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【読書】ネクスト・ソサエティ


ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる




おそらく、著名人の読書をなさる方なら当然ご存知のドラッカーさんのご本です。


ドラッカーさんといいますと、私は「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (新潮文庫)」を読んで、ものすごく感心して、「マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則」に手を出したものの、、、読み終わらなかったという事実があります。


その頃からドラッカーさんにはちょっと苦手意識もあって手にとってなかったですね。


おそらく「マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則」を読んだ時は私の方に受け入れる体制ができていなかったんでしょう。


今回は日頃、私の書くブログをチェックしてくれている友人が「読んでみては?」と勧めてくれたので、早速購入して読んでみました。


なるほど、友人が勧めた意味は読み始めてすぐにわかりました。


とにかく面白い。


大きくうなづきながら、読み進むと、ふと、あることに気がつくんです。


ん?これが書かれたのはいつだ?


そう、ネクスト・ソサエティが書かれたのは2002年ですよ。


2002年の頃にまとめられたビジネス書が、正しく、今、この2016年の社会で起こっていることを述べている。
14年も前に、今、起こっていることを予見していたということ。そして、その精度の高さに驚愕するのです。



確かに、会社ではパソコンが一人一台支給され、多くの連絡はメールで行われ始めていた、そんな記憶はあります。

もちろんネットも繋がってたし、文書はワープロじゃなくてワードで作ってました。

そうなると予見できるだけの材料はおそらくあったわけですが、そうは言っても、ここまでできるかな?というのが素直な印象です。


この本にかかわらず、世の中はグローバルだのダイバーシティだの言われておるわけですけど、そうなった時、原資となるものはなにか?ということを考えてみるわけです。


今や先進国の原資はなにかといえば、もちろんこのご本の中にも言及がありますが、「知識労働者」というわけです。
それは何かって言うと、例えば医者だったり、弁護士、看護師、挙げればきりがないけど、いわゆる有資格者、それに加えて専門的な知識を有している技術者、いわゆるブルーカラーのことを指しています。


工業自体というのは、効率化によって実質の「肉体労働者」いわゆる言われたことをルーチンでこなす層の働く場が、狭まってくるのは間違いないです。
だがしかし、開発を行っている「技術者」というのは「オペレーター」とは異なるわけで、その人達を原資として、先進国は、グローバルに繋がった世界の中で勝負をしていけるというわけ。


こんなこと言ってはあれですが、日本はチョット、その貴重な原資にあんまり気がついてくれてないかなって思ってます。


海外で就職した経験もプラスすると、だいぶ評価のされ方は違うかもってのが実感です。

それが日本の現状で、日本にいると八方ふさがり的に見えるというか、ちょっと難しいかなって思うことも少なくないけど、世界はこの「知識労働者」をある意味では認めているんですね。


それはまさにドラッカーがネクスト・ソサエティで指摘する通りで、大天才はもとより、「知識労働者」への待遇は日本のそれとは大きく異なります。


たまに世論で、「日本の技術を持って世界に出て行ってしまう技術者」なんていう言い方をされますけど、日本云々ではなく、自分が培った技術をもって、その技術を高く評価してくれる場所に身を置きたいと考えるのは、まぁ、残念ですけど当然というか必然というかそんな感じがしてます。


さて、ちょっと話を変えますが、今、中国は半導体にとても目を向けていて、買収を繰り返しているという事情があります。


中国の半導体会社の社長は「買収によって「知財」を得ることができる」
とはっきりと公言します。


日本の技術だと思っていたものは、リストラや買収などの形ではっきりと流出するものであり、ぶっちゃけ世界中で取り合いです。


本当だったら差別化は可能なんじゃないかと思いたいけど、それはまた別の話なので、ここでは、ここまで。


さて、私が書いたことは今の現状ですが、その現状について14年も前にドラッカーが正しく予見していることに驚愕するとともに、ある種自分の選択にも間違いはないなと思わさせられ、ちょこっとビックリかな?


加えて、この本が秀逸なのは、そういった知識労働者の話だけはなく、社会の構造、経済など全てを含め、包括的に話がなされているところです。


もちろん、自分が当事者として強く知り得るところに比べて、経済などの言及については、その予見精度をはかるのは難しいです。


実際に、日本は一見アメリカ型の資本主義をなぞっているように私の目には見えていたんですけど、先日「ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか (青春新書インテリジェンス)」を読んだ時から少し感じていたことでもあるんですけど、日本は、おそらく先進国の中でも、アメリカ型よりヨーロッパ型の方が親和性は高いのではないかとか。

その辺の考えをおぼろげに巡らすだけの材料をくれるのです。


いやー、面白い。


特に知識労働者に関する記事は、「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」以来の驚きというか深い納得をもって私の中で迎えられています。


さらっと一読しただけなんですけど、もう一度じっくり読みたい感じあります!

いやいや、その前に「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」再読しよっかな?

いやいや、読書会したいですね。


ってなわけで、一緒に読書会したいを実現できる!?かな?facebookページ作っちゃいました!

ぷぅコッコが読んだご本
ブログがきっかけで読んだよーとか
ここも注目ポイントみたいな読書の感想!

他にも、こんな本もぷぅコッコ、読んでみたら?など。
ゆるーく共有しましょう!

https://m.facebook.com/pukokkobooks/
ブログもアップしますけど、ちょっとタイムラグあると思うので、ちょっと待ってね。

いかんせん、やってみよっかなぁ〜ってだけな感じなので、まだまだヒヨッコすぎて。


それでも、FBページのが、ブログのコメントなんかより気軽に書き込めるかなって思います!





Kindle版はこちら
author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 06:32
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