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【万年筆とインク】顔料インクと古典インクの話4 顔料インクの耳に痛い話 ぷぅコッコは初心者さんに顔料インクを薦めません!
顔料インクと古典インクの話4

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顔料インクと古典インクの話1

顔料インクと古典インクの話2

顔料インクと古典インクの話3

いやー、かなりいいことが書いてありますよね。ちょっと使い始めて「万年筆っていいんだけど、でも、滲むのがちょっとねぇ〜」って思ってたあなた!試したくなったでしょ?

ここで、ぷぅコッコの基本スタンスを書いてから、話をはじめます。

ぷぅコッコは万年筆初心者さんに顔料インクを薦めません。

買わないでください。

顔料インクを使いこなすには、簡単だけど、100人いたら多分80%の人は出来ないたった一つのことがあるからです。


それはなにか
「毎日、1回、顔料インクを入れた万年筆で文字を書くこと。」
たったそれだけ。


たったそれだけですが、多くの人は出来ないです。
「え?でも、ぷぅコッコだって毎日万年筆を使ってるでしょ?そんなの簡単じゃない?」
そーです。私、毎日、万年筆使ってます。
でもね、常時、20本くらいの万年筆にはインクが入ってますよ。
だから、毎日何がしかの万年筆で、書いてます。

でも、一本じゃないし、顔料インクを入れた万年筆を毎日使っているかと聞かれれば、おそらく
NO
です。


なんで、そうなのか?
なんで、そんなことを言うのか?
それは、一度ドライアップ(インクが固まること)してしまえば、二度と復活しないからです。


これは自身の経験に基づいてて、やらかしたことがあるからです。
(それまでだって、顔料インクについて知らなかったわけじゃないのさっ。)
青墨がすごい


これ、ペン芯内の溝一つ一つをこそげ落とすように清掃してもらい。。。(師匠。。。スンマセン。。。)
そのあげく、もう青墨は無理かなーと思ったところ
「青墨がペン芯に染み付いてるから青墨専用だねー」
と言われました。


まっ、マジか!?と思ったのは言うまでもありませぬ。


さて、ブログ内に顛末は書いてないですけど、このペン、結局ペン芯を交換してもらい、今に至っています。
(もう二度と、青墨はじめ顔料インクは入れません!)


このペンに入れた当初
「毎日書くのなら、問題ないじゃん!このペン超お気に入りだし、絶対毎日使うし!」
それまで青墨は高いペンに入れたことなかったけど、この名器なら、毎日気持ちよく使うから、「大丈夫のはずだ」という気持ちでした。
ほんとに毎日使ってたしね。
結構、私的には覚悟の上で入れたのよね〜。


嵌合式のキャップの万年筆ですから、ネジ式のキャップのモデルよりも若干ドライアップしやすいとはいえ。。。
万年筆一本殺しかけたわけですから。。。
青墨以外というか顔料インク以外でこんなことになったことないです。


正直、ほんとびっくりしたし、、、
正直、ほんと怖い。。。




それでね、初心者さん、カクノからはじめてくれて、「よし!3ヶ月は毎日練習したから次は金ペンの万年筆を!」
っていって例えばパイロットのカスタムヘリテイジ91とか購入するとするじゃないですか。


ヘリテイジ91といえば1万円ですよ。


筆記具に1万円!


初めてこんなに使っちゃったわ!
って大切な大切な万年筆に
「色も素敵だし、インクフローってのもいいらしいし、何より乾いたあとは水に流れないってインクを試したいわ〜」


って、例えば青墨を選んで


毎日使うぞ〜!
って意気込んだけど、仕事で忙しくて文字書いてる場合じゃなくて、2ヶ月放置しちゃったら、、、ペン芯内部で青墨が固まって書けなくなった。。。


でもどうしたらいいかわからない?


「1万円もしたのに、なんか書けなくなっちゃったよ。。。ちぇっ」


って納得しますか?


この場合、忙しくて使えなくなる前に、綺麗に洗浄して保管すれば別になんてことないけど、そんなことちゃんとできるかな?


すくなくとも私はズボラんだからできないし、結局のところできなくて固めちゃったってわけ。


しかも青墨はじめ、顔料インクはペン芯がインクをガンガン吸って、洗っても落ちない。


青墨専用機になっちゃうってこと。


もちろん、それ以外の色を入れてもいいけど、混ざって汚い感じに。。。


そういう「負の特徴」もあるよ!
と正しく認識した上で使ってほしいインクだということです。


取り扱いが染料インクとはまるで違う!
(やらなきゃいかんことは大して違わないけど、ほんとにちゃんとメンテナンスしなきゃダメ)


顔料インクを使うなら以下の条件でどうぞ。

1.毎日使うこと
ペン芯内にインクが流れる状態を毎日作る!ということです。

2.定期的に洗浄する。

3.使わなくなったらインクを抜いて洗浄する。

4.ペンで使うインクは一種類にする
ペン芯が染まりますから、他の色にはできないと心得ましょう。



染料インクなら、こんなに気を使わなくても実は大丈夫。
洗浄すればいろも変えられるしね。
ほんとは上のようにしたほうがペンのためかもしれなくても、もし仮にできないことがあったとしても、あなたのペンは書けなくなったりしないですし、いくらでも復活できる。


でも、顔料インクは違います。


固めちゃったら、最後メーカー行きということは覚えておいてほしいし、吸入式を固めたことはないけど、おそらく復活しないんじゃないかな?


ということなんだな。


そんな理由から魅力的なインクだけどぷぅコッコは金ペンには入れないんだな。。。

そしてこの話は5に続く

顔料インクと古典インクの話5 それでも顔料インクを使いたいなら

顔料インクと古典インクの話6 それでも古典インクが好きです








author:ぷぅコッコ, category:インク(お気に入り), 06:45
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