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二つの本で自分らしさを探してみよう
本との一期一会ですが、
今日は二つの本を題材に自分らしさを探すということを考えます。

まず一冊目
「ひとり時間」で、すべてがうまく回りだす。
池田千恵 著
マガジンハウス

「ひとり時間」で、すべてがうまく回りだす!

ヨジラーという言葉が流行ったのかどうなのかはよくわかりませんが、
4時おきを10年以上続けているということで本をお書きになっている方です。

そこから想像するとおり、
かなりパワフル!

その彼女が提唱するひとり時間とは?
なんなのか。

パワーだけでなく、
出会いだけでなく、
突っ走るだけでなく、
ひとりになる時間を作って
自分を客観的に見つめ直す。
そんな繰り返しで、はっきりと自分のやりたいことを見出して行こう。
ということなんです。

ひとり時間とは
なにもひとりでなくてもいいのだと思いますが、
自分を自分が見つめ直す時間をとろう
というメッセージなのではないかと私は受け取りました。

前作の「4時おき〜」

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!

には詳しく彼女の経歴が彼女の言葉で語られています。
結構苦労されていて、なかば不器用にも感じられる彼女の人生は
4時おきを機にまるでドラマでもみるかのように
好転していきます。

そのきっかけが4時おきであったり
ひとり時間ということになるわけですが、
単に4時おきすればどうなるとか
ひとりになる時間を作ればいいんでしょ?
ということでは決してないんです。

根底に流れることは
自分の目に明らかに見える形での成果をあげること
(ここでの一例は4時おき)
それで自分にも継続的にできる小さな達成感が生まれて、
どんな時間、どんな事象にあっても客観的に、徹底的に自分を見つめ直す時間を作ること
(ここではひとり時間)
これによってどんどん好転のスパイラルに引き込まれる。
そんな二つを愚直にこなされたまさに、成果なのだと思います。

著者の方が述べていらっしゃる通り、
最初のあたりの経歴は
お世辞にも褒められるものではないです。
そしていまを比べると、
大躍進だね!
ということになるのかもしれませんが、
これはたまたまではなくて、自分自身を修正しながら
常に前を向く姿勢を常に持っていたからに他なりません。
これらは決して、最近からすぐに成果が出たということではなく、
もがき苦しんでいた時からずっとずっと、
ちょっとずつカスタマイズされていまの形で著書として売り出されるまでに至ったのだと思います。

しかしながら、いわゆるサクセスストーリーのようにもみえるわけでして
読み進むと、少なからず、
「でもこれは池田さんだからできたことで、私は無理だし、こんなにちゃんとしていない」
なんて思うかもしれません。

そんなときに合わせて読んでいただきたいのが
「折れない心」をつくるたった1つの習慣 (プレイブックス)


この本にはポジティブに考えるためのヒントが数多く取り上げられています。

自分を客観的に見つめ直すということについても大変重要である
と書かれているわけです。

池田さんだからできたこと
と思ってしまった方は
きっと心が折れやすいタイプの方なのではないかと推測され、
それって自分にきっと自信がないんですよね。

でもこれから一番長く付き合っていくのも自分自身をなのだから
素敵な人がいたら、
「あの人だからできる」
ではなくて
「私にも絶対できる」
「私ならもっとうまくできる」
というふうにシフトしていきたいじゃないですか。
そんな心構えを教えてくれます。

そして、この本で
精神的に自分を見つめ直す大切さに気がついたら
また「ひとり時間」の本に戻って
図解化コンサルタントの池田さんが
噛み砕いてくださった具体的な方法を一つでも二つでも真似してみましょう。

きっときっと新しい発見があります。
真似をしたから成功するわけではないのはもちろんですが、
もしかしたら真似しただけなのに
池田さん以上の成功を収めることも可能なのかもしれません。

いずれにしても自分自身の能力や才能を引き出すのもまた自分しかいない
ということをもう一度かみしめて
自分を見つめ直すきっかけをこの二つの本からつかんでみてください。

author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 22:06
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【読書】通勤どこでも仕事術
本との『一期一会』

通勤どこでも仕事術
美崎 栄一郎 著
ぱる出版

通勤どこでも仕事術


お決まりの美崎さんの本です。
内容がどうであれ、読むと決めているんですね。
いわゆる『ファン』ってやつです。

都会で通勤されている皆さんなら
おおよそこの本に載っている3割くらいのことは実践されているのではないかしら。
例えば、通勤途中の電車の車内で本を読む。
そんな小さなこと。

この本はそんな小さなことを
さらにグレードアップして
通勤時間や出張時間の効率化をはかるためのノウハウ集です。

効率化の具合は半端ないです。
これでもかって感じに時間使いに無駄がない。

効率化、効率化というのがどんなシーンでもはやっていますが、
効率化を重んじる人と歩いていると多少窮屈に思えることがあります。
しかしながら、効率化を伝えつつ、
こちらの本はその窮屈さを与えないです。

それは著者がすべてを
『楽しんでやっている』
からにほかなりません。

それはさながら与えられた時間の中に
どれだけ効率的にものを詰め込むか
という『ゲーム』のような感覚です。

通勤に与えられた時間は人それぞれ限られています。
そこでは本も読みたいし、
場合によってはケータイもいじりたい。
会社でプレゼンのある朝なら、電車で予習できれば最高。
って感じですが、
気がつくとケータイで繋がらないネットにアクセスし続けて、
電池と時間を減らしてしまい
ヘロヘロ。
でもこれらもちょっと視点を変えて
つながりづらいところに来たら、
ケータイはやめて、本を読もう。
ってなことにすると、あら不思議、
どちらもいらいらすることなくできてしまう。

また社外に出かけることの多い方でしたら
その時間の使い方は?
もちろんネットを使って行き先を調べるのは常識かも知れませんが、
さらに踏み込んで、どのように調べたら?
そしてその情報をどのように保有するか?
ということを詰めていくことにより、
どんどん効率化をしていく。

それは『スマートな先輩』の
技をちょっと拝借した感じ。

知らない土地にいく場合、
ネットが普及していない頃には
鉄道ヲタクの方が救世主に見えた時代があったわけですが、
流石にそんなことはなくなって
直ぐに『グクれ』と言われる時代になったものの、
微妙なキーワードでググるとやっぱり自分の欲しい情報は出てこないのです。
そしてそもそも知らない土地でなにがあれば自分は困らないのか
ということすら漠然としていてわからないことも多々あるのです。

この本のいいなぁ〜と思う点は
知らない場所でどのようにすることがゴールで、
そのゴールに近づく為にはこのようなアプローチ方法があるよ
というのを丁寧に教えてくれているところにあるような気がします。

使えばいいじゃないと突き放すのではなく、
こんな風にまずは使ってみなよ。
僕はこんな風につかっているよ。
というのを教えてくれているのです。

ここからカスタマイズするのは
読んだあなた自身
となるわけですが、
闇雲にやり方を探すより真似するだけ
でもかなり効率的にものを運ぶことができます。

それらはその人の『余裕』となってかえってくるんでしょうね。
そしていつの日か、
『先輩っていつも余裕がある感じですよね。』
って言われましょう。



この本はほかのビジネス書とは違い
4歳の息子が興味を示していました。
なんだろう?
とおもったら、表紙に電車が書いてあるからだったんですね。
そんな楽しみもプラスしてくれたこちらの本に感謝です。
author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 14:11
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