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【勉強会】第二期 出口治明氏と古典を精読する会 5回目(最終回) その4

貞観政要 上 新釈漢文大系 (95)より


p.273
第一章から
皇太子の先生に対して、皇帝である太宗自らが先生を敬うことにより、息子に道を教えるということです。
(君臣父子の道)


ここを読むと、皇太子に対する、先生の期待度というのは実は高かったようだということがあるわけなんです。ここで、参加者の方で教育関連を手がけてやっしゃる方から『先生たちの子供たちへの期待度が高いと子供は伸びるという調査結果がある』といったコメントもあり、直感的に、期待をかけると伸びるということを皇太子の先生もわかっていたのかもしれませんね。


第二章
ヨーロッパで言えばキリストの系図
それと同様に中国には聖天子と呼ばれる『半神半人』の聖なる系図というのがあります。

黄帝、顓頊、堯、舜、禹のそれぞれの皇帝ですけれども、その人たちも先生に学んでいる。そして、それから百人以上の王を経ても未だ、聖人のような智を持ち合わせてはいないわけですから、そもそも、皇太子といえど、学ばなくてはならないということを言っています。

そこで、三師の位を定めよう!

ということなんですね。


ところで、中国には奇数が尊いという考え方があるそうです。補佐役としての位を作りましょうといっても、一人だとしんどい、五人じゃ多いということで、三人ということになったのかな?


中国では、ポストを作ってからそれにふさわしい人を探すというということが基本のようです。

建前として、立派な人を、まずは探すという文化なので、とりあえず法律で三つのポストを作ってから人を探したということですね。



第三章
上智の人というのが出てきます。

人には立派な人とそうでない人(上の人と下の人)がいるという考え方です。


性善説と性悪説というのがありますが、ここで言う性善とは上智の人を指していて、もともと『善の人』全てをわかってて、いい人に決まっていて、けして悪には振れない人!んでもって立派!それ以外の人は上智の人ではないから、悪いということではなくて、わかってない人、わかってないから教育が必要な人ということです。教育次第で悪くもよくもなっちゃう人というわけ。


しかもこの上智の人という考え方、血筋がどうのこうのではないんですね。もともと生まれながらにして上智の人がいる。そんな人は一言言えばわかるけれども、そうでない人というのもちゃんと教えてあげさえすれば変化するんですよ。ってことを言ってますね。


余談ですが、現在の中国でも、課長クラスになる人というのは善人であるかをそのモラルまで調べられらそうですよ。



第四章
わたくし、あたったんですけど、なんかよくわからなかった章で、出口さんに解説頂くことになりました(いやぁ〜お恥ずかしい。そんなこともあります。そんなことだらけか?)


ここで、太宗は魏王(皇太子ではない息子です)の先生として、自分の先生でもあった王珪を兼務させるんですね。

この先生であればビシッと息子を叱ってくれるぜ!ということです。それをよくわかっているので、抜擢するんですよ!と言っています。

それに応えて、王珪自身もビシビシ教えまして、みんなからもいい先生だったね。と言われたという話です。


うーん、なんでうまく読めなかったのかな。頭真っ白になりました。あらあら。



第五章
三師に接する礼節について、まずは形式から入る。
とにかく形を整えて、人を敬うことを教えるのだということを言っています。上智の人はそんなことしなくても分かるんだけれども、普通の人にとっては、形から入るというのはとてもわかりやすいです。そうやって礼節を教えたということですね。

息子たちがやや微妙ってのは太宗もよくわかってたみたいですね。


第六章に入るところで、残り5分となりました。第六章には天帝(高宗)が登場します。ということで、話はその奥さんの武則天と、それをロールモデルとしたであろう日本についてということになりました。そのへんの詳しい話は出口さんがお書きになった仕事に効く 教養としての「世界史」に載っていますので、そちらに譲りましょう。



さて、この一年続けてきた『古典を精読する会』も今回でおしまいです。

すごく勉強になりましたし、私なりにすごく勉強しました。出口さんはもちろん、それ以外に一緒に勉強してくださる仲間にも出会えました。

きっとまた第三期があるのだろうと期待しています。このブログが、その方々の理解の一助になればと願ってやみません。ということで、せっかく最後なので、派手に一番最初からのリンクつけちゃおうっと。

ご一緒してくださった出口さん、第二期のみなさん本当にありがとうございました。
また一緒にやりたいですね(^з^)-☆

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第一回 その2

第二回 その1

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第五回 その1

第五回 その2

第五回 その3


我ながら、すごいなぁ〜(汗)
学び多き一年となりました。これもひとえにブログを読んでくださる皆様のおかげです。いつもありがとうございます。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
author:ぷぅコッコ, category:セミナー・勉強会, 18:30
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