イングリッシュ・ドクターのTOEIC®L&Rテスト最強の根本対策 PART1&2
イングリッシュ・ドクターからこのご本をいただいたのは。。。
今年の年明けの頃です。。。
私、正直に告白しますけど、英語得意じゃないんですよ。
英語で仕事してますよ。
してますけど、第二外国語同士のぶつけ合いであって、しかも共通言語は英語だけじゃなくて、専門知識ってのがポイントで、やり取りするのに、「英語だけ」で生きてるわけじゃないのよね。
プログラムを共有したり、絵を書いたり。
で、それでなりたってる。
で、何が言いたいかというと、TOEICテストは全然振るわないって事なのよ。
「またまたぁ、今、受けたらそれなりに。。。」
いやいや、上がるんじゃないかと思って受けたんだよ。
ほとんど変わらないのよ。
奇跡の600点台をキープよ。
行く前もそうだし、一年くらい前に受けたのもそう。
勉強しなきゃ伸びないのよ。
だって、私が喋ってコミュニケーションとってるのは、中華圏の人だもん。
中華圏の人の英語なら聞き取る自信あるよ。
でも、イギリス人とは一緒に仕事してないんだもん。
で、ご本をいただいたものの、ひとまず、ひとまず、ほかに色々やることがあるもんで、「ありがたいけど、TOEIC対策は今は。。。」と、大して本を開くこともなく。。。だったりして(ごめんなさい。)
それでも、英語で仕事してて、中国語に晒されてるもんで、面白いことがあるんですよ。
相手が喋ったことがダイレクトに頭でキャッチできるってことが英語にも中国語にもあるわけです。
当たり前といえば当たり前ですけど、言われたことがダイレクトにわからないということは考え直して日本語に直すみたいなことなわけですけど。。。
外国語で喋ってる時は、いちいち日本語なんかにしてたら、リズムも狂うし、うまくいかないわけなのね。
「りんご」と「Apple」と「苹果」はどれもりんごをあわらしてるけど、
「Apple」と「苹果」を聞いた時に、日本語の「りんご」というのを介してりんごの絵を思い浮かべてるわけではないんだよね。日本語の「りんご」はすでにその中にはなくて、ダイレクトに頭に流れ込んでくる感じ。
これが長い文章であったとしても、わかる時は起こるし、日本語で考え直さないとわからない時は、会話についていけないということになるんだな。
このダイレクトにわかる感じ。
先程書いたように、台湾人の同僚が話す英語はわかるんだよ。
でも、だからといって、アメリカのドラマなんかを完全字幕なしでがっつり理解できるかというとそうではないわけ。
短文短文は頭に入ってきたりすることはある。
で、それが増えると、今度は字幕の理解と英文の理解のズレで大混乱みたいな。
今、そんなことで、すごく気持ち悪いんだな。
できることなら、字幕なしで、全部いきたい、けど、字幕ないと、筋が楽しめない。
こりゃ困った。
それで、藁をも掴む思いで、イングリッシュ・ドクターに質問しましたよ。
こんな感じになってんすけど、どーしたらいいでしょう。
イングリッシュ・ドクターは軽やかに答えます!
「リスニングの根本対策ならTOEICの赤い本があるよ。まずはpart1&2を完璧にするところやってみては?」
「わかりました!やってみます!」
元気よくメッセージで答えました。
まっ、でもさ、聴く方はさ、たしかに完璧ではないけど「だいたい」できるよ?うん?
とはいえ、おススメされましたから、それはやるでしょう!ということで、いただいたご本を引っ張り出して、やり始めましたよ。
びっくりしました。
完璧に聞き取るとは、こういうことなのか?
本の中で、イングリッシュ・ドクターが指摘する部分にことごとく引っかかって聞き取れてないことが、どんどん浮き彫りにされるんです。
この本はいわゆるディクテーションをする本なので、聞き取ったものを、書き取るわけですね。
書き取ってみると、
まず、単語書き間違える
あちゃー。
そして複数のsを落としてしまう。
いわゆる冠詞を適当に聞いてる。
何だこれ。
これまで対策本ってのでやってきたのと全然違うし。
そして、さっき言った「頭に流れ込んで理解できる文章」ってのは、意外と間違えないんだよね。
ってことは、だ。。。
だいたい聴けてるって、聴き取れてないのと同じなのか???
だから理解できないのか???
さてさて、ディクテーションってのは不思議なもので、やった気になるのよ。
それについても、イングリッシュ・ドクターは本の中で警鐘を鳴らしています。
とにかく復習しろと。
ディクテーションやって、「これはできた」「これは間違えちゃった」ではなく、「完璧にできるように」とね。
おそらく、きちんと聴き取れれば、頭が自動処理して理解できるようになるんだと思うんだな。
うむっ、実に便利だ。
そーゆーことなのか?
本の中では「世間の聴き取れてる率」みたいなのを数値化してくれていて(モニター協力した方々の正答率です)そこには実際にモニターさんたちがつまづいたことを参考に、イングリッシュ・ドクターが解説を加えてくれています。
モニターさんの回答の中には、どんなに頑張っても、「わたしにはそうは聞こえない」というものもある。(大抵はきちんと聴き取れてる場合)
逆に、同じ間違いをしてる部分もある。
そもそもそんなこと関係なく、解答見て、何度聞いてもそう聞こえないものもある。
全部を一気にやって、今、二巡目。
どうやら、イギリス系のアクセントをされると一部が聴き取れないということが自分の中でわかってきている。
要するに、ある単語とか、単語同士の繋がりの音のイメージがわたしの中に出来上がってないということ。
それは、イギリスのアクセントをする人は、完全に同じしゃべくりをするわけなので、覚えるというか馴染まなくてはならないのよね。
最初の方で「中華圏の人の英語なら聞き取る自信がある」って書いたけど、そこにもやっぱりクセがある。
それに慣れてるかどうか。
かな?よね?
わたしの中で、ものすごく画期的な本で、二巡目やってますけど、もっと自分のできないところを浮き彫りにしたい気持ち満々ですわ。
いやー、いい本頂きました。
面白いすぎる。
面白いすぎるけど、骨太でもある。
この骨太感。
英語を聴き慣れてない人だと本当に辛いかも知れない。
でも、やる価値があると思う。
なぜなら、外国語を学ぶ人はみんな音に慣れなくてはいけない。発音が出来て聴き取れなくてはいけない宿命だからね。
日本語ができる外国人もすごく苦労してるのよ。自国の発音の仕方とは違うから。
でも、自分が母国語として出来てるのは意識しないからわからないでしょ。
そんなもんなのよね。
と、深くうなづいたりして。