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万年筆のペン先(超極細)
世の中には『超極細』なる称号のペン先をもつ万年筆が存在します。

プラチナ #3776 バランス


これは、外国製にはない極めて極めて細い字がかけます。

国産の極細(EF)に匹敵する
外国産はほとんどありません。
そしてその国産の極細をもしのぐ
超極細
すごいです。

因みにセーラーさんには
『細美研ぎ』と呼ばれる超極細があります。

パイロットでは『UEF』というペン先があったそうですが、今は簡単には入手できないようです。
いわゆるusedを探す事になるかと思います。
(私は少なくともUEFを売っているのを見た事がないです)

さて、プラチナ #3776 バランスですが、
ちょっと黒軸は、、、という方には
こちらはいかがでしょう。


そうです、ワインレッドです。
黒軸だけでないところは憎いなァ〜
と個人的には思っています。

どちらもかなり地味な印象がありますが、
外国産に比べると金ペンなのにかなりリーズナブル
ということでこんな

ケータイ用金蒔絵なんかで飾ってあげると可愛らしく出来上がるのではないか
と密かに思っているのです。

私はこのバランスの黒軸をもっているのですが、
少し私には軸が軽いので
機会あれば

に挑戦したいなァ〜と思っています。

もちろん超極細なので
ぬらぬらな書き味ではありませんが、
シャキシャキした感じと超極細字に
惚れてしまいますよ。

機会あればお試しくださいませ( ̄▽ ̄)



author:ぷぅコッコ, category:文房具, 22:01
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【読書】仕事オンチな働き者
本との『一期一会』

仕事オンチな働き者
山崎 将志
日経プレミヤシリーズ

仕事オンチな働き者(日経プレミアシリーズ)

私が『残念』シリーズと勝手に呼んでいる本の作者の著書です。

著者自信が自分の『仕事オンチ』と定める部分を少し晒して本書は進んできいます。

『残念』シリーズでは
明らかに残念だなと思わされる事象がでてきて、頷きました。
もちろん自分でどうにかできるわけではないこともあるわけですが、
ヒントになることが多くありました。

本書もヒントとなることは多くあります。

提示されることは確かにうなずけます。

でも『残念』とは違う感覚で、
そして、日常により深く根ざしているような事柄が取り上げられます。


マイケル・サンデルさんの著書

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
や熱血教室をご覧になったことのある方は多くいらっしゃるとおもいますが、
著書を開くと、
『正義』の名の下にどの様に決定を下すことができるのか
ということを軸に正反対とも思える
そしてどちらが正義であると
単純には決めることが出来ないような事柄が提示されます。

サンデルさんは
『ではこうは考えられないだろうか?』
ということを提示されます。

それらは読む人や議論する人の
考えを刺激し、さらに深い議論へと導かれるのです。

私はこの本を読んだだけですが、大変考えることが多く、なかなか前に進めなかったのを覚えています。


『仕事オンチの働き者』に話を戻しますと、
サンデルさんの著書とは取り上げられている内容も全く違いますが
考えを刺激される似たような感覚を読んでいるうちに受けるのです。

どこにでもあることと、
それらがなぜ簡単には達成出来なかったり、
失敗するとわかっているにもかかわらず、
そのプロジェクトは
止められなかったのか。

どうして一生懸命働いているのに
『仕事オンチ』のように見えるのか。
そしてそのくせはなぜ無くならないのか。

著者は必ずしも答えを提示してくれているわけではなく
読み手側が
『考えをめぐらさなければならない場面』
が多くでてくるのです。

二つの著書は全く違うものですが
その手法はサンデルさんのそれと
共通するように思うのです。

ゴールデンウィークには
考えを刺激してくれる本を
読んでみませんか?



著者の残念シリーズはこちら


残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)



残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)



残念な人の英語勉強法

author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 20:30
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【読書】枠からはみ出す仕事術
本との『一期一会』

枠からはみ出す仕事術
美崎 栄一郎 著
サンマーク出版

枠からはみ出す仕事術

プロローグを読んだ時、
正直な感想は
『驚き』
でした。

キラキラ光っているようにみえる美崎さんが
ギラギラして、人を寄せ付けず、
出世のみを考えていた時期があったことに。

人当たりがよく、何にでも挑戦する
といった印象を持っていたので
自分の技術のみで、
他人のやり方は認めない
といった方法で生きていたことに
『驚いた』
のです。

驚いた理由をさらに考察してみると
私自身、ギラギラした時期を経ていたように思い、
そしてそのようにしてきたゆえに
多くのことは結局今後もかわらないものかもと思っていました。

人当たりの良さそうな人は
先天的に作られるもので、
後天的には存在し得ないと
決めつけていたのかもしれません。

『私は人と仕事をするのがうまくない人』
というレッテルの中に
はまろうとしている自分に
気がつかされる事になりました。

立場や業種は違えど、
プロローグにあった時期の美崎さんは
疎まれる存在であったに違いなく、
そしてそのままでは羽ばたく事は出来なかったのだと思います。

ここから二つの重要なポイントが見えてきます。
一つは
『キラキラ輝く人は後天的にはでも十分作られる』
ということ
もう一つは
『まともな会社であれば、自分勝手にギラギラすることが会社人としての本分ではないということに気が付かせてくれる』
ということ。
美崎さんが受けたことはかなり厳しい措置だったと思いますが、
本人に気が付かせるという意味では十分かつ必要なことであったと思います。

さて、この本は
『後天的に輝くためには、どの様に枠を外れてお仕事するのか』
ということに焦点をあてて話が展開されます。

普通のサラリーマンが本を出すって
それこそ
『枠を外れている』
わけですが、そこには緻密な計算とともに、どんな立場にあっても
『楽しい事を探してやろう』
『ある枠の中で目一杯、ちょっと方向は違うかもしれないけど、面白いことを追い求める』
そんなきっかけを著者自らの経験から教えてくれています。

『枠を外れる』
ということは
枠の中でただ言われたことをやる。
その枠を取り払うということではなく、
ある意味、枠が示すゴールではないところに
自分のゴールや目標を定めて
枠の中で仕事をしつつも、
最終的にその枠からはずれたところで
自分の能力を使うための準備なのかもしれません。

美崎さん多くの著書を読んだ上で
こちらを読むと
一段とお人柄に好感を抱くこと間違いなしです。

この本は
『こんなこともあんなこともやったんだぁ〜すごいなぁ〜』
って思いながら読むのではなく、
『あっ、これ使える』
とか、
『自分の仕事の枠外の人に自分の仕事を面白く伝えるには日頃なにをしたらいいかな?』
なんてことを思いながら読むと良いかなァ〜と思います。

著者の別の著書をまずは読んで頂き、
その上でこの本を読むとよりよいのではないかと思います。

サラリーマンって結構すごいし、
捨てたもんじゃないね
って思えます。


若い頃はギラギラしていた私。
二人目の育児休暇開けで戻ってきた時、
以前、超ギラギラだったころお仕事をご一緒させていただいた方から
こんなことを言われました。
『結婚して、いい具合にまるくなりましたよね。昔はもっとギラギラというかトゲトゲな感じだったものね。』
自分は変わっていない
と思っていても、いろんなことで変わっていくものです。
育児を経験したということもそうですが、
会社という枠を外れた経験が
後天的に人を作ってくれる
ということなのだと思いました。

育児に限らず、今日からでも
会社にいながらでも枠を外れることはできます。

そのポイントをこの本からつかんで頂きたいと思います。

author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 22:30
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【読書】書くだけで人生が変わる嫌なことノート
本との『一期一会』

書くだけで人生が変わる嫌なことノート
嫌なことノート普及委員会 著
アスコム

書くだけで人生が変わる嫌なことノート―仕事、自分、家庭、人間関係…



ノート術の本というといろいろ読みましたが、
私のお気に入りでいくと
『結果を出す人はノートに何を書いているのか』


『人生は一冊のノートにまとめなさい』

ライフログの考え方などは徐々に浸透してきています。

この二冊に限ったことではないのですが、
ノートを自分のかわりの
『記憶装置にする』
という役割を担わせる
ということが一つのテーマだと思います。

書くことにより安心して忘れるということです。

そしてもう一つ
多くの著者が書いていることに
『繰り返し見返すことの大切さ』
というのがあります。

この『繰り返し見返すこと』
というのが大事である
ということはもちろん理解できますが、
実践できているか?
と問われるとかなり怪しい。。。
その仕組みは少なくとも私の生活の一部にはなっていないなという感覚です。

あくまで、自然にできることが理想で、
日にちを決めて見返すとか
何となく読み返す
といったことは自分には難しいということが、ライフログを続けるうちにわかってきました。

あっ、もちろん全く見返さないということではないのですが、
もっと効果のある方法があるのではないか?
もっと見返すことを習慣として
自分の生活に組み込むことはできないか?
と思っている訳です。

そこで、この『嫌なことノート』です。
自分が『嫌だ』と思う事をメモし、
まとめノートにうつし、
どうすれば嫌でなくなるのか
ということを考察するためのノートです。

そうは言ってもノート術で嫌な上司はいなくならない。

確かにそうですが、
その人を反面教師として、
自分は自分が『嫌だ』と感じる上司にはならない道を選ぶことができる。

これは他ならぬ『成長』という訳です。

いやだと思う事を少なくする
『努力』
が成長への第一歩です。

何度も繰り返し『嫌だ』と思う事を克服できたら、大きな成長です。

その様にこの本は進んでいきます。
記入方法もいたってシンプルです。

でも私がこの本の中で一番注目したのは
読み返すということが実に自然にできる仕組みを提唱しているところです。

『嫌だ』となんども思うことは
それが何度目なのか
『数を正の字で書きましょう』
なることが書いてあるわけです。

ノート術の多くの著者が書かれているとおり、
ノートは自分にかわる記憶装置です。
安心して忘れちゃってるわけですから
もちろん読み返さないと
『何回嫌だと思ったか』
なんて書けないんです。

これがとにかくすごい
この本の著者も読み返すということをもちろん推奨しているわけですが、
意識的仕掛けか無意識であるかは別として
仕組みとして提唱しているところは他の著書にはない特徴ではないかと思いました。

私はわたし自身でノート術を模索していますので、必ずしも全部をこの本のとおりにするわけでは当然ありませんが、
大きなヒントになると思いました。

読み返しにお困りの方はご一読を。
author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 19:25
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