ではありませんから、彼らの話す英語は比較的簡単でわかりやすいです。
でもね、いわゆる「中国語なまり」ですから最初はやや聞きづらい。
それも慣れるんだな。
(今や自分の英語も中国語なまりじゃないかと思う。)

だがしかし、日本人の英語というのはまぁ、なまりというレベルからは掛け離れる「日本語」っぷりです。

インド人がなまってるとかよく言われますけど、まぁ、色んな意味で勝負できるレベルです。むしろ勝負すりゃいいんじゃん?くらいな。

その「壊滅的な発音」はそれはそれとして、もう、相手方に文脈からコミュニケーションというか判断してもらうというか、、、まーなんというか、確かに正しく発音できないことは不利であるわけだけど、もーそれしかできないなら相手に慣れてもらうしかないじゃん。
失礼も何も知ったこっちゃないわい。

とまぁ、非英語圏で英語を使って仕事をしている私は、この記事を読んで「確かにそうなんだがなぁ〜」と思ったことは記憶に新しいです。



さて、今日はそんな「トイアンナ」さんのご本
「恋愛障害」
についての感想を書くんでした。


先に書いた予備知識だったので、恋愛相談に長けた方であることは存じ上げてなくて、ちょうどとある編集者さんのポストで知って読んでみようと思った次第。


「いやぁ〜その恋愛はなんかおかしくない?」
って冷静に見たら言われてしまうような恋愛って実は世の中にたくさん溢れています。
誰もが変だ!と思うし、当事者もわかってる場合も少なくない。
それで、必死になって別れたのに、また同じような人を好きになっちゃう。
いや、もうこれね、一つの病気みたいなもので、そういう傾向を全て含めて、トイアンナさんは「恋愛障害」と名付けたというわけ。


「恋愛障害」という言葉は今回作られたものかもしれないけど、そういう傾向については昔から嫌という程説かれているわけ。
特に女性向けの週刊誌なんかを開けば「よーするにこれはいい恋愛ではないということだな!」ってのが一つと言わずいくつでも記事があって、中には自分の恋愛傾向に非常に近いものがみてとれたりして、、、ぶっちゃけ「うんざりする」んですね。

その意味で今回のご本はそのほとんどを網羅していると思うし、「恋愛障害」的な傾向を持つ女子はこの中に「自分」を見つけることができると思う。

「自分にはそんな傾向はないな!」

という方は「恋愛障害」とは無縁ですので、1章から3章までを読んで、「世の中には色んな人がいて大変そうだわ!」ってかる〜く同情して、本を閉じていいです。



ちなみに、私は御多分に漏れず「恋愛障害」です。

そして、この本の中のケースでもバッチリ当てはまるものがありました。
そんな私は最後まで読んだというわけ。


さて、この本の秀逸さは大きく二つあると思っていて、しかもその二つは世の中に溢れる数多ある恋愛本では見られない特徴だと私は思っています。

だからこそ、価値がある!

一つ目
「男性側にもフォーカスしている」という点

2章、3章は「恋愛障害」の男性について書かれています。
先ほど週刊誌の例を出しましたけれど、DVするような男性と離れられない女子の記事を読んで「こんな男には気をつけなきゃ」と思ったりするわけです。

ですが、その「こんな男」ってのはどんな男なのか?本当の意味で分析した本はあまりありません。
確かに恋愛ということを抜きにすればあるかもしれないけど、こと、問題は恋愛で、「二人の間に起こること」なんだけど、人が変わってもどうして同じことが起こるのか当事者にはわからない。

それは女性側もわからないけど、男性側だってわからないわけです。

どうして大好きな彼女に手を上げてしまうのか?

そもそも、そんな人を最初から見抜けないのはなんでか?気がついたら抜け出せないけど、最初はわからないのはなんでかとかね。

二人の人がいて、何か障害があるとき、悩んでいるのは一人ではないです。
多かれ少なかれ、二人とも悩んでいて、それは平等に問題だったりするわけです。

その意味で男性側の問題にも深く切り込んだこの本は大変に貴重です。



二つ目
「根本的な解決方法に言及している」という点


変な男がいたら近づかないようにしよう!
不倫は倫理的に良くないことだからやめよう!

多くの「恋愛障害」の女性はなにも「よし!今回も変な男を捕まえるぞ!」と思って変な男に近づいたり、「今回も素敵な不倫するんだぁ〜」と言って既婚男性との恋愛が素敵で未来があると思って行動してるってわけじゃないんですね。

どうしても、そうなってしまう。

その根本には、自分の中で蓋をした感情があって、それを認めないと、本当は進めないという現実があります。

だから同じことを何回も繰り返すんです。
どんなに苦しいことでも、やったことがあれば想像できます。
だから抜け出せないんです。
変わらなくてはいけないのは、他人ではなく自分です。

他人を変えることはできないですが、自分の行動を変えることは、どうであれ可能です。

じゃぁ、その蓋をしてきた感情とはなんなのか?

それはどうすれば克服できるのか?

そんな心の奥深くに一人でも行けるように指南してくれているのです。


正直、4章にある方法で自分を見つめ直さないと、きっと私の「恋愛障害」は治らないだろうとわかりつつも、「怖くてできない」というかまだやってません。

やらなくても怖いのがわかるから手が出せない(いやっ、やるよ、やる。決めたんだ。でも、まだできてない。)

恋愛障害の女性も男性も、自分と向き合うということが本当に下手なんだと思うんです。

でも、そうしないと、そこからは抜け出せない。

まー、わかってるけど、簡単じゃない。ほんとにほんとに簡単じゃない。

それに気がつかずにいる人たちは、大きな気づきになるだろうし、知ってるけど、蓋をしてきた人にとっては、色んな別の本よりも的確にその方法を指南してくれいると思います。


ただ、簡単じゃない。


やろうと手にペンを持つだけで動揺して、心拍数が上がり、嫌な思い出がよみがえったり、とにかく冷静でいられるように整えるのがとにかく大変。


まー、楽な方法ではないです。


でも一度はきちんと向き合わないと、もうこれ以上先にも進めないだろうなということも十分わかっているので、手をつけようと思っているところです。


とにかく他の本では解決できない「恋愛障害」についての指南本であることは間違えないので、「恋愛」に踏み出せない人も、「良くない恋愛」を続けてしまう人も、なんかうまくいかないなぁ〜って思うことが少しでもある方には是非読んで欲しいと思っています。


なんか自分ちょっと変かも?
って思った人は是非、本屋さんでチラ見からでいいので読んで、買ってください。


いやー、ほんとこの本、良いので問題を抱えてる人に配りたいレベルだわ。。。

読んでーーーー!!



author:ぷぅコッコ, category:-, 06:41
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【万年筆とインク】顔料インクと古典インクの話2
顔料インクと古典インクの話
本日は「2」です。

「1」はこちらから
顔料インクと古典インク1

コメントいただきまして、古典インクについて言うと台湾や中国のインクでもあるみたいなんで、今度試してみよっかなぁ〜と思ってます。


さて、今日は顔料インクと古典インクの良い話をしようかな。
「こんなに素敵なんだから使わない手はないよねぇ〜」
ってはなし。
すぐにでも購入したくなっちゃうけど、そこはグッと我慢してね〜。


顔料インクと古典インクと言いますと、昨日もちょっと触れてますが、
書いてからしばらくして完全に乾くと
「水に流れない」
という特徴があります。


万年筆といいますと、現代は染料インクで書くことが多いと思いますがこれは、完全に乾いた後でも水に流れますから、長期保管文書なんかには向かないですわね。
現代は「長く残したい」というニーズに応える筆記具はたくさんあるわけで、何も万年筆じゃなくてもいい!?
なんて声も聞こえてきそうですが、いやいや、長期保管文書を「万年筆」で書きたいという方もいらっしゃるかと思います。

まぁ、少なくとも私はそのような希望を持ってます。

次に
「発色が良い」
という特徴も挙げられると思います。

顔料インクと古典インクではその特徴が違いますから、色味としては異なりますが、
あえて表現するなら
顔料インクは「はっきりと潔い」色味
古典インクは「深い味わいのある」色味
が楽しめます。


顔料インクと言うと「はっきりとした黒」が楽しめるのでも有名です。

プラチナの「カーボンブラック」にしても
セーラーの「極黒」にしてもそうですが
万年筆を使って「真っ黒」を体現できるのはこの二つをおいて他にはないです。

染料インク系の「黒」はどんなに頑張っても「薄墨」のような様相ですから、とにかく「ブラック」を使いたいという人には大きな味方です。

また、
プラチナ「ピグメントブルー」
セーラー「青墨」
はどちらの色味も大変人気で、この二つも「潔いはっきりとしたブルー」が特徴です。

兎にも角にも、「色味が素敵」

「マットでいてポップな色味感」は染料では出せないのもまた事実。
(特に、マットな感じは染料では無理)
メーカーさんがこぞって発売したがるのもわからなくはないです。



また、色味に加えて、
「裏抜けに強い」
という強みがあります。

万年筆好きさんになりますと、当然、インクにこだわり、そのあとは紙にこだわる人は多いです。


でもね、
「自分はいつも使ってる手帳で細かい字を書きたいんだ!」とか
「辞書の余白部にコメントしたいんだ」とか
「会社のコピー用紙にガシガシ書きたいんだ」
みたいな希望があった時、裏抜けを極力避けてくれるのがこの「顔料インク」というわけ。

もちろん万能ではないけれど、染料インク系に比べるとその能力の高さは折り紙付きと思うわけです。

いやー、今すぐにでも使いたいよね〜。



さて、もう一つの古典インクについても書こうかなぁ〜と思ったけど、それは次の記事で!


その3に続く

顔料インクと古典インクの話3

顔料インクと古典インクの話4 顔料インクの耳に痛い話

顔料インクと古典インクの話5 それでも顔料インクを使いたいなら

顔料インクと古典インクの話6 それでも古典インクが好きです


author:ぷぅコッコ, category:インク(お気に入り), 05:58
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【万年筆とインク】顔料インクと古典インクの話 1
顔料インクと古典インクってのはメリットがあるけど、扱いに気をつけてね!
というインクであるのは間違いないです。


特に、「ぷぅコッコの一期一会」にて万年筆を使ってみよう!
ってなことで、カクノを使ってくださってる皆さんにはちょっと気をつけて欲しいので、ちとブログ記事にしてみます。


さて、顔料インク?古典インクってなに?

って話なんですけど、通常、大量に売っているインク類は染料インクと言われるもので、いろいろのメーカーさんから出ていて、比較的扱いが楽です。
まー、ペンとインク類の相性の話ってのもあるんで、そこはまた別の機会に。

そんな素敵な染料インクなんですけど、耐水性には優れていません。

要するに水につけたら流れちゃうってことね。

そうすると、宛名書きに使いたいのに、雨の日配達になっちゃったら、宛先わかんなくなっちゃうジャーン!
ってなことも起こるわけです。


そこで、最近でているのが顔料インクってやつですね。


顔料インクは耐水性に大変富んでいるので、水につけても流れません!
おおっ、宛名書きにも使えるし素敵じゃないか!?
でもこの「水に溶けない」という性質が悪さすることもあるよって話。


顔料インクと染料インクの基本的な説明はインクジェットプリンターのインクと同じ性質ですから、こちらをチラ読みしてみてね。


同じく古典インクも耐水性に富んでいます。
顔料インクとは全く違う機構で耐水性を生み出すんですね。
古典インクは没食子インクとも呼ばれますけれども、耐水性を生み出す機構は化学反応によります。
ということで、詳しく知りたい方はwikipedia没食子インクページを参照してね。


こちらも最終的に空気に触れてると化学反応が起こり、水に溶けないという性質になるため、顔料インクと同じく悪さをする可能性があるということになります。


それで、ネット上にはいろんな記事があって、耐水性に富んでるなら使ってみたい!というカクノユーザーさんもいると思いますが、その取り扱いには注意して欲しいと私は考えています。


諸説ございますが、そこは私の経験から記事をすすめていくことにします。


さて、一回目の今日は代筆的な顔料インクと古典インクをリストにしてみるかな。


顔料インク
プラチナ カーボンブラック
プラチナ ピグメントブルー
プラチナ ブランセピア
プラチナ ローズレッド
セーラー 極黒
セーラー 青墨
セーラー ストーリアシリーズ(全8色)
モンブラン パーマネントブルー
モンブラン パーマネントブラック

これ以外にも顔料あるよ〜ってって場合はご一報くださいませ。



古典インク
ペリカン BB(BB:ブルーブラック)
プラチナ BB
ローラアンドクライナー サリックス
ローラアンドクライナー スカビオサ
DIAMINE レジストラーズインク BB

あたりが今販売されてて、比較的簡単に手に入る代表格ですかね?

他にも古典インクご存知の方は是非コメントください!
(試してみたい(^ー^)ノ)


これらのインク類
めちゃめちゃ発色がきれいです。
見た目だけだとすぐに購入したくなっちゃうけど、ちょっと待ってね(^ー^)ノ


ぷぅコッコの一期一会にて、何回かにわけて顔料と古典の話を書きますので、それをみんな読んでから、購入してね。


ということで、今日は購入リンクはつけません(^ー^)ノ


インクの特性を知って、楽しく使いましょう!

2につづく

顔料インクと古典インクの話2

顔料インクと古典インクの話3

顔料インクと古典インクの話4 顔料インクの耳に痛い話

顔料インクと古典インクの話5 それでも顔料インクを使いたいなら

顔料インクと古典インクの話6 それでも古典インクが好きです

author:ぷぅコッコ, category:インク(お気に入り), 06:18
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【徒然】経験とは直感力を養うこと
直感力のある人
とても魅力的だし、ある種の天才はその直感力で人を牽引し、イノベーションを成し遂げていく。

と、まぁ、天才に限って言えばそうかもしれないけど、凡庸な私、私たちにとって「直感力」とは何か?というのをちょっと考えてみる。

転職したら、若い人が多い職場になったんですよね。

もちろん、日本じゃないから、日本の会社とは違うことがいっぱいあるんだけど、日本とは違わないけど、違うことってのが、「若い人が多い」ってこと。

違いをあげたらきりがなくて、学ぶべき点も多い。決定に対するスピード感は全く違うので、このスピードに勝てないのかもしれないと思ったりする。

それに加えて、基本的には頭がいい。
言葉に難はあるから、分かり合うってのは確かに難しいけど、それでも仕事ができるという背景には、相手方の頭の良さがあるんだと思う。

その分、賢い新人ばりに「できるだけ効率的に」といってはばからない。
要するに無駄なデータは取りたくないということ。
だがしかし、それが無駄か無駄でないかは、とってみないとわからないってのもあると思うよん。ってのを説明するのに苦慮したりする。(ここは課題ですかね〜)

さて、そんな「若い」会社の中で、私にできることは何か?と考えてみる。
確かに、日本でやってきた経験を一つ買われているというのは間違いないんだけど、会社が違えば、やり方も違う。
作り方に関して一定のセオリーのようなものはある。あるんだけれど、どれを選択するかは企業それぞれに戦略があって、どういう方法をとったとしても、正解が導けて、お客さんが満足するほどに安く売れれば良いという背景はある。

すると、私の直接的な経験が必ずしも活きるとは限らない。

それでは私はここで何をするのか?

ということにしばし、頭を悩ませたことがある。

去年は、その問いに対して「今の仕事に集中する」という答えを出した。
それは、話を聞いてもらうため。
実績のない人の話は誰も聞かない。
だから、その場所で目に見える実績を積むということは重要。

それでも、私のこれまでの経験は活かされているのかと考えた時、この答えは少し違う。


そんな中、直接的に経験が使えない場所でも、実は使えるものがあることに最近気がついたんですねぇ〜。


それが「直感力」ってやつ。


仕事としてやっていることは違っているようで実はすごく似ていて、必ずしも、自分で経験したことでなくても、「直感的に」それはあっているか?間違っているか?そんなことを瞬時に判断しているような気がする。

その「なんとなく〜」というようなおぼろげなものが、実は重要で、それが私の経験の中から出るものなんだなと確信するんだな。

数々の取るに足らないような経験が、脳内で整理されて、何かの判断をする時にどちらを選ぶかとか、この方法では足りないと気が付かさせることにつながっているんだなぁ〜と実感してるのが今。

こういうことって、自ら動いてみないと実感できないんだねぇ〜。

それでも実感できる場所に身を置いたのはラッキーだなぁ〜って思うんだな。

これが凡庸な私がとれる「直感力」を養う方法で、それはこの先また変化を遂げるのかもね。
author:ぷぅコッコ, category:徒然, 06:13
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【万年筆】TWSBI ECOクリア
TWSBI大人買いの最後はこちら



これも、エルバンのアニバーサリーインク
エメラルドチボーがあわせてあります。


それにしても、この万年筆今回のがEFで、F、M、Bと試しましたが、EFの出来がかなり良いです。

どのペン先もインクフローは潤沢で書きやすいので、私は大満足なんですが、その点太く文字が出てしまう特徴があります。

日本人は漢字文化のため、細字を好む方が多いですけれども、このTWSBIのEFはかなり優秀です。
カリカリ感とヌラヌラ感が程よくマッチしてるかなり素敵な書き味です。

それでいて細さも許容範囲だと思いますので、かなり良いですね。

細字好きなみなさんにぜひ試していただきたい一本ですね。


さて、TWSBI万年筆のおまけ
手持ちのTWSBIの天冠を撮ってみました。



左からECO、ダイヤモンド580、ダイヤモンドミニ
のそれぞれキャップ天冠ですけれども、真ん中のダイヤモンド580だけは台湾の国旗に描かれたマークになってます。

こんなところにも小技が効いてて楽しいですねぇ〜。


author:ぷぅコッコ, category:万年筆(製品情報), 08:45
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