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【読書めも】自分でやった方が早い病
【読書めも】

自分でやった方が早い病
小倉 広
星海社新書
自分でやった方が早い病 (星海社新書)


一言で言うと
『かっこいいアニキ』になる本だと思う。

自分でやった方が早い!!!
一つ一つはね。
コピーロボット作って自分がいっぱいいたら、きっと仕事が進むかも。

そんな事を思う30代は仕事ができる。

仕事ができる人ってのは、静かに密かにこなしてしまう。恨み言を言うタイプの人もいるけど、それだけじゃなくて、言わないけど自分でやっちゃう人はいる。


また、そんな人がマネージャーの場合、
旗から観ててても
『そこまで口だしたら彼の仕事じゃなくなっちゃう』
って指示を出してる。
指示がこなせない後輩に問題が無いという気はないけれど、それはそれとして、マネージャーの方が譲るべきだと思うことがある。


きっと本人も引っかかってるんじゃないかと思う。でも、うまくはいかない。


余談だが、まだ私がバリバリに仕事していた頃、
仕事に指示をもらって、こなすと、納得いかない上司は『こうじゃない』というのだ。やり方にいちいち口を出された。それも、仕上がったあとで。。。

たまらず、先輩に漏らした事がある
『結局私のやり方を一切認めず、自分のやって欲しいようにするなら、全部指示しろ!やらせてやってるのに上手くできないって態度は納得いかないし、彼と私は別の人間なんだから彼が思っている通りにはならない!
わかってない!』


そんなプレイヤー的マネージャーをいさめる本なのだ。


因みにその上司とはその後、別の部門で協力して仕事をする機会があった。
直接の上司でないという彼の遠慮からか、私の仕事には文句を言わない。
だけど、アドバイスをくれるのだ。
なんて心地よい関係だろう。
まぁ、彼のやり方に精通していた事もあるけれど、これほど心強い事はなかった。


本当は自分の部下にもこうあるべきだと思った。
それは懐かしい昔の話。


本来この
『自分でやった方が早い病』
にかかっている人は優秀だ。
アドバイスだけをもらえるなら多分最高なのだ。
が、しかし、鼻持ちならない。
なぜなら、彼、彼女の思い通りに事を進めないと、気に入らずに仕事を取り上げるか、やり直させるからだ。


そんなプレイヤーがマネージャーになると、とても厄介なのだ。
『カリスマ性の無い独裁者』
そんな人の下で働くのはごめんだ。


でも残念な事に優秀なプレイヤーは簡単には優秀なマネージャーにはなれない。
『どうして自分ができていたように後輩ができないのか?』
この疑問と向き合わないからだ。

それをまず、疑問に思うこと。
それがマネージャーになる第一歩で、人に任せる事を理解する本質なのだと思う。

人に任せる事というのはものすごく苦痛だと思う。
見守る必要があるから。


これは小学校二年生の子供に漢字のテストで合格点を取らせるのにとてもよく似ている。


会社で仕事をしてると
『私がかわりにやる!』っていって取り上げたりもできるけれど、
どんなに簡単でも小学校二年生の漢字のテストをかわりに受ける事はできない。


『勉強しなさい!』
って頭ごなしにいったところで合格点が取れる保証はない。


勉強の仕方を伝え、見守って、
『どうすれば合格してかっこよくみえるか』を辛抱強く話し、そして、合格したら喜びを分かち合う。
次も同じようにできるように促す。


人に任せるってのはこういうことなのだ。


自分の子供なら真剣にやるけど、相手は大人で他人だ?確かにその通り!
でもそのくらいの覚悟でやらないと多分ダメで、そうするからこそ
『アニキになったあなた』
に人がついてきて、1人ではできなかった事もできるようになるって話。


残念なことに私は
『アニキ』にはなれない。
『アネキ』にならなくちゃいけない(笑)

そんなアネキになりたい人にも良い本だと思う。

かく言う私もこの本は耳に痛かった。
多分、多少なり心の中に『どうして』の思いがあるからだ。でも、もう一度見直す機会になったと思う。

意外にも、熱い思いが本から伝わってくるのがとても面白かったなぁ〜


自分でやった方が早い病 (星海社新書)

author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 15:23
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