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【読書】ライフシフト



LIFE SHIFT(ライフ・シフト)



リンダ・グラッドンというと、「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」が有名で、私はこのご本に大変感銘をうけたのです。


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それで、ブログにも書きましたが、このご本を読んで決めたことがあるんです。


それは、「死ぬまで働く」ということ。


もちろん、物理的に無理になってしまうこともあると思うんですけど、そうでない限りにおいて、何かしらで働く。


それは、何も今の本業であるエンジニアということではなくて、エンジニアはまぁ、時期が来たらそこそこでやめて、新しい道に踏み出そう!そうしようって、ワーク・シフトに出てから、中国のおばあさんを読んで思ったんですね。(架空の人物ですが、自身が作り出したレースの生地を世界に売り出す人のお話し。しかも60歳を過ぎてから。)


そんな出会いがあった「ワーク・シフト」に続く
リンダ・グラッドンさんのご本
「ライフシフト」

そう、読まないわけにはいかない。


本屋さんにポップもめっちゃ出てるし、話題だったのね〜。


でも、なかなか読み出せなくて。。。


だって、厚いし。。。


と、くだらないことを考えていたのが見透かされたのかはわからないけれど、このご本を私に推薦してくれる人がいらしたのね。


それは、私の友人で、コンサルタントでもあり、カウンセリングも生業としてる人で、その彼が「小学校6年生の必須教科書にしたい」というんだから、ググッと興味も湧くというもの。


それで、「あー、ライフシフトね〜、読もうと思って買った気がするよ〜」なんて話をして、読むことに決めたのでした。


さて、ライフシフト、買った気がしてたんですけど、実際の紙のご本だと、かさばるので、Kindleで、、、と、悩んだところで思考停止してたらしく、なぜか購入には至っておらず、早速、Kindleでポチったというわけ。


誰でもいいんだけど、オススメされる本というのは読んでみないとですわよ。


ましてや、信頼する友人の推薦とあれば、もうね、読まないわけにはいかないわよね。

そもそもなぜ、彼にそこまでを言わしめるのかということを知りたくもあるしね。



ということで、読みました。


翻訳本が苦手という方がいらっしゃると思うので、一概には言えないですが、私の場合に限っては読み始めたら、止まらなくなりました。


Kindleと紙のご本の最大の違いは、その厚さを感じられないことにあると、私は思っていますが、これは仮に紙のご本で読んだとしても止まらなくなると思われます。


そう!面白いんですよ。



何が面白いって、私たちがこれまで信じてきた未来予想図的なものが揺らいでいるということを単純に感じることができる点です。


それも、意外と身近にある問題!
そう、長寿によってです。


長寿が問題なのか?という意味でいくと、3年前くらいですかね、保険の営業をしていた知り合いから聞いた「長生きするリスク」ってので、
初めて気がつかさせられました。


文字通り初めて!


長寿って漠然とですけど、いいイメージありませんか?


少なくとも、私は、長生きするというのは、自分がどうこうではなくて、一般的に「良いことだ」という感覚で生きてきました。


ところが、自分が長生きするかもしれないという段になった、それが「リスク」になるかもしれないというのです。


そう、引退が60歳なら、もしそこから100歳まで生きるとしたら、
40年間
わずかな年金で暮らしていく。。。


いやいやいやいや
完全にリスクよね?


そんなこともあって、「長生きのリスク」という言葉の響きに寒気を覚えたのです。



まー、そんなこともあって、「私は一生、死ぬまで働こう」と決めたというのもありますが、自分が今、置かれている立場だけではなく、つい昨日生まれた赤ちゃんにまで目を向けて、この「長寿」というリスクとどう向き合うべきなのか、その100年間をどうやってキャリア形成していけばいいのか?という話を様々なエビデンス(証拠)をもとに、展開していくというのが「ライフシフト」の特徴なんです。



読み始めてすぐに、前述の友人がこの本を強く勧めてくれた意味がわかりました。


いま、サラリーマンをしている世代についても、また、その仕事についても、今までの常識が通用しない世界がすぐそこまできているということを身近に感じさせる内容だったからです。


彼は、企業の研修等も手がけていらっしゃいますから、いわば企業の方々とこれからの企業や従業員のあり方、また、その仕事形態についても大きく変わっていく、いや、変わらなくてはならないというのを肌感覚としてわかっている面があるのだと思います。


それを一般化させて説明してくれている本というのは、なかなか稀有ではありますが、考えを浸透させるという啓蒙的な意味では、大変に意義がある。


そう、長寿はリスクであり、私たちはこれまでの生き方をある意味捨てて、新しい人生のあり方を創生しなければならないという、そんな「覚悟」を人々に植え付ける入り口です。


ワーク・シフトと同様に、サンプルとなる世代の人たちの「ライフ」を覗き見る感じの構成になっているが故に、自分に起こるであろうことが想定できます。


読み進むとわかりますが、誰しも、自分に近い世代を見つけて、この人のこういう生き方をなぞるとしたら、今、私に何ができるのか?と言うことを、本が私自身に問うてきますし、また、私の息子世代に関してはどんな未来予想図で、それらがいかに現代と乖離するか?といった想像ができるということです。


いやー、参りました。


漠然とは思ってましたし、私の場合についていうと、とにかく「一生働く」と決めた時点から、それを模索するように人生を形成しているはず!です。。。けれども、そんな私ですら、「うーん、やはりまだ、足りないかもしれない。ひとまず、読書習慣をもとに戻さなくちゃ!」みたいなことを考えさせられたし。


変化というのは、徐々に起こるのではなくて、実は結構いきなりで、その変化に耐えうるものが生き残るというのは、かのダーウィン先生もおっしゃってる通りですが、いやはや、なかなか性急なというか、個々の人はすぐにでも変わらなきゃいけないのに、企業や政府の変化はそれに追従していないというもどかしさもあります。


企業や政府への提言については最後の章に出てくるわけですが、それを読みながら、しみじみと、コンサルタントの友人には、今よりも一層、企業様に働きかけて欲しいなと、願ったりしたのです。


政府だったり、企業だったりという大きな枠組みは「すぐに変化できない」という特徴を持つということを踏まえて、キャリアの形成をするという、必要があるように思うわけですが、その未来は思ってるよりもずっと多彩だということですね。


多彩な未来に生を授かる
ということは、二つの考え方ができると思うんです。


一つは大変ポジティブな思考で、
「何でも選べるということ。」
選択肢は一つではないし、何度でも人生を「生きなおす」チャンスがあるということ。


もう一つはネガティヴな思考で、なにも見えないし、メンターもいない、お手本となる人生がないということ。
全ては自分で切り開かなくてはいけない。


これまでだって望んだ人には望んだなりの多彩な未来があり、望まなければ平穏な未来を選べる五十年くらいがあったと思うんです。


でも、人類が経験したことのない長寿というチャンスか?もしくはリスクというのは、あたかもそれを望んでない人まで、未来を選べばなくてはいけないということです。


そうだとしたら、もし、そうだとするならば、今から能動的に動くべきだし、やっぱり未来の子供達のためにも、なんか役に立つような人生にしたいよね〜。


そんな気がします。それを垣間見ることができたというだけで「得」なんだよね。


だから、人によってはこのご本、「人生変えちゃう一冊」になるかもしれないなって思うのでした。



ちなみに私の場合
人生変えちゃう一冊はむしろ「ワーク・シフト」のほうで、こちらのご本は補足的に考え方を強化してくれた感じです。


未来を知りたいと願う全ての人に、読むべき価値のあるご本です!


ぜひ、その手に取ってください!


author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 23:15
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