- 【読書】半径5メートルの野望
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2016.05.30 Monday
半径5メートルの野望
はぁちゅうさんのご本です。
ブロガーの立さんが推薦していたご本で、読んでみたかったのよね。
はぁちゅうさんというとイケダハヤトさんと並んで、炎上マーケティングだなどと揶揄されることも少なくないみたい。
炎上マーケティングなんて、どんだけメンタルが強いんだ。
ってなことを思うわけです。
そんなことを思って開いたのに、、、この本の中のはぁちゅうは、涙をこらえて荒野の前に立つ小さな女の子のようだったなぁ〜。
本の中に、確かに炎上マーケティングと言われても仕方がないかなぁ〜と思うような強い言葉は随所に出てくるし、本を読んだ限りで途中までは、「そんなに強そうな人じゃないのになんでこんなことを言うのかな?」と不思議に思うこともしばしば。。。
でも、読みながら、彼女の言葉の中に彼女の真意を探してみる。
そうすると見えてくるものは、「掴むべきものは抽象的なものかもしれないけど、その場所にいつか立つためにこの人は自分を追い込んでるんだなぁ〜」ということ。
強い言葉で公言して、成し遂げることで、掴むべきものに近付けることをある時点で知ったんだということがわかってくる。
私は別にこの本を読んで「人生が変わりました」とか「すごく勇気をもらいました」とか「その通りだと思います」なんて言うつもりは毛頭ないんだな。
そもそもそんなに若くない。
だからと言って、じゃー批判したいか?と問われれば別にそんなこともない。
意外だったけど、ほんとそんな感じ。
彼女は彼女のやり方をつぶさに教えてくれていて、そして彼女自身がまだ道半ばなのだろうと、無理やり引き上げる自分と、彼女が本当の自分だと思ってるものにギャップがあるんだろうとそんなことを思っていた。
そして頑張ってる人ってみんなそんな感じかもしれない。
そんな中、楔のように打ち込まれる「半径5メートルの野望」という言葉。
そして私は、その他のすべてをおいても、この「半径5メートルの野望」については100%共感。
世の中にはいろんな人がいて、例えば貧困地域を支援することに命をかけている人とか「すごいなぁ」って思う。思うけど、自分がやりたいとか、できるとかはあまり思わない。
それでも、そんな私でも、向こう隣三軒くらいの人たちの幸せを真剣に願って、全力を尽くすことに意味はあると思っていて、私が助けたい人たちはそんな近しい人たちだったりする。
その「向こう隣三軒」と「半径5メートル」って感覚的には一緒だと思うんだよね。
私を中心にして、その半径5メートルは自分を実現する場所なわけなんだな。
その5メートルは、広がらないかもしれないけど、中心は自分だから、その中には入り込む人たちは自分が動けば変化していく。それと一緒にやりたいことも助けたい人も変化していく。
それでも、自分を中心とした近くの人というのは例えば親だったり、子供だったりするけど、どんなに動いても変わらなく大切ってこと。
さて、この本もある種の成功本で、はぁちゅうさん自身が動いて、もがいて勝ち得たものが書かれているわけ。
確かに彼女が言う通り「頑張ることに理由はいらない」と思うし、「どうやって頑張ったら」とか考えてるうちになんかやればいいじゃんって思う。だけど、それと同じくらいの真実は、誰一人彼女ではないってこと。
成功本なんてこれだけじゃなくて、どれだって「成功した後から、これが成功の秘訣に違いない」って思って書くものだから、最初から成功が約束されているように見えるんだよね。
それははぁちゅうだけに限らない。
大抵の成功者の本はそんな感じ。何百冊も読んだから間違いないよ。これはね。
だけど、本当はそうじゃない。
真似しても、頑張っても、「はぁちゅうにはなれない。」
有名にもなれないかもしれない。
だけど、自分を中心とした5メートルは絶対変わるよね。
考えてるだけで何もしない自分と
考えてないけど、何やってるかよくわかんないけど手当たり次第なんかやってる自分。
スマートじゃないし、むしろその瞬間はかっこ悪いかもしれないけど、振り返れば何か欲しかったものが手に入ってるんじゃない?ってなことを思ったんだなぁ〜。
いろいろ思うところがないわけじゃないけど「半径5メートルの野望」って言葉を知ることができただけでこの本の価値は十分じゃない?ってなことを思うのでした。
- 【ノート】ライフログノート モレスキン × キャスキッドソン
- 【万年筆】ペリカーノ
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2016.05.27 Friday日本ではまだでてないですかね?
よくわかりませんが、ヨーロッパではこんなのが発売されてます!
おおっ、ペリカーノさん
新しいペリカーノJrかと思いったら、その兄貴分だそうです。
ペリカーノJrではなくってペリカーノだって。
ペリカーノJrに比べますとペリカーノさんは、尻軸のあたりが細くなる作りになってます。
ね。
キャップなしで書いたらやや短かったので、お尻にキャップ付けてみたんですけど、微妙にはまりがよろしくなくて、、、なんだかなぁ〜。
ニブはAですね。
ドイツ語で「初心者」を表す言葉
「Anfänger」からとられてると聞いたことがあります。
そのニブの名に違わずやっぱり書きやすいです。
それにしても、、、最初に見たときからそうだけど、どう見ても昭和のウルトラマンにしか見えないこの万年筆。。。
青は平成ウルトラマンにみえるんだろうか?
そんなことを思っているのでした。
- 本日の万年筆 2016-05-26
- 【徒然】他人の評価などあてにしない
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2016.05.26 Thursday普段、日本語で話すよりも英語や中国語で話す時間が増えていることに驚きを隠せない今日この頃。
語学については一過言あるわけだけれど、それはまた別の機会にまとめるとして、今日は「他人の評価の話」などについて思ったところを書いてみようかなと。
いろんな言葉を使うようになって思うことというのは、「自分の言葉が意味通りに伝わるなんて、思ってるよりずっと奇跡に近い」ってこと。
「私の伝えたかったことはそうじゃないんだけどなぁ〜」
このわずかな違和感は、日本にいるとき、日本語をいつも操っていた時でも度々感じていたこと。
これはメッセージを受け取る側の問題か?
それとも、私の表現方法、表現手法の問題なのか?
そんなことを考えていたんですね。
まー、たまにね。
でも、実は日本語に限らず、意味通りに伝わるなんて本当はほとんどないんじゃないか?ということに気がついたわけです。
なんて絶望的な。。。
考えに考えて、言葉を尽くしたとしても、それが100%で伝わることがないなんて。。。
様々な手法により100%伝える、伝わるに近づけることはいくらでもできるので、そこはまた別の話。
さて、自分が発した言葉は自分が思っている通りに必ずしもとられるとは限らない!という前提に立つ時。
それがいい、悪いという評価はべつとして、「他人の持つ感覚」と「自分の持つ感覚」は違う。という視点に立って常に話をしなくてはいけないし、聞かなくてはいけないと思う。
誰かが言った「嫌い」と自分の中の「嫌い」は感情として同じではないってこと。
世の中にはご丁寧にもいろんなことを教えてくれる人がいるわけで、それが噂話として広がったりして、大きなうねりになっちゃったりする。
その大きなうねりだけを見ていると、それがあたかも正しいかのように思っちゃうんだけど、違うんだよ。
正しいかどうかではなく、他人の言葉の中に自分の気持ちを探してはいけないということなんだと思う。
何かが「好きだ」あるいは「嫌いだ」という感情は、言葉だけは共有できても一人一人まるで違うものだということなんだね。
だから、本当に「好きかどうか」、本当に「嫌いかどうか」というのは、人から聞いた話ではなく、直接経験する以外に「自分の本当の気持ちを知る手立てはない」ということなんだな。
誰かの評価や話を聞くというのは大変興味深いことだと思う。
そうだけれども、その中に自分の感情は探さず、むしろ俯瞰して、一旦気持ちを外に置いておく、くらいがちょうどいいんじゃないかな?
だから、誰かが評価した「好き」も「嫌い」もぶっちゃけどっちでもいい。
自分はどうしたいのか?
それだけが唯一重要なことなのかもね。何てことを最近考えておるのです。
- 【万年筆】OHTO DUDE
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2016.05.25 WednesdayOHTOの万年筆は何気に良いよ!
という万年筆友達の話を受けて初めて購入してみました!
Fニブにしては太いなり。
(国産3社と比べてという意味ね)
個体差があるんだと思いますけど、ペン先のイリジウムの形状が独特で、少し立たせて書かないと書きづらかったなぁ〜。
インクは備え付けで軸内に入れてあったものをそのまま付けみました。
インクが久しぶりの黒インクでびっくり!!
たまには楽しいからいいです!
首軸のところがラバーのように見えるけどプラスチックで、なんか経年変化するとペタペタしそうだなぁとちょっと心配したりして。
カートリッジはヨーロッパ型なので、代表的なところだとエルバンなんかを気軽に使うのに良さそうです。
本当はカーボンインクを入れようかと思ってたんですけど、やっぱりな勘合式だったので、やめよっと。(痛い思い出があるし)
細軸で廉価版の割に重量があって書きやすいです。
ただ、イリジウムの形状ってか位置が、、、私の筆記角度に合わないのがちょっとなぁ〜。
- 【万年筆】スティピュラ パッサポルト ルビーレッド
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2016.05.23 Mondayスティピュラ パッサポルト ルビーレッドです。
この万年筆、実はずっと気になってたんですけど、手にしてなかったんです。
万年筆好きな友人たちの評価も高かったもんですから、余計に気になってましたね。
先日そんなパッサポルトについてFBでコメントしていらした方がいらっしゃいまして、もう、気になっちゃって、気になっちゃって。。。はははっ。
ちと、別のもののついでに購入を決めたというわけ。
なかなかよろしいですね〜。
ニブがMとは思えないほど細いです。
そして割と硬めかな?と思います。
鉄ペンですし、その辺は特に気にしてないですね。
今回は備え付けだったスティピュラの純正?カートリッジインク入れてます。
ペンもさることながら、スティピュラのインクってブルーブラックなのにグレーがかったブルーブラックで、さしずめブルーグレーと言った儚い色に見えますよね〜。
そんな色味もけっこうすきだったりしてます。
ちっちゃくて携帯に良さそう(ちっちゃすぎてなくしそう(笑))な感じですので、しばらく持ち歩くかなと、思ってます。
- 【インク】ペリカン エーデルシュタイン 2016限定 アクアマリン で書いてみたよ
- 【読書】「いい人」をやめる9つの習慣
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2016.05.19 Thursday
「いい人」をやめる9つの習慣 (だいわ文庫)
いい人だ!と思われたいと思って行動することは、こと私に関して言うとよくよくあることで、長年、本当に長い間、そんなことに悩まされてきたのです。
え?いい人じゃなかったら、悪い人になるの?
いえいえ、そうじゃないんです。
そもそもいい人って、なるものじゃなくて「いい人」なんですよ。
それでね、いい人と思われたいからという理由で、言われたことに「うん」って言い続けるのは、心の中では「いやだなぁ〜」って思ってるわけだから、「いい人」じゃないんだよね。
だったら、自分の「いい人」な部分はそのままに、少し、抗って、いやだなぁ〜と思うことをちょいちょいやめてみたりするってことからはじめませんか?
ってな話から始まるこのご本、なんとなく買ったのにものすごく必死に線とか引きながら読んじゃいました。
いい本に会ったなぁ〜って思います。
今まで悩みながら、もがきながらやってきたことに対して、「それでいいじゃない!」って丸をもらった感じがしたんですね。
「他人は変えられない、自分は変えられる」と、よく言いますが、実は自分を支えてきた「根本的な性格」みたいなものは実は変えられないんです。
というか、ご本によれば、変えなくてもいいんです。(頑張っても変わらないし)
これはどういうことかというと、「舐められやすい」とか「軽く見られやすい」なんて傾向はどんなにいやだったとしても、見た目というか相手が受け取る印象だから変わらないんですね。
見た目だもん、一夜にして美人になるわけがない。(もちろん、だから身だしなみしなくていいとか、そういう話ではないです。)
その特徴は特徴として、活かすことを考えましょってことかな?
例えば私は半導体メーカーでエンジニアをしている女性ですが、顔が童顔で太っているので丸っこいんですね。そうすると「怒らなさそう」なイメージなんですって。(そんなことないし、激怒してるけどなっ。)これはこれまで何人かに直接言われたので、きっとそうだと思います。
すると、「頼みごとをしやすい」という反面、「こいつの言うことは流してもいいだろう」みたいな態度に出る若者なんかがたまにいるわけです。(たまにですけどね。)
仕事ですから、やってもらわなくてはいけないことは何としてもやってもらうわけですけど、それは何も「私が言ったからやる」って形にならなくても、上司が言ったのでやるとかそんなんでも、まー問題はないです。最終的に出来上がれば良いからね。
だけど、全く同じことを話しているのに一方では話を聞くことすらしない、一方では「それは有効ですねぇ〜今すぐやります」みたいな態度をとられると、こちらとしては面白くない。
そんな若者には「もう、一切何も教えてやらん!」ってなるんだけど、そんな人はどんなに頑張ってもその人の性格だから変わらないんだよね。
それと同じで私の方もこの「ポヤーン」とした見た目が一夜にして変わるわけでもなく、そこはどうしようもない。
もう、それはそれでいいじゃん!ってことですよ。
その「親しみやすい感じ」を変えようとしなくていいんです。
でもね、「頼まれてもやりたくない」なら「やらない」って選択肢もとれるっていうわけ。
性格とか見た目とかは変えられないけど、考え方と行動は変えられるってことですよ。
「いい人をやめる」って題名にはなってますが、自分の中の「いい人部分を最大限に楽しく活かす」というのがこのご本の本当の意図で、無理やりなにか極端にやろうってことでは「ない」っていうことにすごく共感したんですよ。
やっぱり、「ぷぅコッコはそれでいいんじゃない?」って丸をもらった感じだなぁ〜。
人の悩みというのは人それぞれだと思うだけれども、「いい人でいたいのに、このままじゃ無理だよ!」って思っていらっしゃる方は一読されると良いと思います。
他の「いい人「本」」とはちょっと違った視点に立てると思いますよ。