イングリッシュ・ドクターのTOEIC®L&Rテスト最強の根本対策 PART5
えっと、ビジネス書ではないですけど、ご本を読みました!というより解きました。
ほーんのすこし前のこと、TOEICリスニング対策のご本をやりまして、いやはや目からウロコでございました。
こちらから
実践読書 リスニング編
今回はパート5
リーディングってやつですね。
これもね、頂いたご本で、ホントありがたい限りです。
で、御多分に漏れず、残念ながらパート5というかリーディングはリスニングよりさらに解けないんですよ。
しかも世の中に溢れるテクニックね。
「早く読め」
「10秒で解け」
「この単語を見たら反射的に次の単語を選べ」
。。。
まーまー、そうかも知らないですけど、これってどうなの?
思ったこと、ありません?
読む速さが足りないから解けない。
単語を覚えてないから解けない。
まー、そうなんだけど、そもそもこれ、なんのためにやってるんだっけ?
まー、会社で言われた昇格要件の中にあるからしゃーないよね。
しゃーないけど、仮にそんなテクニックで、点数がちょっと上がったとして、なんだというんだろうかとか。
そんなこと言ってると、
そんなのはどーでもいいから、とにかく点数取れよぉ〜
ってなる。
うーんと、いや、英語はできないけど、ってかTOEICの点数は低いですけど、別に英語で仕事してたんだけどなぁ。
たしかに、「恥ずかしい英語だったんでしょ?」と言われればそうだけど、英語でなんとかならないところは、絵を描き最後には目力まで使って仕事を必死にこなしてた日々を思い出すと、TOEICで点数取れるとか取れないとか、なんか違うよなぁ。。。(もちろん取れた方がいい。)
とはいえ、試験はこの国では必要のようで、しょうがないけど後ろ向きではあるけど、問題を解くわけなんだな。
さて、今日、ご紹介してるご本
まー、いわゆるリーディング対策ですよ。
でもね、問題が並べてあって、解説が書いてあるってわけじゃないのよ。
一貫して、最後まで「英語の構造にこだわって」います。
最初に一文全部単語一つ一つに品詞をつけるところから。
品詞!?
あ?これにも?ってのにも品詞。
ふんわりしかわかってない自分に、現実を叩きつけられます。
「っていうかさー、これが全部わかったとしてパート5と、どういう関係があるのよ?たしかに品詞は大切だけど。。。」
と、文句の一つもたれたくなるわけですが、今回、わたしはその文句を封印しましたよ。
っていうか、ある意味、本当に困ってるわけで、著者さんが「根本対策だと銘打ってくださっている」わけですから、そのまま信じてみよう!というわけなのね。
進んでいくと、徹底的に、まーとにかく、構造にこだわるわけです。
正直、そこまで構造にこだわったことはないし、習った記憶もない。
わたしがかつて、英語を習った中で、出てきたのかもしれないし、話してくれた先生もいたのかも知らないけど、覚えてませんね。
これって自然に出来ることなの?
つーか、みんなこれ、というか、次になんの品詞が来るのか?その順番を完璧に理解してるってこと?
おいおい、どーなってんだ。
そんなことを思いつつ、ひたすら進みます。
この「to」はただの前置詞なのか、to不定詞なのか?
そんなことを意識したことがないので、出てくるたびに、「へぇ〜」って気分になる。
「to不定詞が出てきたら、原型の動詞を入れて」って、ここは、前置詞だから次は名詞になるので、現在分詞が入る?
あれ、そーゆーこと。
え?もしかして、みんなわかってんの?学校の英語の授業をがっつり聴いてたら理解できたことなのかしら?
また、順番が違うと全く異なった意味に感じてしまう、というのは英語ではなく、中国語で学んだことですが、英語もそうじゃん?
だんだんその感覚が「ふんわり」わかるような気がしてくる。
うむっ、それで、この練習は何になるのか?
実はこの本を全部終わった時点ではまだやや「ふんわり」してました。
そう、言われた手法によって出来ることもあるけど、わかんないこともある。
なんたって、「ふんわり理解」してるからね〜
やっぱりまだまだ単語力がたりないわよね〜
なんて、感想。
それで、別の問題集をやって見たんですね。
(ご本の中で、推奨されてる問題集で、たまたま、何回かすでにやってたんだな。)
使ったのはこちら
1駅1題 新TOEIC TEST文法特急
これが、目からウロコででした。
この問題集
前にも解いてます。それも、二周、問題によっては三、四周してました。
でも、今までとはっきりと違う。
あー、これは前置詞の後だから名詞しかはいんないなぁー。
四つの選択肢があるけど、二つは「絶対に」入らないからどっちかだなぁ。
これまで、こんな風になったことがない。
単語を知らないからそうならない!
と思い込んでたけど、そんなはずない。。。
いや、そーゆー問題もある。
それはそれでいいけど、構造で解ける問題もすごく多い。
さらに間違った問題、迷った問題の解説を読んでみる。
「なになにという理由で、ここには副詞しか入りません。」
あー、なるほど、そーだね。。。あー、たしかに副詞だ。
この「そーだね」
はじめての腹落ち。
今まではなんだったのか、「あー、副詞か、なるほど(特に意味のないなるほど)とはいえ、形容詞か副詞かなんて、そんなに明確に違うもんかね〜
つーか、入りませんってのはなんで、あー、いや、動詞を修飾してるから?んー、いや、よーわからんけど、副詞なんだな、うん、覚えるしかないのか。あー、暗記苦手なんだよね、つーか、このaとbの選択肢、どっちがどっちよ?次に見てもきっとわからんよね。。。」で、次に出会っても、また同じ間違えを犯す。
これさ、構造的に「副詞しかこない」とか、今回初めて、本当に初めて、知りまして、いや、意識しましてね。
そもそも、もう何十年も英語やってるのに、なんでわたしは知らないの?
っていうか、同じ教育を受けて(同じ教育じゃないけどね(笑))みんな自然にわかるもの?
たしかにネイティブならわかるかもね。
それが副詞か形容詞かなんて意識しなくても。
だって、ネイティブだもん。
日本語だって、誰に教えてもらわなくても、そういう構造だってわかるじゃない。
ネイティブだもん。
でも、わたしの中で、構造の逸脱した言語、英語でも中国語でもいいけど、日本語とは成り立ちが違うものの、本当の構造、そういうならびにならないと「相手は理解してくれない」なんて、どーやってわかるの?
それをまざまざと感じて、肩を落としたり、逆にやる気になったり。
そりゃそーだ。
これまで、どんなにやっても四択から二択にもできなかったのに、それがクリアーに、自信を持って答えられるわけだから、そういうもんが一つでもあれば、やる気も出るもんだ。。。
なんてこった。。。
そんなわけで、リスニングに続き、リーディングでも、やられましたよ。
これ、みんな騙されたと思ってやってみて。
うまくいけば、わたしと同じ体験をするかも。
同じ体験をしないあなた、もうきっと構造はバッチリなのよ。
むしろ羨ましい(笑)