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【読書めも】ビブリア古書堂の事件手帖3
【読書めも】

ビブリア古書堂の事件手帖3
栞子さんと消えない絆
三上 延 著
メディアワークス文庫
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)


私は小説が苦手だ。
ブログに読んだ本の感想を書くことを習慣にして以来、
『読書家』だと言ってくださる方もいらっしゃる。
大変、嬉しいことなんだけれども、、、

でも、それはちょっと私としては眉をひそめてしまう。。。

自分ではとても『読書家』だと名乗れるようなものではないと思っているから。

なぜならば、文学書や小説類が読めないからなのだ。

この3巻の中にこんな下りがある。
嫁いできたお嫁さんが本を読まない人だという話をするところでこんなことを言われる。
『啄木の歌を一つも知らないって父が苦笑いしていたから』


そう、そういうことなのだと思う。

私の中にある読書家のイメージ。。。

文学作品の引用が口からでてくるような人を指すのだと、たぶん決めつけている自分がいる。

そういうものにはなれないことがわかっていたりする。
もう何十年も前から。。。


でもね、最近、少しでもすこしずつでも小説類が読めるようになってきた。

この本もまた、一日もかからずに読んでしまった。


これまでの私にはなかった感覚で、
これはこの本に限らず、最近、小説を読み始めたら最後までちゃんと読めるようになったものがすごく、すごく増えたと思う。


へんな話だけれど、
ビジネス書の類を半ば乱読したことで、活字に慣れたのかもしれない。

因みに、ビジネス書や科学文献の類はなんの抵抗もなく読める。
それは、ちょっと自分の名誉のために書いておこうっと。
でも、それって、、、『読書家』から私がイメージするものとは程遠いのよね( ̄▽ ̄)

だったら、そういう本をいっぱい読む人はなんて読んだらいいんだか、、、
と、思ったりするけれども
案外自分のできることなんて、自分の中ではあまりにも低く評価されているものだわ。。。
と、今日も苦笑いしたりして。


さてさて、今日の本。
これも二巻に続き、面白かった。


ライトノベルだということだそうだけど
登場人物の『本が好きだ』という思いへの書き分けが実に秀逸だと思う。


それは栞子さんが謎解きをするのにも大いに役にやっているわけだけれども、
その本に対する情熱が
まっすぐな人もあれば、まっすぐすぎるゆえにゆがんでしまう人もあり、
また、本そのものではなく、
その本をめぐる人々との関わりゆえに本を求めてしまう人がいたり、

実に面白い。

こういう続きものの小説を
マンガを読むかのように手軽に読めるようになったことに
じんわりと、喜びを噛みしめるのでした( ´ ▽ ` )ノ

あと10年も今のペースでいろんな本を読み続けたら、
私の思い描く『読書家』に半歩ぐらいは近付けるかもしれないなぁ〜
と、思ったりして(^ ^)

ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)


author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 21:43
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モンブラン149を持つ
私はブログに万年筆のことをよく書いていますが、なかでも一番好きなのはモンブラン。

えっ?サファリじゃないの?
えぇ、もちろんサファリも大好きです。

でも、とにかくモンブランのそれも割と古いものが好きなんです。

その中でもわたしの相棒ともいうべきは
モンブラン149 70年代のもの。

あっ、因みにこれは現行品


万年筆好きな人にどんな傾向があるかというのは人によって違うと思うけれど、
とにかくこの
モンブラン149
というのは、なにものをも寄せ付けないようでいて、
使う者を拒まぬ、強い意志を感じる万年筆なのですよ。

最初に持ってみると
『太い』とか『でかい!』
とか思うわけなんですけどね、、、
これが使っていくと、、、
あぁ、じんわりと、この大きさがいいんだなぁ〜って、、、思うようになる。

一旦思ってしまうと、とにかくもうこの万年筆じゃなきゃダメだなぁ〜ってなってくる。


私はいろんな万年筆を持っているけれど、
お久しぶりな万年筆を使ってはまた
149に戻る。

また、他のものを使っては
149に戻る。

そうやってまたこの万年筆を握ると、
あぁ、これだ、これだ。

字を書くのが楽しい。

そんな気分になる。


そういう万年筆はやっぱりすごいなって思うのでした。



author:ぷぅコッコ, category:文房具, 22:15
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【読書めも】ビブリア古書堂の事件手帖2
【読書めも】

ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常
三上 延 著
メディアワークス文庫
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)


ビブリア古書堂の事件手帖はこれで二冊め。


うん。面白いなぁ〜。


物語のキレはなんとなくだけど
一巻めのほうがよかった気がするけど、
この二冊めはにわかに
人間関係が華やいでくる感じを受けますね。


そこがとてもいい。


今回も貪るように読み、そしてあっという間に終わってしまった。


ちょっと悲しい。


でも、あぁ、小説って面白いなぁ〜
って素直に思える自分がとてもいいなぁ〜

ってね。


にわかにじんわり感じるわけですよ。


こういう小説が
通り過ぎるように読めるようになった自分にまた、一つの成長を感じたり。


やっぱり本は面白いなぁ〜


興味をもたれた方はぜひ、一冊めからお読みくださいませ。

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)

author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 20:24
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金ペン先のペンを買うなら
少し万年筆を使うようになると、
書きやすい、書きにくいなんてことにこだわるようになる。

もちろんペンクリニックなどで調整していただくことは可能ではあるけれど、
できることなら、文房具店でであって、そこの書き味を味わって、どんどん自分の一本にしていきたいですよね。


うーん、ロマンあるわ。


ということで、出荷のときにはかなり完成された形で出てくる
という意味では断然、国産がいいです。


その中でもわたしのお気に入りは
パイロット742


このまさに万年筆を想像させる佇まいにうっとり。

書き味も極上です。

ペン先の種類がなんと15種類あるのですが、個人的にはコンプリートしたい野望があります。

そのくらい惚れちゃう万年筆!

一本持つべし!
author:ぷぅコッコ, category:文房具, 20:45
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ネイルと万年筆
最近ですが、
ジェルネイルなるものをやっています。

普段化粧気もない私ですが
指先には派手めな装飾です。

これはひとえに
万年筆を美しく持つため!
なのです。

万年筆は筆記具ですから、
もちろん手に包まれるわけですね。
ここて、手を美しく保てばまぁ問題ないんですけど、
爪が薄くてですね、なにもしないと伸ばせないんですね。
タダでさえ、ぷっくりな指に
コロンとした爪がついてたんじゃ
なんだかなぁ〜
ってこともあって、
爪の補強にもなっていいなぁ〜って
思ったりして。

万年筆ってそんな楽しみ方もあるんですよ( ´ ▽ ` )ノ
author:ぷぅコッコ, category:文房具, 20:05
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【読書めも】ママのリスト
【読書めも】

ママのリスト
St. ジョン・グリーン 著
鹿田 昌美 訳
イースト・プレス
ママのリスト 私が死んだら、息子たちに2回ずつキスをしてね



アンビリバボーで紹介されたそうなんですが、
私は、その番組は見ていなかったものの
家族が見ていて、その音声が聞こえてきたんですね。


イギリス人男性とその家族の話。


話は奥さんがガンで亡くなるところから始まります。


息子が二人いますが、
その一人は非常に珍しい悪性のガンにおかされ、
ところが奇跡的に命をとりとめる。
そうやって、『奇跡』が起こったすぐあとの、、、
ほんの少しあとの絶望的な出来事でした。


子供はわずか5歳と4歳
一人は再発の危険もある。


そんななか、家族は『ママ』を失う。
ママは38歳。。。あまりにも若すぎる。。。


ママは自分が弱りゆく体で
自分がいなくなったあとの家族が
希望を持って生きられるように
『ママのリスト』
を作り上げるのです。

本当は思いついたことを旦那さんにそのたびにつたえたり、
書き留めたりしたものを
彼女がなくなったあと、旦那さんが清書したものです。


そのリストには
子供達への接し方、
自分の好きだったもの、
将来にわたってやって欲しいこと。
そして家族が次の人生を見つけるための道しるべが書かれています。


月並みな言い方ですけれども
『泣かずには読めません。』


でも、私には
奥さんが亡くなる時に残したリストそのものではなく、
奥さんがリストを残そうと思った
そうしてくれるはずだと信じた
そして、それを実行した旦那さんと
そこにはとても幸せな、奇跡の夫婦があったように思います。


最後の最後に出てくる
リーフくんの言葉をぜひ、かみしめていただきたいです。


ママのリスト 私が死んだら、息子たちに2回ずつキスをしてね


author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 20:39
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ペリカンBBという古典インク
ペリカンのブルーブラック
通称?BB



私はモンブランのミッドナイトブルー

をこよなく愛していて、
使っているのですが、
結構、フローが渋いインクさんのため
合わない万年筆もあるんですよね。


モレスキン

もこよなく愛しているのですが、
これがまた、
万年筆のインクを受け入れないんですね。
困ったもんです。
そんななかでも、古典ブルーブラックインクは使えます。
裏抜け滲みなし!
(ロットによってダメ子もいるらしく、ぬけぬけになるのも最近ではいて、かなり、、、ぐうううううっ)


必然的に古典ブルーブラックを選んでしまいます。


で、今まで持っていなかったんですけど、
ペリカンM1005デモ

を常用するにあたり、
ついに、ついにかってしまいました。


色味が苦手で避けてたんですけど、
いやいや、やっぱりいいね。
一番はミッドナイトブルーだけど、
これもやっぱりいい!


しかも、私のぬけぬけモレスキンは
ミッドナイトブルーを受け入れなかったのに、
ペリカンBBはその実力をこよなくはっき!
細字ならなんとか使えるレベルじゃん
(なんていうか、ギリギリ抜けない!!)

なかなかに、すんばらしい。

まだまだ、万年筆とインク、奥が深いわ( ´ ▽ ` )ノ

author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 22:23
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【読書めも】人生に奇跡を起こすバシャール名言集
【読書めも】

人生に奇跡を起こすバシャール名言集
本田 健 翻訳・解説
VOICE新書
人生に奇跡を起こすバシャール名言集 (VOICE新書)



バシャールというのはどうやら人ではないらしい。


!(◎_◎;)


なんですと!?
ガネーシャといえばインドの神様ですが、
バシャールは神様というわけでもないらしい。

なんだかわけがわからないです。

私は霊感がこれっぽっちもないので
スピリッチュアルなこととか本はあまり買うことがないです。
(宗教の本は、知りたいので買ったりもします。)

この本。。。なんで買っちゃったのかしら。

とんだうっかり星人だなぁ(笑)


宗教とかスピリチュアルとか、、、
うーん、なんていうか
物凄く傾倒はしないけど、
どれもすごくいいことを言っている。
と、思ってます。

だから、本を読むこと自体は悪くないと思うんですよね。

で、まぁ、この名言集。

ちょっと置いてきぼりにされてしまう
ところもなくはないですが、
心をつかむ箇所もいっぱいある。


ポジティブなほうがいいけれど、
ネガティブな自分に偽って、
ポジティブな『ふり』をしてはいけない。

え?だって、ネガティブじゃないほうがいいんだよね。


ポジティブなふりをするのは
ネガティブがまだ自分の中にあって、
それにとらわれているというのです。

結局、ふりはふりでしかない。

ではどうするか。
ネガティブな感情だなというのをまず受け入れる。
その上で、そこに何かポジティブな面はないか?
拾い上げていく。
そうすることで、ネガティブだった感情がポジティブな感覚に変わってくる
そういうことを感じる。

うーん、難しいけどなんとなくわかる。

自分の考え方次第
といえばそうで、
そもそもポジティブもネガティブもなく、
ただ事実があるだけ。

そこに意味付しているのは自分。
ということを認識する。


その上で、自分が常にわくわくできることを選ぶように
自分を変えていくこと。


過去でもなく、未来でもなく
今、この瞬間をワクワク生きる。

そんな感じのことが書いてある。

たしかにその通りで、
たまに、そういう言葉にさらされる
ってのもいいものだなぁ〜
なんて思うのでした。


とにかく、ワクワク!今を生きる!


なんかいいじゃないですか。


最後まで読んでもバシャールはなんなのかあんまりよくわからなかったけど、
誰が言ってるとか、なんだとか
あんまり関係ないのよね。

良い言葉は良い言葉だし、
それを読んで少しでも
そうだなって思えることがあったら
いいかなぁ〜ってゆる〜く思うのでした。

人生に奇跡を起こすバシャール名言集 (VOICE新書)

author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 20:52
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【読書めも】ウェブはグループで進化する
【読書めも】

ウェブはグループで進化する
ポール・アダムス 著
小林 啓倫 訳
日経BP社
ウェブはグループで進化する ソーシャルウェブ時代の情報伝達の鍵を握るのは「親しい仲間」



TwitterもFacebookも使い始めてからおおよそ2年もたったかしら。

Twitterを通してはオフ会があり。
Facebookは当初旨味がわからなかったのだけれども、セミナーなどに参加させていただくにつけ、なんとも強力な武器になることを知ったのでした。


この変化。
ウェブ上にいる人
(本当はそんな区分けはないのだけれど)
と、いわゆるリアルな友達は
リンクしないと思っていたのが、
そうではないことだと知るというか実感して、、、
でもその感覚を言い当ててくれているものが、私の中に存在しなかったのです。

この本も例によって
あるブロガーさんが推薦されていたもので、
本談義をするために手にとったのです。


そんな『些細なキッカケ』は
まさにこの本でいうところのグループにより導かれたのだと思うわけです。


本書を開いて読みはじめると、
これまでTwitterやFacebookに自分が感じていた感覚が
あたかも言語化されているような錯角に陥りました。


そうなんです。
リアルとウェブに境がなくなってきている。
むしろウェブのあり方が
友達とのつながりの一角を担うようになったんだな。
ということを知り、深く頷くのでした。


新しい情報は
友達を通じて
というのを一番強く前面に出しているのは
おそらくFacebookではないかな?
と思うのですが、
その仕掛けと、そこから浸透する
新しい情報への
『違和感』
というものはこれまでのウェブ情報に比べると
『ものすごく小さい』ことに気がつくのです。


最近、ブロガーさんが推薦されていた本は
『とてもあたりが多い』ということを
度々、このブログでも書かせていただいているのですが、
その『成功体験のようなもの』が蓄積して、
新しい本の購入にしても、
『この人が推薦するなら』
となるわけです。


そこでいう『この人』というのが
結局のところ友達のつながりで知ることになるわけですが
そのプロセスは
ウェブがない時代から続くネットワークと変わらないんです。
むしろ、一歩踏み出して、実際に友達(Facebookっていうところのつながりですが)にでもなろうものなら
ウェブがなかった時代には考えられないほど急速に
その『友達の友達』について知ることができるのです。


この本の中で
人はいろいろなグループに属していることが書かれています。

それは『そのように仮定する』といったレベルではなく、
実際に自分を中心にいくつものグループ、
例えば学生時代の友人、会社の同僚、スポーツクラブのメンバー、家族といったグループを
持っているということを図と文章で示してくれています。

それは厳然たる事実であることが突きつけられます。


そのグループを意識するだけでも
今、自分はどこにいて、
どのような情報が得られて、
また、どのような偏った状態にあるのかなんてことも考察できる。


実に面白い!


この本はそのグループ間の
『信頼性』と『情報拡散』
をマーケティングに利用することに目を向けて書かれているので、
ときに、企業のマーケティング側に
この関係性を利用するようにとのすすめも含んでいます。

たまに
『これをうまいこと利用されれば、
購買意欲のようなものを掻き立てられるのは間違いないし、
まずいよね』
ってことも思ったりもしました。


でも、
私の見るところ、世の中の企業は
このグループを利用したマーケティングをうまく使えてはいない
と、思うわけで、こんなところにビジネスチャンスがあるかもね。
なんてことを妄想したり。


今、このときの社会の一端をつかむのに、ものすごく興味深い本であることは間違いないです。

ウェブで何かしたい、
何かしかけたい思いがあるならば
企業家であるかどうかにかかわらず、
読んでみるといいかもねって思いました。



ウェブはグループで進化する ソーシャルウェブ時代の情報伝達の鍵を握るのは「親しい仲間」

author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 18:01
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キャップレス デシモ という万年筆
パイロットの万年筆で
キャップレス
というのがある。

こちらスチールペン先


こっちは18金ペン先


ノック式の万年筆では
素晴らしい書き味と機構なのです!

キャップがないタイプの万年筆というのはいくつかあるのですが、
どれも飾りのようなものが多かったりします。

そんな中、このキャップレスだけは違うのです。
日本人の緻密さが現れていると思うくらいの美しき機構。
そして他のキャップありの万年筆をときに凌ぐのではないか!?
と、思われるほどの書き味と。


絶賛!!


さて、ロングセラーであるキャップレスには
キャップレス デシモ
というお仲間がいます。

普通のボールペンよりすこーし太いぐらいで、きっとはじめてもたれる場合などには最適だと思ったりします。

一方、キャップレスの方は少し太め
4+1ボールペンくらいを思い描いていただければ感じが近いと思います。

男性なんかはこちらのほうがいいかな?という方もいるのでは??
(ちなみに私は断然、キャップレスが好きですが、おじちゃんではないです)

まぁ、万年筆の中では異色ですが、
逆に他の筆記具になれた方にとっては楽しく使えるのではないかと思います。

お一ついかが?

デシモは18金ペン先だけですよ( ´ ▽ ` )ノ

author:ぷぅコッコ, category:文房具, 19:55
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