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【勉強会】第二期 出口治明氏と古典を精読する会 の一回目に行ってきました



第二期
出口治明氏と古典を精読する会
の第一回目に参加しました。


なんと20人という少人数で
行われる精読する会!!
2014年出口さんと仲良くなろう!
と決めた私にとっては
この仲間に入れただけでも嬉しい感じです。



予想よりも各個人がお持ちのバックグラウンドが広く
それだけでワクワクでした。


さて、古典を精読する会
ですが、その形式は
江戸時代の寺子屋です!


書き下し文を一人ずつ音読し
その部分について意見を述べていく。

題材となるのは
貞観政要 上 新釈漢文大系 (95)

昨日は130ページから
読み始めました。


リーダーと部下は常にファンクション(機能)を有していることを繰り返し説く

今日読んだ範囲に限らず
予習すべきであった
183ページまでの間でも随所に
リーダーは部下からの進言によく耳を傾けて、ことにあたるべきであるという姿勢について説かれています。

それに呼応するように
部下の側も君主が正しい行いをしていないならば、正しい道をもってその行いを諌めるべきだ。
というのです。


これはとにかくお互いにやることちゃんとやろうぜって言っている
ってことで、それを人を変え、エピソードを変え語っていく形式です。


なぜそこまで繰り返すのか


これは人は愚かな存在で
一度言ったくらいでは
抽象的に言葉を紡ぐことでは
すぐに忘れてしまうということをよく知っているということに他ならないのですね。
(その意味では中国半端ないね!)


今回の精読箇所で
リーダー(太宗)が部下(李勣)の病気にあたって
薬とされていた髭の灰を
自らの髭を落として作り与えた話が出てくるのですが
まぁ、髭というのは
それこそある意味
権威の象徴と見えなくもなく
それを与えることで
部下が忠義を尽くさないはずがない。
と説いているのです。


実はこのエピソードには
部下の側が
あるとき命を張ってまで君主への忠義の姿勢を示したことに呼応しています。
その忠義心をまさにくすぐる行動であるともいえますね。
(太宗さん自身がとんでもない人垂らしだってことも言えるかもね。)


そういったエピソードをもって
なんどもなんども
リーダーのあるべき姿
部下のあるべき姿を
伝えていくのです。


君主が自らの髭を落とすなんて
一度聞いたら忘れないよね。
そこまでしても「国のためであるから造作もないこと」とさらりと言わしめる姿勢に
リーダーのあり方を感じないわけがないんですよ。


それこそ、へっぽこな下々であったとしてもです。


中国の歴史観

先ほどの命を張った忠義心を持つ部下は
実は太宗に仕えるより先に
謀反を犯したリーダーに仕えた過去があります。
そのリーダーが処刑されたのだけれども
その人の弔いをしたいと願い出ているのです。

謀反を犯した君主の弔いをするなんて、もしかすると
新しいリーダーからしたら、けしからんってことになって
一族郎党皆殺しってこともあるかもしれない
という命がけの忠義ってことになるわけだけれども


仮にそうなったとしても
リーダーに忠実に仕えたということが
歴史として必ず書かれるという事実があるそうです。


この未来に残る記録に名を残すということをどうやら相当、尊んでいるらしいのです。


中国という国は
ある国が終わるとその葬式をするかのように
その終わった国のことを書物に残しているそうです。


ということはある時、リーダーに支持してたとえ死んだとしても
その忠義を示した個の記憶として
未来永劫語り伝えられることがわかっているわけです。


そういう人生の全うの仕方があるのだというか
それが中国における歴史観なんですね。


なかなかそういう文化に触れることってないので、
結構驚いたことでした。



漢字が表す中国の奥深さ

中国というのは
その他の国々と比べて
早いうちから中央集権だったわけだけれどもそれは結構特殊なこと。

よそ様はどうだったかといえば
封建制度をとっているわけです。

とりあえず、領土はあんたがおさめてもいいけど、税金は払ってね。
というやり方。

かたや中央集権は
国家の意思を隅々まで行き渡らせなくてはいけない。

そのために活躍したのが漢字であり
まさに漢字があればこその中央集権といえるようです。

漢字と紙の存在が中国の中央集権を担う石杖となったわけです。

今回のご本の中には
現在は使われないような
言葉もいっぱい出てきます。


そうではありますが、
その意味は漢字を見ることで
推し量ることができるわけで
そのエピソード一つをとっても偉大であることがわかるんですね。


音と対比

重要な事柄に対しては
音を揃え、対比をうまく使っています。


おそらく漢文をそのまま読めば
リズムがあるのだと思われ
書き下し文でもそのリズムと対比のうまさに舌を巻く部分が随所に見られます。


このような効果を使って
リーダーがあるべき姿を
部下がなすべき事柄を体に染み込ませていくように
構成されているなってことですね。


やっぱ中国すごいな。


とりあえず、簡単ではありますが
第一回目をまとめてみました。


いやぁ〜価値のある講座だわ。
大満足!

そしてそして、ご一緒下さった皆様
ありがとうございました。

今回、懇親会には参加できなかったけれども、次回はぜひ!!

今後ともよろしくお願いします!

ご参加いただけない皆様には
雰囲気だけでもこのブログで味わっていただければと思っています。





author:ぷぅコッコ, category:セミナー・勉強会, 18:00
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