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【読書めも】夜と霧 新版
JUGEMテーマ:読書










夜と霧 新版

ヴィクトール・E・フランクル 著
池田加代子 訳
みすず書房



なんでそう思ったのか
もう定かではないけれど
なぜだが読まなくてはいけないような気がして
この冬休みの課題にしたのです。



これを読む前にいろんな人の感想も目にしたんだよね。


こんなことが行われていたなんて衝撃だった

と書いていた人がいて
どんな新しい事実がと思ったんだけど
読み進むと、そんなことはなく
改めて、少なからず多少歴史を学んだんだなぁ〜私は。。。

と、ちょっと複雑な思いに駆られた。




もちろん知らない人は読んだ方がいいと思う。



そして、ホロコーストだけではなく
いろんな場所でさまざまな形で
抑圧された人々がいた事実は
最後についている
『夜と霧』と私 --- 旧版訳者のことば
として霜山さんが書かれている通りである。



この本に限らず知るべきだと思う。





さて、この本の中で印象に残っているのはここだ。
ちょっと引用してみる

このことから見て取れるのは、収容所監視者だということ、あるいは逆に被収容者だというだけでは、ひとりの人間についてなにも語ったことにはならないということだ。人間らしい善意はだれにでもあり、全体として断罪される可能性の高い集団にも、善意の人はいる。境界線は集団を越えて引かれるのだ。したがって、いっぽうは天使で、いっぽうは悪魔だった、などという単純化はつつしむべきだ。事実はそうではなかった。



この前後の文脈を読み、またうなだれた。



この本が裏表紙にあるとおり

『言語を絶する感動』

なのかは正直、私にはわからない。





少なくとも著者は
医学者の目でその状況を時に観察し
そして、自らの境遇さえある時は客観視しようとしていたのだと
強く強く想像する。



そして完成した本なのだろうと思う。



非常に重いテーマであるわけだけれども

本当は世の中にこういう図書こそ増えるべきだと私は思う。







author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 18:18
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