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【読書】人生に奇跡を起こすたったひとつの教え
本との『一期一会』

人生に奇跡を起こすたったひとつの教え
M・J・ライアン 著
弓場 隆 訳
ディスカバー・トゥエンティワン
人生に奇跡を起こすたったひとつの教え


本の帯には
『全米を感動させて10年のロングセラー』
とありました。
タイトルとオビだけで買ったんです。
いやはや、こんなに
『あたり』本とは思わなかった。

たったひとつの教え
と書かれた本はたいてい教えがたったひとつではないものです。
その根底に流れる考え方というのは
筋が通っているので、
まぁ一つといえば一つとなんですけれども。。。
私の中では
『もやぁ〜』
とする場合も多いです。

そんな理由で、
ここ最近この手の『一つのこと』系は
ちょっと遠慮していたんです。

でもこの本は違う。
一言『感謝すること』
これに尽きる。

そうです。この一つだけです。

いろいろな本を読むと
『感謝すること』の大切さがところどころに出てきます。

本当の意味で成功している人ほど
間違いなく『多くの感謝』に満ちているのです。

ということはほんのちょっと本を読めば
どこにでも書いてあることです。
そして、珍しく、
『読んだだけでは、やり方はわからない』
とはだれも思わないという特徴があります。

なんでかというと、形式的であれなんであれ
何かをしてもらったら
『ありがとう』
というのは、誰しもが誰かから教わっているからです。

本書はこの『ありがとう』というために
『何かをしてもらった』
というその『何か』の範囲がものすごく広く
そして
何処にでもあるということを教えてくれて
なおかつ
それを実践することで
自分の人生が正のスパイラルで回り出すことを
『示唆』
してくれています。

この本の中にこんな文章が出てきます。
『感謝に関する最近の本を読むと、
保険か何かのように扱っているものが多い。
いいことが確実にめぐってくるようにするために、
感謝の気持ちを忘れるなと言っているように聞こえる。

。。。

精神よりも物質に重きがおかれている気がしてくる。
真の感謝というものは、
私たちがそのときどきに体験する人生の奇跡に対する自然な反応であり、
欲望とは関係なくあふれ出る感情なのだ。』

このような境地に至るためには
常に存在していることに感謝し、
奇跡を感じなくてはならないわけですが、
これがなかなか現代に生きる人には難しいようです。

でも、これは心の持ちよう一つであると、
本書を読み進むと感じていただけるはずだと確信します。

誰かと比べて
『私は幸せ』
と思うことではなくて、
(そうとしか思えない時もあると、著者も認めてはいますが)

湧き上がる感謝を口にできるようにするだけ、そうなるだけで、心は軽くなり、日常になるのだと思います。

実はこの感想自体は
この本を読んだからということではなく、
私の人生で起こったことから
私が実践したり、苦しみながらも学んだりしたことをピタリと言い当ててくれているようなものだったから。
薄っぺらい感想ではなく
少なくとも自信を持って、この本にあるようなことはきっと起こると思いますと言えるのです。

このような本を読むと
『まぁ、とは言っても自分には当てはまらないし、そうなるとは思えないね』
という感想を持たれる方が必ずいらっしゃると思います。

でもこの本に書かれていることは
実践してはじめて実感できるのです。
はじめないと、どっちにしたってわからないです。

そういうチャンスを掴むのか、掴まないのか
ってのも含めてそれぞれの人の人生なわけです。
まぁ、私は
『バカみたいに鵜呑みにして実践してみようかなぁ』
って思いますし、そうすると世の中は本のちょっとだけ
よくなるんじゃないかなぁ〜って思います。

私は英語が苦手なので、
訳本がでなければ、
おそらくこのタイミングで
この本に出会えていないです。

その意味でこの本の
訳者の弓場さんと
ディスカバー・トゥエンティワンの関係者の方に感謝を!

そして、このような素敵な本として
『感謝』ということを
実体験をふんだんに織り交ぜながら
文章に起こしてくださった
著者のM・J・ライアンさんに感謝!

そして、このブログ記事を最後まで読んでくださった皆さんに感謝!

できることなら、
実際に本書を手にとってじっくりと読んで、
同じ気持ちを共有出来たらもっと嬉しいです。

いやぁ〜いい本だわ。
ちとこれは何度も読むべしだわ。うむうむ。

人生に奇跡を起こすたったひとつの教え

1400円
author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 21:38
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【読書】終わらす技術
本との『一期一会』

終わらす技術
野呂 エイシロウ 著
フォレスト出版
終わらす技術 (Forest2545Shinsyo 42)


運が良くなるということを考えると
ここ最近、実についてるなぁ〜
って思うのです。

去年Twitterで本をこよなく愛する方たちの
飲み会に誘われました。

知らない人の集まり。。。

掴むか?掴まないか?

それは自由。

でも何かを掴むとそこから静かに動き出す何かがある。
それが『運』ってやつなんじゃないですかね。

そんなご縁から
この本の著者である野呂エイシロウさんのセミナーに参加させていただけることになりました。

そのセミナーは少し先だけれど、
主催者の方がこの本をご紹介してくださったのです。

なんと、読めば
『素敵女子になれる』
というではないですか!?

それは読まねば!と、購入しました。

購入したのにはいくつか理由がありますが、
実は私はこのセミナーの主賓である野呂さんを全く存じ上げなかったのです。


んじゃ、なんでそのセミナーに参加しようと思ったのか。

主催者の彼女が実に素敵なんですよ。
んで、このセミナーは二回目になんるですけれども
一回目の会場がものすごーく素敵だったんです。

その彼女が勧めてくれるならぜひ!ってね。
でも、誰なんだろう
『野呂エイシロウさん』
ということで、早速読んでみました。

終わらす技術となづけられたこの本。
面白いです。


終わらせないから始められない。


なるほど、、、
言い換えると、
小さな成功体験を積み重ねるってことに他なりません。

話は彼がなぜこの境地に到ったのか!
というところから始まりますが、
その原動力が
『女の子にモテタイ!』

Σ(゚д゚lll)

でも、面白い!

『モテタイって実は究極じゃない』
って思うんですよね。
モテナイからモテタイ!
このパワーすごいんです。


全てをスッキリとさせて
次に向かう。

『そんなのうまくできない。』
というのは何かをちゃんと自分が確立できていないからなのかなぁって思うのです。
読み進むとドンドン、ダメ人間な自分を反省しなくてはならなくなります。

でも、
全てを単純に真似すればいい
ということではないと思うのです。
書いてあることをするとかしないとか
そういうことではなくて、

自分で決めたことを
『きちんと終わりにする』
ということを
いつもいつでも続ける。

100のことがあったら、
50は出来てる。
半分できてるからいい?

ううんだめ、

80パーセント出来てればいい?

だいたい出来てるってレベルではダメ

96こ終わらせたらオッケー?

ううん、全然だめ。

100のことをだいたい終わらせるんじゃなくて、
一つのことを一回ずつ終わらせて
それが100回ってこと。

だから一つすら取りこぼせない。

この自分で決めた一つ一つのことを
必ず終わらせる
ということをずっと続けていらっしゃる
野呂さんがものすごいのです。


でも、読みながら、
これが『本質』かも知れないと思うのです。

東日本大震災では
2万人の方が亡くなりました。

毎年、自殺者は3万人です。

こんなマスで考えると、
なんか本質がわからなくなってしまう。

でも、本当は一人が亡くなったという事実が2万回ってこと。

一人の人が思い悩んで
自ら死を選ぶということが3万回ってこと。

そういうことを意識するかしないかで
多くのことが変わってくる。

そんなことを教えてくれているように思いました。


それにしても、
ご本人は『だかしがない自分だからこそ』と再三おっしゃいますが、
『だらしない』というのとは無縁なんじゃないか?
と思えるくらいの完璧っぷりに感服でした。

私も著者の爪の垢でも飲んだら、
少しはできるようになるだろうか?
と想像するも、
野呂さんは爪の垢すら人前には出さないであろう
『達人』です。


とにかくまずは小さな一つから終わらせる習慣をもちたいものです。


まずは身の回りのお片づけからかしら。。。
ふぅ〜。。。

たしかに、実践すると
『素敵女子になれる』
かも、しれませんよ。

終わらす技術 (Forest2545Shinsyo 42)

945円

楽天ブックスはこちらから
【送料無料】終わらす技術
author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 19:45
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プレゼントに最適!
先日のエントリーで
crossテックフォーについて書きましたが!

長考の結果!

買いました!(パチパチ)

で、今日届いたんですけれども
あまりの美しさに圧倒されておりました。

するとうちの母も
『あら、綺麗!』

もともと知り合いの中学生に
お祝いのプレゼントをしたいのだと
相談をうけていたのですが、

予算5000円でということで、
テックスリーに名入れしてはどうか
という話になりました。

実はこれに決めるまでに
Twitterで中学生向け?のお祝い
ボールペンとシャーペンのセット
についてご意見を頂いたところ

まぁ、中学生にも使いやすいという意味で
ラミーあたりはどうか?
なんて話がありましたが、
予算から言っても
複合ペンはどう?

という意見も多く聞かれておりました。

『春の記念にプレゼントどうでしょう』
みたいなことをブログに書いたのに
すっかり忘れていた私。。。

そーだよ、複合ペンがあるじゃないか

ってことで、手持ちのテックスリーをみせて
名入れも出来るよぉ〜
なんて話をしてました。

でもまぁ名入れもというのは
ちこっと時間がかかりまして
おそらく最短でも一週間くらいですね。
あっ、もちろん場所によっては
30分くらいでほってくれるところもあるんですけどね。
掘る機械がないと、厳しいですね。

でも、どうやら母はこの次の日曜日にあげたいという希望があるらしく、
ちょっと今から頼むんだと厳しいのよね。

テックフォーをみながら彼女が言った言葉は
『これなら、名前入ってなくてもいいかも』
って、、、、



じーーーーっ




((((;゚Д゚)))))))





もしかして、これ狙ってます!?




『まぁ、じゃあ、5000円で売ろうか?』
と言うと、嬉しそうな笑顔がかえってきました。


まぁ、それでみんながハッピーになるならいいじゃないか。

私にはテックスリーもあるし、
一緒に同梱した中には
ゴリアット芯の青と赤。。。
これを849に入れて楽しむんだいって思ってたくらいだから
テックフォーはきっとしばらく使わないんじゃない?

などなど、まぁいろいろ思うところがあって、
有償ですが、お譲りすることにしました。

あとは母が綺麗にラッピングして
その中学生が喜んでくれれば何よりです。


にしても、中学生にcrossかぁ〜
かっこよすぎるし(笑)


author:ぷぅコッコ, category:文房具, 22:25
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こだわり文房具を読む
こだわり文房具を読む!

こだわり文房具 (エイムック 2326)


いいですね。
文房具の雑誌。

さてさて、いろんなモノが気になりますが
特に気になったモノを数点ご紹介

ロメオのノート
伊東屋さんのオリジナルだそうです。

http://www.ito-ya.co.jp/
伊東屋さんのhpから『ロメオ サイドノート』って入れて検索してくださいね。

私は測量野帳がすきなんですけど
測量野帳スケッチ セ-Y3

この大きさが特にいいんですよ。
薄さもね。

ってことで、こんな感じのノートを常に探しているのですが、
ロメオのはかなり良さそうです。

つぎにロディアの
クリックブロック マウスパッド
クリックブロック マウスパッド

マウスパッドもメモ帳が合体しているという優れもの!
机の上の省エネにも貢献です!

それ以外にもこだわり文具
オンパレード!
ぶんぐに目覚める春にいかが?

こだわり文房具 (エイムック 2326)

680円
author:ぷぅコッコ, category:文房具, 19:51
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【読書】入社1年目の教科書
本との『一期一会』

入社1年目の教科書
岩瀬 大輔 著
ダイヤモンド社
入社1年目の教科書


最近はそうでもなくなりましたが、
以前は本屋さんに平積みにされていまして、
本屋さんによるたびに『チラ見』してました。

でもね、
『入社1年目の教科書』って。。。
私は入社十数年目の中堅社員。
後輩育成、部下指導
しなくちゃいけないお年頃だけど
昨今の社会情勢に合わせるように
会社には若手もあまりおらず、
特に熱く指導する必要ある部下もいない。

うーん、売れてるのはわかるけど
買うのは悩むなぁ〜

でも、どうにも気になるので
Facebookで質問してみました。
反応が少なかったら、
買うのはやめようかなって思って
かなりダイレクトな質問でした。

すると、コメントを頂きました。
中堅社員でも十分に気付きのある内容
とのことでしたが、
私が注目したのはその回答の早さ。

どこかにその本を買うか決めかねているという人がいたら
たぶん『買う』が7割くらい気持ちの中にあるはず、
それを後押しする後一歩は
『背中を押してくれる誰か』のような気がします。

そんなわけで、後押し頂きまして、
購入しました。


本書印象は
絶好調の時の私ができていること。
絶好調の時だけです。
好不調の波があるので、
私は並の社員なわけですが、、、
普通に当たり前なんですけどね。
若い人は確かにできていないし、
できたら差別化できるよねってことが
わかりやすく書いてあります。

業種の違いから該当しないモノも
確かにあります。

しかしながら、それぞれのことは
これまでの上司から
いろいろな場面で、私が直接なり間接なりで
教えて頂いたことそのものです。

その意味で、これまでの上司の皆様
ありがとう!!と心から思いました。

でも、こう言うのって
教えてもらえないって場合もきっとあるんですよね。

だからこの本は貴重なんですよ。

全部なんてとても無理
なんて、思うことは一つも書いていないです。
極論を言えば全部できなくちゃダメだし、
みんなができてないから差別化できる!
そう思って取り組むべきですね。


本書のはじめに仕事における3つの原則
というのが出てきます。

1. 頼まれたことは、必ずやりきる。
2. 50点で構わないから早く出せ。
3. つまらない仕事はない。

全くもってその通りですが、
ちょっと分解してみましょう。

1. 頼まれたことは、必ずやりきる。
これ、『一人で』なんてだれも言ってないんです。

頼まれたことの意味がわからなければ
『わからない』と素直に言いましょう。
途中までしかできなければ
『ここから先はどうすればいいですか?』って相談しましょう。
そうやって、最後までやりきる。

『こんなことしか』任されないと思っていたことが
『こんなことまで』任されるというようにすぐになります。
これはまさに『信頼感』の成せる技で
この人に頼めば
最後までやりきってくれるし、
困ったことがあったら相談してくれるし、
コミュニケーションとれるから
『大丈夫』だという感覚をあたえる
ということです。


2. 50点で構わないから早く出せ
この部分、100点を目指しちゃう人が多いのかしら?
でもね、入社後すぐに100点をもらえる『何か』なんて出せませんよ。
というか、いくら時間をかけても
50点だと思います。

それ程に学生と社会人は違います。

会社のカラーに染まりたくない。
それはそうかもしれませんけど、
そんなの最初からは無理です。
少なくともそこで普通に読んでもらえるモノを書けてから
初めてカスタマイズできるはず
なんですよ。

最初はそのさじ加減がわからず
どんなに時間かけたって50点。

半分しか点数取れないなら、
絶対早く出したほうがいい。
正直、赤ペンをいれてもらえたなら
こっちの勝ちです。
直しさえすれば、絶対100点にちかづくんですから。


3. つまらない仕事はない。
そうなんですよ。
どんな仕事もつまらなくないんですよ。

つまらないなんて思っているなんて
残念ですし、
上司も人ですから
つまらない仕事を最初から与えようなんて
思わないんですよ。
でも、できるかどうかわからないというか、
少なくともその会社のやり方を知らない諸君に
任せられないことはあるわけです。

人間関係を早く構築し、
私に仕事をやらせて欲しい!
そんなアピールするほかないじゃない。

腹をくくってくださいね。

それが社会で仕事するってことだと思います。

思うことができないといって会社を離れることがどうなのかは分かりませんが、
納得行くまで、その会社と付き合いましたか?
それがその先もずっと問われることだと思います。
だから、何かをつかむまで、
『本当に?必要?』って疑問を持っても
とにかく『がむしゃらに』進んでみて欲しいです。


著者さんはものすごい経歴の持ち主なんですよ。
東大出で、学生時代に司法試験に受かり、アメリカでMBAとってって、
、、
なにもんじゃ?って感じです。
出来れば部下にはしたくないですね。
可愛くなさそうだもん(笑)

でも大人からの『可愛がられ方』をものすごく分かっていると思うし、
実践していると思います。
そして、少しずつ着実に
自分のモノにしている。

鼻持ちならない相手に人は
『なにも教えてくれません』
口先だけで生きているか、
心の底から頑張ろうとしているか
そういうのは
だれかしら、わかるモノなんですよ。

直接の上司でなくても、
周りで抜擢される人は
いろんな人にみられています。

そういうことを意識したほうがいい。


そんなことを強く思う本でした。


この本の中で
著者の岩瀬さんは
ライフネット生命社長の出口さんから
こんなことを言われています。
『古典を読んで理解できなかったら、
自分がばかだと思いなさい。
新しく書かれた本を読んで理解できなかったら、
作者がばかだと思いなさい。』

私はビジネス書に書かれる基本は
結局のところ古典に
回帰すると考えています。

だから古典は生き残っている本である
とも言えるわけで、
とにかくこの言葉に個人的に
ものすごーくひかれてしまいました。

ノートにうつさなくては!


若い読者には是非この本を
『鵜呑み』
にして頑張ってもらいたいと思います。


私も常にできているわけではないし、
『ああ、そこはやらないとねぇ〜』って
思った事も結構あったので、
もうちょこっと頑張らなくちゃね
って思いました。

うん。中堅社員にも結構効く内容です!
文句なしでオススメします。




author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 21:30
comments(0), -, - -
【読書】毎日続く勉強法
本との『一期一会』

毎日続く勉強法
多田 健次 著
日本実業出版社
仕事と無理なく両立できる 毎日続く勉強法


SNSというのは良くも悪くも
『一期一会』を感じやすい場所だなぁ
とここの所、強く思うのです。

こちらの本もFacebookがきっかけで
献本して頂けた本です。


自主的に勉強する大人っていうことを考えますと、
こんな人たちを想像できます。

まずは、仕事を得る為に勉強しなくてはいけない人

例えば弁護士になる為には弁護士資格が必要です。
そう考えると、仕事をするためには
その資格が絶対に必要。
でもこれって、
割と仕事を始める前からこの資格を持っていてという方が
圧倒的におおいですね。
でも、学校でやる勉強とは違って
『自分本位』で進めなくてはいけません。


仕事を続ける上で、幅を広げるための勉強をする人

たとえば、企業の知的財産部の人なんかは
弁理士資格をもっていてもいなくても
仕事はできます。
ただ、もっているのといないのでは
人生における幅や、仕事における
『深み』
が変わってきます。

えっ?給料はあがらないのかって?
それは会社ごとなので、なんとも言えませんが、
直接的な手当がないという企業も実際にはあります。

TOEICの点数なんかも同じです。
確かに管理職への登用条件として
点数が何点以上
というのを挙げる企業は増えてきました。

でももう勤めているので、
必ずしもとらなくてもいいかもしれないです。
課長にはなれなくても、
それを理由にやめさせられることはない
というだけなんですけどね。


仕事を変えるために全く新しい分野に対して勉強する人

仕事を持ちながら勉強するのか、
それともやめてから勉強するのか
など、別れるところではありますが、
そんな感じで勉強しなくてはならない人
というのは結構いたりします。


そうでなくても勉強した方が
もちろんいいんですけれども
考えやすいゴールなので
資格試験というのはありだと思うのです。


この本のメインテーマは
『無理無く続けられる勉強方法の模索』
であるわけですが、
その題材として、『資格試験を取ること』を想定して書かれています。

その意味で、この本は
資格試験を取る人の一部ではなく
おおよそ全部の方に向けて、
『考え方』と
『時間の取り方』と
『問題行動』と
そして、資格試験の枠を超えた
『人生を豊かにする方法』にまで目を向けて
それらを
『簡潔に』そして

『簡単に』

説明してくださっているのです。

この『簡単に』というのがものすごくいいです。

偏ることなく、そして、
余すところなく書かれています。


どの資格をということでなく
どの資格でも、もしくは資格でなくても取り入れられるという意味で
ほんとなら社会人になったら
直ぐに読むべきかもしれないって思いました。


多くのビジネス書を読むと
『時間の使い方』
として書かれている手法が
この本の中にも随所に現れます。

まずは、
自分の時間を確保するために
手帳にあらかじめ自分の勉強時間を書き入れる方法。

これは自分で、自分に
『予約』
を入れることです。

これをする事によって
『なんとなく。。。』とか
『どっちでもいいかなぁ〜』
っていう飲み会や遊びの誘いは
きっぱり断る事ができる
という意思の強さを示す事が
容易になるのです。

自分の時間はつい
『何も予定ないから』
と言って、なんでもOKの返事をしてしまいがちです。

でも、本当は『自分の時間』こそ
お金を払ってでも得たいモノであることに
早いうちに気づくと気づかないでは
その後の人生はビックリするほど違います。


次に、隙間時間の活用です。

『隙間時間』
この隙間ってヤツの威力は実はものすごいです。

私はもっぱら
通勤時間に本を読んでいますが
電車は途中乗り換えを挟んで
3駅ほどしか無く、
どちらも10分も乗ってないです。

そんな『超』ちっぽけな時間で
本を読む理由は何か
というと、
そこしか時間がないから
なんです。・゜・(ノД`)・゜・。

で、若い頃は通勤時間なんて
週刊誌読んだり
漫画読んだり
適当に音楽聞いたり
『だってそんなことにしか使えないじゃない、
そんな長い時間じゃないし』
って思ってました。

本当に短い時間だけど
『濃い』時間にすることは
工夫次第でいくらでも可能なのです。

この本は勉強時間の確保
という意味で書かれていますが、
これらの手法が自体は『自分時間の確保』に他ならないのです。

自分時間の作り方について
『自分用にカスタマイズする』
というヒントを多くくださっていることが
とても秀逸です。



そして、この本のもう一つの特徴は
『問題行動』の章です。

ちょっと感動モノでした。

問題行動で出てくる人たちってのは
『あぁ、こんなこと言ってるヤツは受からんなぁ〜』
って、字で読むと誰もが思うような
『ダメオ』と『ダメコ』です。

ページもわざと暗くしてあって、まさに
『暗黒面』。。。

でも、その中に必ず
自分を少なからず発見できるはずです。
そう、そのダメコの中にです。
必ず陥るであろう癖が見つかるし、
見つからない人はそもそも頭の構造が違うから
この手のビジネス書は全く必要ないですね。

そうしたダメ人間に優しく効く
『処方箋』のような言葉がすぐ隣のページに書かれています。

『こう考えればいいんだ!』
一人でかんがえたらきっと思いつかないような事が
優しい言葉で綴られるのです。


この本の中にこのような言葉が出てきます。
『勉強を続けている限り、
学習能力が下がるということは
100%ないと断言できます。

。。。。

学習能力は努力によって必ず伸ばすことができます。やればできるという信念を持ち続けてください。』

この言葉をもらうだけで、この本には読む価値があると思いました。

著者はなぜそう言い切れるのか
この本を読めばきっと感じる事ができると思います。

これから勉強をはじめたいと思っている方、
何度も挫折しちゃってる方、
勉強したいって思っている全ての方に
オススメできる一冊です!

最後になりますが、
ご献本くださいました
日本実業出版社 滝 様
ありがとうございました。

素晴らしい本ですね。
いっぱい売れたらいいなぁ〜( ´ ▽ ` )ノ


author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 17:00
comments(2), -, - -
crossのテックフォーが欲しいです!
この春、crossからテックフォーという
複合ペンが出ました!



赤と黒と青のボールペンと
0.7mm芯のシャープペンシル

シャープペンシルに合わせると、なんとお尻部分に
消しゴムが飛び出てくるという
美しき仕様!

すんばらしい!

もう一つ素晴らしき事があるというと

ですね。

黒とクロームと赤が用意されているのですが、
crossの赤ってのが
なんとも言えずいいんですよ。

とにかくビックリするほど美しい。

実はcrossには
テックスリーという複合ペンが
あるんですけれども

CROSS(クロス) テックスリー(TECH3)...

CROSS(クロス) テックスリー(TECH3)...
価格:4,195円(税込、送料別)



見ていただいてわかるとおり
赤の軸
がラインナップにないんですよ。

アカラーとしてはピンクでは満足できないわけです。
というわけでテックスリーなら
クロームが絶対オススメです。

クロームを持っているわけですね。
赤と黒と0.5mmのシャープペンシルです。

でも複合ペンで3色のボールペンと
0.7mmのシャープペンシル。。。
そして軸が赤とくれば、
私に

『買え!買え!買え!買え!買え!』

と言っているようじゃないですか((((;゚Д゚)))))))

ということで長考に入ります。



この春節目を迎えた方の
プレゼントなどにオシャレで
めちゃくちゃ機能的な
複合ペンいかがですか?
author:ぷぅコッコ, category:文房具, 19:18
comments(0), -, - -
息子さんと話す
ちょっと今日はつれづれなるままに書いてみようかしら。

うちの息子たちは二人とも1歳の頃から
保育園に通っています。

子供を入れる前の保育園の印象は
最悪
それはテレビ報道に作られたイメージ。

実際に入ったところは
ぜんぜんイメージしていたものとはちがっていました。

その時に思ったのです。

『あぁ、世間で言われる通りとは限らないな』って。


上の息子は小学校一年生です。
お母さんである私には話したくないこともあるでしょうね。

男の子だからそのうちお母さんには
なにも話さなくなるって言われますけど。

それはそれでいいと思います。
そもそも彼の人生ですしね。

でも、ある日、何か困ったことが起こったとき
相談できる大人でいたいと
思っています。

普段は話さなくても
きっと、お母さんに話せばなにか解決策が
一緒に考えてもらえるかも
っておもってもらえるような。
そんな人に。

まっ、そんなわけで、本を読んで日夜勉強ですわ_φ( ̄ー ̄ )

なれるだろうか(笑)
author:ぷぅコッコ, category:-, 20:55
comments(0), -, - -
【読書】おかみのさんま
本との『一期一会』

おかみのさんま
斎藤 和恵 著
日経WOMAN選書
おかみのさんま 気仙沼を生き抜く魚問屋3代目・斉藤和枝の記録 (日経WOMAN選書)

これは生まれて初めて『献本!』というのをされた本なのです。
書評ブロガーさんたちのブログを読むと
『〜出版さまから献本されました』
というのをよくよく拝見して
なんとまぁ〜そんなシステムがあるとは!!
こりゃたまげたわい。
だったわけですが、人との様々な出会いとご縁にによりまして、『献本』いただけるという大変な幸運に恵まれたのです。

ありがたい!!


さて、本ですが、
表紙を見るとまたスッキリとした女性の笑顔です。

日経ウーマンさんの本と言えば
『あきらめない』
あきらめない  働くあなたに贈る真実のメッセージ (日経WOMANの本)

という本の感想を書いたことがありましたが
その著者である村木さんも
とてもいい笑顔をしていらっしゃいました。

また今回のおかみさんも
村木さんとは違った、それでいてさっぱりとした商売人さんの笑顔をしていらっしゃる。

舞台はくしくも『気仙沼』
ここは2011年3月11日の地震の日
大地が燃えている映像の流れた地域でした。

あまりにもおかしな映像は
一度、たった一度おそらく数分見ただけのライブ映像で、それでもすごいインパクトだった。

『あそこにいた人たちは助かったんだろうか』と思わずにはいられなかったです。

そしてもう一つ
震災後の4月、たまたま友人に会う機会がありました。
その友人は震災の前の年、結婚をした新婚さんでした。

久しぶりにあったので、話に花がさきましたが、
時期が時期だけに、話が震災に及んだ時、
彼女が口を開いたのは彼女の旦那様のご親族の話で、
出身が『気仙沼』だというのです。

多くの親族が行方不明で
残されたのは高校生の従兄弟で
彼らが成人するまで見守りたいんだと、
そして、まだ見つからぬ親戚の手がかりを知るために
ゴールデンウイークに東北に向かうといっていました。

その時が初めてだったんです。
知人の親族が亡くなったという話を聞いたのは。
正確には亡くなったかどうかわからない
という話をです。

報道されていることを考えたら、
『行方不明』って『亡くなってるよね』って思ってました。
でも、それは知らない人だから言えることで、
知り合いだったら、、、、、
望みがなくても何かをつかむまで亡くなったって、、、、、言えないんじゃないかって。


そんな意味で大変印象に残っている
『気仙沼』
の魚問屋のおかみさんの話というわけで、
『どうしてこの方はこんなに素敵な笑顔でいられるのだろうか。』
読み始める前にすごく思いました。


著者は長女で、でも、三姉妹の長女で、
魚問屋を始められたのは
お祖母様だったそうで、、、

その意味でずっと家業を継ぐことは
なかば、決められた道であったようです。
でもそれに大きく反発するでもなく、
どのような場面においても家業を継ぐということを意識してすべて行動されているのが大変に印象的でした。

『家業を継ぐ』ということは
必ずしも魚問屋を続けろという意味ではなく
『斉吉魚問屋を自分たちのやり方にあわせて続けていって欲しい』
という二代目の言葉。
それがおかみさんが家業を継ぐことに抵抗が少なかった理由の一つかもしれないと思いました。
その言葉に後押しされるようにおかみさんは魚問屋さんから製造販売に目を向けるようになっていました。

おかみさんと婿養子である旦那様の
様々な『挑戦』を先代を含めた多くの人が
静かに見守っている
そんな環境だからこそ、
おかみさんの持ち前の粘りのようなものが随所で花開くのではないかと思うのです。

多くの成功と失敗があり、
その中から『金のさんま』と呼ばれる
サンマの佃煮が斉吉魚問屋の『看板商品』として産まれるところは
おかみさんと、おかみさんを取り巻く周りの人の努力の結晶にほかならないように思います。

おかみさんはなかなかのアイデアマン
といいますか、
『いろいろやるなぁ〜』
って読み進むうちに、ほんとに感心することが多かったです。
でも、ともすると『迷走』しているようにも見えなくもない。

気仙沼ではサンマの佃煮は本当に
誰でもが作る、ごく当たり前の家庭料理だそうです。
だからこその思い入れと、
誰でもできるじゃないかとの葛藤
との間で、おかみさんがゆれているのがよくわかるのです。

でも、この『サンマの佃煮』
私は関東でずっと暮らしてきたので
簡単に作ることはないし、
というかそもそもそんなに大量にサンマは買わないし。

とにかく、『めちゃめちゃ美味しそう』って思うわけです。
事実、本を読みながら、
iPhoneを開き、『金のさんま』を検索しちゃったくらいですから。
もうちょっとで買いそうになりましたけど、手をとめました。
もしかしたら、もっと美味しいものがでてくるかもしれないってことで、
追加ポチに備えて、手を止めたのです!
欲張りです!キッパリ(笑)

さて、話を戻します。
この『金のさんま』これを特徴つけるものとして注ぎ足されて使われてきた『返しダレ』
この組み合わせで
『金のさんま』が本当の意味で主役になり
輝き出すのです。

『斉吉魚問屋』の誇れる主役を手に入れられたのだと思いました。


多品種少量生産が出来ますという
『なんでもできまっせ』
ってのは実は
『何にもできません』
って言ってるのと同じなんだとおもうのですよ。
少し安くできる店がでればそちらでいいし、要求がのめなければ使いません。
と言われてしまう立場です。
自分たち本位で仕事が進められないのです。
一時期の斉吉魚問屋さんがこんな感じです。

また、何に対しても
『やります!』って言えることは
若い時には絶対必要なんですけど、
『あなたの売り何ですか?』
って聞かれた時に
『できないって言わないことです!』
と言って貴重がられるのは
実は若いうちだけです。
しばらく前のおかみさんはこんな感じに私の目にはうつりました。

『どのようなことが出来て、それはみんなができるようでいて、でもこの経験に基づいて、この点が他と差別化できるところです!』
ときっぱり、さらりと言えるようにならないと生き残れないのが
現実かなぁ〜と思うのです。
特にこれからの日本では。

ということで、
『金のさんま』は気仙沼の伝統に根付いた
『サンマの佃煮』で、
『継ぎ足された返しダレ』が差別化できるところですとなるわけです。

そんな全てが回り出した矢先の
『東日本大震災』でした。

このおかみさんは幸いにも
『人という財産を誰一人失っていない』
のです。

これが『最大の幸運』なのだと思います。

本当にあぶなかった。。。
全てが幸運だったとしか言いようがなかったと私は思います。

特に、おかみさんを見える形、そして、見えない形でも
ずっと、ずっと支えてこられたであろう
旦那様である社長が、
間一髪の中、助かったのが幸運の上にも幸運だと思うのです。

断捨離
新・片づけ術「断捨離」

というのが流行りました。
一般的には片付け術と言われますが、
私はこれは一つの考え方であると思ってます。
必要なモノに囲まれて暮らす
という考え方です。
ここでいうモノは『物』であり『者』にほかなりません。

大震災は
おかみさんたちにとって
断捨離の様なものだったのじゃないかなぁと思います。

何もかも失ったと思った『物』によって、
もっともっと大切な『者』が常に自分の近くにあって、
そして、自分自身も全ての人にとってそんな『者』であり続けられるということを知ることになったんじゃないかな?

地震が起こってしまったこと
それは大変な苦しみではあるけれど
それを悔やんでも始まりません。

前をむいて立ち上がるための勇気は
ものすごく身近にあるのだと
読みながら強く感じたのです。

全てがそぎ落とされて、
それでも『失っていない大切な何か』に気がつく時、
人はこの本の表紙にあるような
『ものすごく素敵な笑顔』になるのではないかと改めて思いました。

さて、早速『金のさんま』をポチって食さないと!
ご飯と一緒に気仙沼から届くサンマの佃煮が食べられる喜びを噛み締めなくてはですね。

そんな金のさんまが買えるサイトはこちらですよ。
http://www.saikichi-pro.jp/goods.php?GOODS_ID=1008

最後になりますが、改めまして、ご献本くださいました
日経BP社 営業 東城様に
お礼申し上げます。
素敵な本をご紹介くださったことに感謝です。
author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 18:30
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【読書】ヘルプ
本との『一期一会』

ヘルプ
キャスリン・ストケット
集英社文庫
ヘルプ (上) 心がつなぐストーリー (集英社文庫)

ヘルプ (下) 心がつなぐストーリー (集英社文庫)


私が小説を読むってきっかけは
映画やドラマの宣伝だったりします。

そういうモノになるっていうのは
興味をそそる媒体だってことで、
読み続けられる可能性が高いです。

話にのっかれないと、小説を最後まで読めないという特徴をもつ私としては、結構いい感じの指標だなぁって自画自賛してます。

さて、今回の
『ヘルプ』という本は
映画館の予告編で見たのがきっかけで買いました。

予告編がとてもおもしろそうだったんですよ。
映画もきっと観るかなぁとおもいつつ。。。本屋さんで見ると
文庫本。。。上下巻
読み終わるだろうか?という恐怖にかられつつ買いました(~_~;)
それほどまでに読めない小説は先にすすめないのです。

帯をよくよくみてみると、
あることを思い出したんです。

数ヶ月前ですが、
実家の母が、ラジオでアメリカで流行っている本の話をしていました。
黒人のメイドさんの話ってことで、
聞き流していたので、あまり覚えてはいなかったですが、
メイドさんといっても黒人さんのって
それはまた、難しそうなテーマだなぁって。

差別というのはかたちの上ではなくなった
といっても簡単な問題ではないのに
『なんで、流行る?』
ってね。
気にはなったけど、小説好きでもないので忘れてました。

『あぁ、あの、、、母が話してた話だ!』
って思いました。


ちょうど『人を助けるすんごい仕組み』
人を助けるすんごい仕組み――ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか

を読み終わったところで、
新しい本をかばんに突っ込もうと思うところでしたので、丁度よかったのもあるし、
文庫本ってビジネス書に比べると
軽いしいいなぁ〜とかね。

読み始めると
そこにはキング牧師の時代の
南部ミシシッピーの現状が書かれているのです。

ヘルプと呼ばれるメイドさんは
黒人さんたちで、
家事いっさいと子供の世話を任される。
それなのに白人と一緒に食事をとることもなければ
トイレが別だっていうんですよ。
黒人特有の病気がうつらないようにって。

まったくもって
『あんぐり』
でした。

日本がまだ高度経済成長期に差し掛かるかどうかってころ
そんな区別というか差別があるとは。。。
病気を恐れつつ家事いっさいを任せて、
子供の頃は愛して、愛されて育ててもらった黒人さんを軽蔑するように育ってゆく?
訳がわからなかったです。
でも、それが
『差別』
です。

この本はそんな時代、
黒人のメイドさんの話を
メイドさん本人から聞き出し、
本を作ろうとした白人女性と
話をしてくれた黒人女性との話です。

でも、そんな差別の時代ですから
黒人さんと白人さんが手に手をとって本を作るってこと自体が
『奇跡』
なんですよ。

ものすごく近くで暮らしながら
双方には信頼もなければ信用もない。
そして、本当のことを話せば
それがいいことであれ、どうであれ
いろいろな意味で生活が脅かされるかもしれない恐怖がある。

でもそれを押して突き動かされる。

フィクションなんですけど、
時代考証は間違ってはいないと思うんです。
だとすれば、実際にあったことなんです。

いろいろなことが流れ込んで来る
ストーリーに惹きつけられ
一気に読むことになりました。

この本の最後の方にこんな言葉がでてきます。
『人には外からはうかがい知れない面がたくさんある。
。。。
女たちにわかってほしいこと。
お互いただの人間どおし。
わたしたち分け隔てるほどの違いなどない。
あると思い込んでいた、大きな違いなどは。』
この本を読み進んで最後にこう言われること。
これが、心に染み入るのです。

じわっと泣ける。。。
いい話です。

映画も見に行こうっと!
author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 12:16
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