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【読書めも】がんばり屋さんのための、心の整理術
【読書めも】

がんばり屋さんのための、心の整理術
井上 裕之 著
サンクチュアリ出版
がんばり屋さんのための、心の整理術 (Sanctuary books)



こちらはFacebook上で野呂エイシロウさんがご紹介されていた本です。

著者さんはお医者さまなのですが、
ご専門は心のお医者様ではなく、
歯医者さんだそうです。


ふ〜ん。


実は私はメンタルヘルスに関する本を読み漁っていたことがあります。

人からどうみえるかということは別にして、割と思考はネガティブなのです。
うーん、ネガティブだったと書きたいな。
まぁ、でも、簡単にネガティブに引き込まれます。


結局のところ人に何かを指摘されたとしても、それが悪いことだということもないし、私がうまくいかない原因でもない。ましてや、その人がどう考えているかなんて、わからないのですから、究極に悪いことを言われたとしても、それは自分の捉え方一つというわけです。


淡々と書いてますけれども、
こういう境地に至るまで
それこそ、スタバでラテを頼んだ際に店員さんがクスッと笑ったのをみただけで、
『いま、私、変だったかしら?』
と思っちゃうくらい。

どんだけノミの心臓かってことですけど、実際にそういう人間だったのだから仕方ないです。

この手の悩み、経験したことがない人は『絶対にわからない』
なんで、悩むのかわからない。
なにに、悩むのか想像もできない。

それゆえに
『そんなこと言ってないで、がんばりなよ』
って簡単に言ったりする。

どんだけ無神経やねん。。。

と、思うこともあるけど、
言われた方は
薄笑いを浮かべて、ちょっと困ったように『うん、がんばる』って言ってみる。

そして、その口に出した言葉に縛られて、また頑張れない自分に苦しんだり。


全ては一見くだらない負のループで、
それは全部自分で作り上げているんでしょ?って言われたら反論できない。
でもね、そうなっちゃうんですよ。


うつ だとかどうだとか
本当は脳の病気なのかどうなのか
私は専門家ではないからわからない。


そして、本当に心が疲れている人に
どんな言葉をかけたらいいかわからない。
本当に疲れた自分の心とどう向き合ったらいいかわからない。
(今はだいぶコントロールできるようになりましたけど。成長です( ̄^ ̄)ゞ)
そんなことになるのです。


この本ではそういう『どうにもほぐれない悩み』を抱えた人を、優しく抱きしめるような文章が続きます。


がんばりすぎないで。
もう頑張ってきたんだよ。
でも閉じこもらないで、
ほんの少し、あと半歩でいいから前に進んで。



書かれていることはとても
『優しい』



多くの本からも同じメッセージは拾えるかもしれない。
深く深く考えて、そういう境地に至るかもしれない。


逆にはじめて手に取る人ならば
そうは言ってもできないよ。
って思ってしまうかもしれない。


多くの本で
過去にこだわりのある人には
過去の自分を認めて、憎しみを持つ人に許しを与えることで、心を開放することができる。
という説が説かれていて、そうできなければならないのだと、半ば脅迫するようなことを書いている本もあります。

でもね、そんなことできないんですよ。
なんですかその『許し』ってのは、
言うは易く行うは難し
ですよ。全く持って。
人生の全精力を傾けても、うまくいくかどうかの大勝負でしょ。
だって憎んでた人を許すんですよ。
びっくりです。
確かに出来れば人生は変わるかもしれない。でもねぇ〜(。-_-。)

。。。


同じようなシチュエーションはこの本にも出てきます。

でも、
『許しを与えよ』
とは書かれてないんですよ。

『あぁ、それならトライしてみてもいいかなぁ〜』そんな感じの書き方です。


それがすごく
『優しい』んですよ。


ネガティブの刃を自分に向けた人に
ネガティブになるなと言われても
自分に向けたその刃を
簡単に止めることはできないのです。

とてももどかしい。
みている人ももどかしい。
でももっと辛いのは当事者です。

そんな頑張っている人に読んでもらいたいな。

そして、そういう本が必要な人がいるのだということに気がつくために、バリキャリなビジネスパーソンにも読んで欲しいな。

軽く発する強い言葉が
どれほどの刃になりうるのか
ということを感じればいいと思う。

まぁ、手とって読んでみるビジネスパーソンはそれだけでちっと心が寄り添えると思うけどね。


がんばり屋さんのための、心の整理術 (Sanctuary books)

author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 18:07
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2013年用限定スヌーピーモレを使うぜい!
最近ですが、
2012年の7月から2013年の12月までの18ヶ月をカバーするスケジュール帳がモレスキンよりではじめているんですよ。

そして今年はなんと、
限定スヌーピーモレですよ。


スヌーピーモレといえば、
2012年用に12ヶ月バージョンのダイアリー(レギュラー)を会社用にと買って、使っているわけなんですよ!!!


だが、しかし、、、
一日一ページと、ものすごーく小さい欄しか持たない見開き二ヶ月のスケジュールでの会社生活は厳しかった。。。

そもそも私は文具好きでなければ、会社のスケジュールをノートで管理しなくてもいんぢゃないの?
ってぐらいパソコン利用度の高い職種だったりするのです。。。

でもね、ノート使いたいんですよ。
んで、会社用とプライベートを混ぜて一冊にしよう!!
ってのもやったんですよ。。。
数年前に。。。

でもねぇ〜ほぼ日とかさぁ〜
持ち歩くと重いんだよねぇ〜(⌒-⌒; )
だって、本とか持ち歩いてるので。。。カバンの持ち手とかきれたことあるし。。。(; ̄ェ ̄)

で、今は
マイクロスケジュール帳!ライフログノート!ご飯日記(三年手帳)を持ち歩き、会社予定とは分離しているのです。

ふむふむ、よしよし。

あっ、会社の手帳の話でした。。。

えっと、仕事が忙しければ忙しいほど、実際にノートに書ける分量は少なくなって、すっかすかだし、かと言って会議のメモには足りないし。。。
ラージにすればよかったかなぁ〜って、、、

思っていたところに!
限定スヌーピーモレ18ヶ月バージョンですよ。
レフトタイプで、見開き一週間プラスメモページが一ページ
ここのところの私の研究によると、ラージサイズのスケジュール帳の一日の欄で私の一日は足りそうだし、その週の会議メモは右ページにかける!


むむむ!!!ニヤリ( ̄▽ ̄)


これしかないな!
と思って購入決定!

即行動!

ということで、6月最終週からはラージモレに変更( ´ ▽ ` )ノ

今までありがとうレギュラーモレダイアリー!!!君が気がつかせてくれたことは忘れないよ!


まっ、あえてポイントをあげるなら、どっちも限定スヌーピーモレだ!ということぐらいでしょうか(⌒-⌒; )



今回買ったラージ( ´ ▽ ` )ノ



こっちはレギュラー
author:ぷぅコッコ, category:文房具, 19:14
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【読書めも】小さく賭けろ
【読書めも】

小さく賭けろ
ピーター・シムズ 著
滑川 海彦 、高橋 信夫著
日経BP社
小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密


リーンスタートアップ
リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

と並んで売り出されているんですよね。
『二つを並べて読んで、コンセプトが似ている』
というのは容易いのですが、
私はあえて違いはあるのか
ってところをうすーく考えながら読んだのです。

リーンスタートアップの方が一般的にはとっつきにくいと思います。

でも、あえてあのような形式
そう、想定と実験と事実が繰り返され、そこから結論が導き出されるタイプの論文のような構成がなされているものですけれども
そういうタイプの文章はとても私にとっては読みやすいんです。

そういう意味ではリーンスタートアップの方が遥かに私の心には打つものがあったわけですが、
それは、二つを比べてという話しであって、この本に対する思いがそれによって変わるものではないし
リーンスタートアップだけ読めばいいんじゃないか?
とは思わないです。


だから、二つの本の違いに着目したい。



リーンスタートアップに書かれる
『小さな挑戦と失敗』
そこからのフィードバックのループ
というのはある一つの信念に基づいて作り上げられる一つの事業形態を最短かつ、最良な形にするための手法が段階的にしかもステップを追って書かれているのだと思うのです。

そこは定量化がなされ、
報告を受ける投資家であったり、実際に仕事を行う技術者が
納得できる方法を提供するということに特化しているように見えるのです。


その意味で、
『小さく賭けろ』
で言われる
『小さな勝負』と『失敗からの気づき』
とは少し違う部分が出てくるように思いました。


もちろん合致する部分がないわけではないけれども、
リーンスタートアップが指す『小さな実験』よりも
もっと小さいレベルでの『勝負』がふくまれていて、
『小さく賭けろ』では
スタートアップというだけではなく
『なにかをスタートするために見つけるべき軸となる道を探す』
という視点にも立っているように思ったのです。


この本の中に、
グーグルの例が出てきます。
グーグル自体は
はじめから今のような
『検索エンジン』
を作ろうと思っていたわけではない
ということが書かれていて、それは確かにそうだと思うのです。

最初から『今のような検索エンジン』を完全に計画していたわけではないというのは間違いない。

しかしながら、最初から『検索』ということをキーワードとして、
そこをはじまりとして
ドリフトしていったわけで、
がむしゃらにいろんなことに手を出した結果、『なんとなく』できたということではないのだと思うのです。

一つの芯があれば、
次々と挑戦して、失敗して、そこからまた新たな挑戦項目を見つけていくことで、到達しうる道があるのだ。

その最初の芯となる部分を探すことにすら、挑戦と失敗を繰り返して
『ある種の降りてくるようなアイデア』を見つけよう
とこの本は言ってくれているような気がしたのです。


実はリーンスタートアップを読みながら少し思ったことの中に

『確かに何かアイデアがあれば、それが荒削りであり、きちんと計画されていなかったとしても、この手法をつかって人々が欲しいものに近づけるかもしれない。

でも、そのアイデア自体はどのように出せばいいのか?

(かなしいかな?)
そこを見つけられるものと見つけられないものにアントレプレナーとして生きられるかいなかの資質があるのか?』

誰もがアントレプレナーになれないのは明らかだけれど、
もし、ドリフトさせられる理論があるなら、最初の一歩となる
『芯となるアイデア』自体も
絞り出す方法が何かあるんじゃないか?って。

その答えはリーンスタートアップの中では少なくとも私自身には感じることができなかったわけです。

ちなみに、私はアントレプレナーになるというか、起業するという意味でリーンスタートアップを読んだわけではないので、まぁ、そこはちょこっとそう思った。というだけですけれども。


そういう意味では
視野を広くして、思いついたことに挑戦して、失敗して、そこから得られるものを貪欲に探す。
という結構精神論的なことも書かれているなぁ〜という印象でした。



さて、話を変えて、
この現象、そう、『小さな勝負』というのは
勝間和代さんか書かれた
『有名人になるということ』
「有名人になる」ということ (ディスカヴァー携書)

の中にでてくる
『じゃんけん、じゃんけん、じゃんけん』
という考え方に通じるわけです。

とにかく有名になるために数をこなして、失敗して、そこから学んでドリフトして今がある。
と勝間和代さんは言っておられるわけですが、、

勝間和代さんだったからそうなった
というのは勝間和代さんにかかわらず、誰であってもそうであって、同じだけのじゃんけんを繰り返したら『有名になる』ということでなく、動かなかったときよりも何者かになる!
何かをなし得るためのヒントを得るはずなのです。

『そうやって小さい勝負をしてみたら』
ってことを言っているんじゃないかなぁ〜

と、そんなことを思ったのでした。



さて、
この本の中心に据えられた成功の例は
『ピクサー』のそれなわけですが、
そこは実際の本に譲るとして



私の心に刺さる成功例というのが二つばっかりあったので、その一つをちょこっと紹介。

アメリカ軍の戦い方に関する記述

冷戦時代からの戦いからアメリカ軍は戦い方を変えなくてはいけなくなったという話。

ベトナム戦争は冷戦で想定される戦い方をから脱却することはなく、敗北をきすわけです。

それは、『仮想敵』とみなしているものと、現実に『ズレ』があるからにほかならないわけです。

その現実を埋める術は一つ。
実際に戦地に立ち、
思い込みを捨て、
その地に生きる人を理解するための努力を繰り返す。
ある意味本当のなかまになる必要がある。


でも、考えただけでもそんなことスマートにいくわけがない。


でも、それを泥臭く、やり続けるという道だけが、成功するために必要なことなのだということ。


最初に現地の人に受け入れられないから
『や〜めた』
ということでは得られない。
元のやり方に戻ったのでは得られない。ということ。

何回も挑戦して、信頼を勝ち得る過程は小さな勝負と失敗と、そこからの改善によるし、そうしないとうまくいくわけはない。



文字で書けば簡単だけれど、
そんな簡単なことじゃない。



でもそうやって視野を広くすることが身を助ける唯一のことかもしれないとも思うのです。


『これからの正義の話をしよう』
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

のなかにこんな話がでてきます。

うろ覚えなので、細かいことはまちがっているかもしれないけど、、

ある軍の小隊は
その先にある反政府組織アジトの一掃作戦のためにそこにいた。

あと数時間で計画実行という時、
そこにヤギを連れた少年が現れる。

軍の規則によるとその地域にいるものは反政府組織の一因であるため、殺す必要があるというのだ。

『それは一般人ではないということを指し示している』

小隊の存在が反政府組織にしれれば、作戦は失敗。小隊は全滅の危機にさらされる。


その少年を殺すべきか。否か。


身がちぎられるような思いのなか、隊長は、その良心ゆえに、その少年を殺さない。
という判断をくだす。



結果は?
そのすぐあとにその小隊は反政府組織の人間によって全滅させられる。



その少年は反政府組織の一因だった?
もしかしたら、拘束され、ゲリラによって拷問を受けたのかもしれない。


それは誰にもわからない。


その隊長の判断は正しかったのか?


と、問題提起するわけだけども、
もしも、その地域に根差して、多くの集落の人たちと交流があったとしたら。
間接的にもその少年が何者かを知るてかがかりを持つことができたのではないか?

どうやったとしても
うまくいかないことはある。
でも、その一つ一つを潰していく唯一のことは『知っていることをできるだけ増やすこと』
そのためには『小さな勝負』を繰り返すこと。
手を変え、品を変え繰り返すしか方法はないのかもしれないと思うのです。

でも、そうすればyesかnoかでは決まらない第三の道がみえるかもしれないとも思わせてくれるのです。


『小さく賭けろ』
とは、生き方そのものをといているんだなぁ〜と思って読んだって話でした。


小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密





author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 17:38
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改めてジェットストリームを再び買ってみた。
ジェットストリームが苦手
ということを書いてきたのだけれど、
うーん、どうなのかしら?

と、思い、
もしかしたら。。。
なんて期待のもとに
ジェットストリーム4色+1
を改めて購入して見た。

うん。ビクーニャのがやっぱり好きだ。

しかし、そんなにぷりぷりしていた時とは感想が異なる。

ん?力を抜いて書けば
ちゃんと滑るのか???

ん?

なんかボールペンも書き方次第なのか。。。な?。。。

よくわからなくなってきました。

まぁ、今回のはなぜか大丈夫そうなので、しばらく使ってみる

ことにしました。


。。。
ボールペン難しいなぁ〜

。。。




ピンク購入してみた( ´ ▽ ` )ノ
author:ぷぅコッコ, category:文房具, 22:14
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【読書】リーン・スタートアップ
本との『一期一会』

リーン・スタートアップ
エリック・リース 著
井口 耕二 訳
伊藤 穣一 監修
日経BP社
リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす



すごい本なのですよ。


私は本を読む時、線を引くことも付箋をつけることもほぼ、ありません。
読み終わった本はものすごく綺麗(笑)
本当に読んだんかい
ってくらい。

そんな私が、ドッグイヤーと呼ばれる折れ目を次々と本につけて
貪るように読んだ本があります。
それが
史上最強の人生戦略マニュアル
史上最強の人生戦略マニュアル

という本で、勝間和代さん本である
10倍本に書かれていたのが手にとったきっかけだったと記憶してます。
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法



すごい、衝撃でして、、、
心に刻みたい部分がいっぱいあって
折れ目を付けまくったのです。


それから3年くらいたったのかな?
それなりに本は読んでますけど、
そんなことした本はそれ以来
一冊もないんです。

たまには折れ目をつけることもありますけど、
それは
『あっ、ここ、ブログに書こう!』
とか思った場所だけで、大抵1ページくらいかなぁ〜


なんで、そんな話を書くのかというと、
その驚くべきことが
数年の歳月と、数多の本をこえて
今日紹介するリーン・スタートアップ
で起こったからです。


ココフセン
ココフセンカード カラー S

というカード型付箋を最近、持ち歩いているのですが、
おもむろにそれをカバンから取り出し、
付箋はつぎつぎと本に貼られ、
オレンジと黄色のラベルを使い切り、
黄緑も貼って、
なんだか本の上がお花畑のようになってしまいました(。-_-。)


それ程に気になる部分がいっぱいあったのです。


Facebookを通して
お知り合いになったブロガーさんが
『一度でこの本のことをブログに記事にするのは難しいので、章ごとに分解して書くことにする』
というふうにおっしゃったことが
ものすごくよくわかります。



深く知りたくなる!



深く知るためには分解して自分の考えたことをブログ記事にするというのはとてもよい方法だと思うのです。


すごく自分のためになる。


それはわかりますし、
やってみたい!
けれども今日はとりあえず全体を通しての感想を書きます。



実はこの本との出会いは
新宿紀伊国屋本店さんで
イノベーションフェア
というものが開催されていた
ゴールデンウイークの5月5日にさかのぼります。

こちらもSNSを通して
お知り合いになった日経BP社の営業さんが、企画されたもので、
彼女が作られた
フリーペーパーがもらいたくて
新宿まで足を運んだのです。


で、その場でこの本を買ったのかというと
実は違うんです。
そのフェアの場で私が気になった本といえば、
木嶋佳苗というひとの裁判記録が書かれた
『毒婦』
という本で、、、
毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記



その本をちらちら見ながら、
『いかーん、これイノベーションでもなんでもないやん!!』
と思いつつ、丁寧にその本をもどし、その本を買うでもなく
フリーペーパーがもらえたことに満足して、その場をあとにしたのです。


地元に帰ってから
喫茶店で
『イノベーションは失敗から生まれる』
と題した
フリーペーパーを読み始めまして


いやぁ〜これが、おもしろい!


まぁ、その話はおいといて、
その1番最初のページに紹介されているのが
この『リーン・スタートアップ』でした。

何が気になったかというと、
新しく売り出しているんだから当たり前ですが、
私は見たことがない本だったということ。
うん。新刊本に弱いんです。

しかもAmazonでみるとわからないんですけれども
実際の書店さんで発売されている
リーン・スタートアップには帯がついていて、

そこに著者さんの写真があるのですが、

この方が実にいい顔をしてらっしゃるんですよ。

この顔はどこから作られるのかと、
ものすごーく気になって
すぐさま、地元の本屋さんで買ったのでした。

こんなことなら新宿紀伊国屋さんで買いなさいよ。
ということを突っ込まれてもおかしくないですよね。。ははっ。



この本は
『トヨタ生産方式の真髄』
とも呼べる多くの手法を
生産ではなく、新しい事業の立ち上げに応用する
ということを軸に書かれているのです。

いやっ、書かれているということではなく、
そういうやり方で新規事業を立ち上げることが
いかに効果的で、無駄がなく、そして着実に成長するか
ということを解いています。


著者さん自身が
もともとプログラマーであり
アントレプレナー(起業家)
であることが非常に大きな意味を持っていると私は思っていますが
一見、起業や新規事業立ち上げとは関係ないというか
そんなやり方は受け入れられないだろうな
と思われるような従来にはない
新規事業立ち上げ方法を提案し、実行してきた経緯が書かかれているのです。

でも、一つ一つの手法は
新規事業の立ち上げに有効につかわれてこなかった
というだけで、どれも昔からあるものを組み合わせて
新しい価値を創造する
そんな方法なのです。


これだけ聞くと、
ジョブズを思い出しませんか?


iPhoneだって、iPadだって
技術面だけに特化すれば
多分既存のもので、Appleじゃなくてもできたんですよ。


じゃあなぜ他の会社にはなぜできないか。


できないといっては語弊があって
本当はできているんです。
ただ、それが、消費者の欲しい形とはずれていて、
Appleは合致していた。


ただそれだけと言えばそうですが、
その消費者の欲しいものと合致する
という感覚が非常に大切なのです。


それは、技術に優れているということではなく
市場調査が十分ということでもない。

かつて
スティーブ・ジョブズは
『市場調査はしない』
といっていました。
消費者の欲しいものは『自分』がわかっているのだと。
そんなことを言いたげで、
さすが、カリスマ!
なんてことを思うわけですけど、


消費者に
『何が欲しいですか?』
という類の市場調査をいくら重ねても
見たことも聞いたこともないような自分が本当に欲しいものなんて
正しく言い当てられる人はいないのです。

でも、
『この製品のAとBはどちらがいいですか?』
という問いには誰だって答えられるのです。
使ってみればね。


このようにかなり早い段階で
製品を世の中に出し、
消費者(アーリーアダプタ)に使ってもらい
製品へのフィードバックループをつくる。
特に製品の出来上がるまでのプロセスを細かく分解して
『実際に使ってもらい』
思いも寄らない答えから
また新しく創造すること
というのを繰り返すと
ジョブズのようなカリスマでなくても
人々が漠然と
『欲しがっているもの』が
形になるのということなのです。

この『人々が欲しいものを掘り出す過程』が
まさにスタートアップ
なわけで、それをいかに無駄なく、着実に行うのか
という方法論が
とにかくてんこもりなのです。
しかも実例付きでね。

これらの多くの手法は
『効率を重んじる』これまでの流れとは全くちがうものに私の中ではうつりました。

効率という意味なら
専門家は専門家として仕事をするのが効率的なはずなんです。

意識を共有させてとか
市場にこまかく製品を出してテストして
改良するといったことは
仮に、自分たちが作っているものが
完全に世間が欲しいものと合致しているなら

『非効率』

ですよ。
最初からわかっているんだから。
消費者の欲しいものは。。。

でも、この本ではそこを指摘するのです。
『世間が欲しいものを作っていると
どうやって知るのですか?』
とね。
確かにその通り、そこにこれまで着目していない。。。ということに気がつかさせられるのです。

感覚やノリ、カリスマ性
そんなことではなく、
誰にでもといっては言い過ぎですが、
市場から欲しいものを吸い上げる
確かな方法があると示してくれるのです。

そして、その過程一つ一つが
ものすごく『人間くさい』

そして、消費者の近くにいる。

それは営業さんだけではなく
技術者も起業家自身も
みんなが顔が見えるところで働いているように見えるのです。



うーん、
感想がうまくまとまるわけはないんだけれど、
というか、次から次へ書きたいことがあるんですが、
とにかく、『ものすごい本』で、
起業したいんだ
と思ってるとか思ってないとか
そんなこと関係なく、
全てのひとが
社会で仕事につく、全ての人に
『新しい可能性を届ける本』だと思ったのです。

この手法をもとに成長した
数々の事業を垣間見るだけでも
この本に読む価値があると思いますし、
正直
『アメリカ、、、すげーっ』
と思うのに加えて、
なんか『悔しい』
多分、私たちにもできますよ。


うん、
やっぱり、章ごとに分解して
紹介するのがおもしろそうだわ。
一人読書会しなくちゃ(笑)


私はこんな感想を持ったけれど、
他の人はどんな感想を持つのか、
とても気になる。


そして、多くの人の目に触れることを望みますね。

リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす










author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 06:55
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【読書】今までで一番やさしい経済の教科書
本との『一期一会』

今までで一番やさしい経済の教科書
木暮太一
ダイヤモンド社
新版 今までで一番やさしい経済の教科書


読んだら感想書きます
といっていたのに、だいぶかかってしまいました(。-_-。)

さて、何度となく言っておりますが、
大変お恥ずかしいことに
『経済』
には詳しく無いどころから
興味も正直なかったです。


何か思いつかない限り
例えば、
『私!こんなに経済知らずではダメじゃん』
と、いきなりビビっときたり、、、
しない限り(本屋さん巡りでそんなことがあったりすることもあるんですけどね)
買わない類の本だったりします。


そして、買ってもさらに
『積ん読』
ということも往々にしてあるということで、
ほぼ、この手の本が全部読まれることはない。。。

という事情を考慮すると
完読できたことに、まずは感動だったりするのです。



「今までで一番やさしい」
という題名に負けないくらい

『やさしい』

です。


このやさしいという言葉
なにがやさしいのか?というと


時事問題で聞く言葉である
円高
不景気
ゼロ金利
TPP
M&A
国債

FX
などなどなど。

なんとなーく、知ってるよ。。。
なんとなーくね。。。

。。。

嘘つきました(。-_-。)。。。よくわかりません。


という事柄が
実にわかりやすく、簡潔に説明されています。


ここで、注目すべきなのは
簡潔に説明されているだけでなく
難解な経済用語も散りばめられているのに

戻り読みをしなくてよい

という点にあるのです。


これは実際に
他の経済系の本で私がよくよく経験したことですが、
例えば、円高という言葉にたいしての
イメージがつかめない時、
そう、1ドルが80円だと円高で、
それが1ドルが120円になると円安で、、、、

ん?単位は1ドルで、数字は二つで
円安だと
120円で、、、んーーーー
80円は高い。。。

数字みてたらちっともわからん


ということになるんですけど、
(まぁ、ぷぅコッコねーさんがアホなんじゃろと言われればそれまでだけれど)

で、あれ?やっぱり意味わからないから
もう一回戻って読むか。。。
戻ってもわからない。。。ん???


円高の例はまぁ
あまりにもひどいとしても、
なにか用語がでてきて
『先に説明したとおり』
といわれても、
それを咀嚼するに至っていないので
先に進めないのです。

非常に困ったことで、
それが嫌な原因でもあったわけです。

この本についていえば、
そういうことがなくて

『咀嚼できない』というのがない!

それがなんともすごい!


本の内容自体は
経済学のさわりのさわり
かもしれないし、
専門的に勉強された人には
きっと物足りないだろうし、
解釈が。。。と、いちゃもんを付けたくなる人もいるかもしれない。
(実際、前作にいちゃもんを付けている人をAmazonレビューでも見かけたし)


でも、ですよ!
解釈の違いなどということは
多少なり自分が知っている
分野である場合は
ということなのです。


この本が示す本当の意味で必要なことは
数々の経済用語が
生活に直結していて、
それゆえに経済が、そして社会がまわっていることを
『実感』
することにあるのです。

そのうえで、興味があることがみつかれば、
自分で他の本にあたって
学べばいいのです。


一人の人が社会で生きる
という場合に必要な最低限知識なんだと思うのです。


その意味で、この本は本当に教科書になればいいと思いますし、
なんとなーくしらないうちに
そのまま大人になっちゃった人は
恥をしのんでも読むべき本だな!
と確信するのです。


ということで、最後まで読み終われて本当によかった。


著者の木暮太一さんに感謝です。


さて、
この本を読んだあとは
自分の生活について見直してみよう!
ということで、
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』
僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)

が絶対、おすすめ!


どちらも、
今いる社会と自分が
どのように回り、そして生きるのかということを
知るための助けになるなぁ〜
って思いました。



経済って、、、
知らないとちょっと恥ずかしいけど
なんか、今更、聞けないよね。。。
という感じで、大人になっちゃった方は必読です。


そして、自分の子供にも
『これくらいは社会で生きる者として知っておくべきよ( ´ ▽ ` )ノ』
と言いながらさりげなーく
読んでもらっておきましょう!


ビジネスマンは日経新聞読め!

と言われますが、
日経新聞よりも先に読み始めないと!
ですよ(笑)

新版 今までで一番やさしい経済の教科書







author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 18:09
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おしゃれな佇まいのシャープペンシル
シャープペンシルというと、
中学生、高校生の愛用品ですよね。

当時のことを思い返すと
0.5ミリ芯の通常のものから
0.3ミリ芯の製図用シャープペンシルを
使ってみたり、
やたらと堅いHの芯を使って、
やっぱりHBとHの間くらいじゃダメよね
と勝手に思い込み
F芯を使ってみたり
と、ビミョーなこだわりを持つ娘でございました。

さて、社会人になるとなかなか
シャープペンシルって使う機会が減ってくるんですよ。

最近では消せるボールペン
フリクション
の台頭もあり、ますます使わない。

というわけで、
最近手にするペンシル系は
割と流行りの0.9芯以上のものを好んで集めてました。
自分に、、、というよりは
息子さんたちが主に使ってます(笑)

だが、しかしですよ。
やっぱり一本くらいかっこいい
0.5芯シャープペンシル
欲しいじゃないですか!


ということで、オススメするのが
ぺんてるのケリー
です。

伝統的なペンだそうで、
かなり昔から同じ形で売っているみたいです。

しかも、なにがオシャレって
キャップがつけられるんですよ。

何かのおりにカバンにそのままいれてもサマになるし、
勝手にノックされて芯がでてしまうこともありません。

しかも、キャップはお尻に付けた上で、
芯をノックすることができる。

なんとなくですが、
かなり画期的です。

私が惚れたのは
限定品のゴールド

のものですが、
通常タイプも十分美しい!


特にシャープペンシルをよく使われる
というビジネスマンの方、
一本いかがかしら?









author:ぷぅコッコ, category:文房具, 20:37
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アクメのマルチペン
ワキ文具さんより
メルマガいただきました。

アクメのマルチペン!

アクメってハワイのブランドだったんだ。ほーっ。

黒、赤のボールペンと
シャープペンシル

そしてそして

スタイラスペン!
そうです入力ペンです!
ニンテンドーDSもできちゃいます。

おしゃれで

しかも

新価格になったんですって。

複合ペン好きだけど
買いすぎなので、
今回は見送りですが、
可愛らしいです。

文具好きさんにオススメ!

お一ついかが?

author:ぷぅコッコ, category:文房具, 21:44
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ファーバーカステルのルームという万年筆
いやぁ〜またまたであっちゃったですよ。

ファーバーカステルのルームという万年筆

佇まいに惚れました( ´ ▽ ` )ノ

とにかく見た目がいい。
鉄ペンは『勝つまで!?』買いません
と、心の片隅で思っていた
とは思えないくらい

あっさり落ちてしまいました(笑)

ニブがEFとFの二種類あったので
オレンジとシルバーをセレクトしたのでした。

ご興味ある方は是非( ´ ▽ ` )ノ











author:ぷぅコッコ, category:文房具, 19:08
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【読書めも】仕事で成長し続ける52の法則
【読書めも】

仕事で成長し続ける52の法則
和田 裕美 著
日経BP社
仕事で成長し続ける52の法則


実は昨日、ビジネス書コネクトナイトに参加させていただきました。

これまでTwitterやFacebookで交流してくださった方々に直接お会いできる会
ということもあって、
楽しい時間を共有させていただきました。

大感謝!

その中のお一人に
和田裕美さんのご本を題材に
勉強会を主催されている方がいらっしゃいまして、


そうだ!和田裕美さんの本だ!


と、思い立った私は、
積ん読棚から今日ご紹介する
『仕事で成長し続ける52の法則』
を引っ張り出したのです。

こんなときのためにも
積ん読必要です(笑)
いやいや、買ったらすぐ読んだ方がいいです(笑)



仕事で成長し続ける
うむっ、そりゃすごい。

でもそれがすごい
というより、
読み終わった私の心に去来したものは
ビジネス書としてはとても面白い感想でした。


なんと言えばいいか、うまい言葉が見つからないですが、


『あたたかい』
という感覚です。


厳しいことが書いていないというわけでもないし、
著者である和田さん自身は
一つ一つの法則を
なぞるように
愚直に行い、成長してこられたことと思います。

でも、それが
『すごい!でもそれは和田さんだからでしょ』
とやっかむ気持ちはないんです。
だからと言って全てをこなす事が
並大抵の努力でないことはわかるのです。


でも、そういうことじゃなくて

『あたたかい』んですよ。
そして、言葉は適切ではないかもしれないけれど
『緩い』
感じがするのです。

うーん、提案されていることがゆるい
ということではなくて、
どちらかというと厳しいです。

そうではなくて、おそらく著者ご本人がゆったりとした生き方というか
考え方をされているのだと思うのです。

そういうことが文章から伝わってくる。

そういう意味で
『あたたかい』であり
『ゆるい』
であるわけです。


その木漏れ日のようなあたたかさの
根本はどこにあるのだろうか?
と思って読み進むと
これだ!というのが
本の中に出てきます。


「陽転思考」

これは
『事実は一つ、考え方は二つ。
悲しいことも辛いことも、
なかったことにはできないので、
その事実から『よかった』を探し、
明るい方に切り替えていこう。』
という考え方はだそうです。

ご本人が著書のなかで
『これはポジティブシンキングではない』
と述べられており、
私もそうだと思います。

全てを受け入れた上で、
いいことわるいこと全ての
よい面を見ていきましょう。
という考え方なのだと思います。

ある意味
『悟り』
です。

そういう原点があるからこそ、
この本は
ほんわか『あたたかい』のだと思います。

一つ一つの法則自体を詳しくは説明しませんが
自分の生活に取り入れられるものが多いです。


そして、どの法則にもある意味あてはまりますが、

全ては
楽しいほうへ
それから成長するために
ほんの少し、厳しいほうへ
そして常に
ワクワクするほうへ

そんなメッセージかなぁ〜と思いました。


特にビジネス書には慣れていない方
が読まれるのにいいかなぁ〜と思いますし、
営業をお仕事にされている方で、
特にはじめたばかりだ
なんていう方には
気づきが多いのでは
ないかなぁ〜と思います。

『あたたかい』ビジネス書って
とっても珍しいと思うな( ´ ▽ ` )ノ

仕事で成長し続ける52の法則


author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 19:18
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