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【勉強会】第二期 出口治明氏と古典を精読する会 5回目(最終回)その3
本日は貞観政要 上 新釈漢文大系 (95)の論太子諸王定分第九の第四章よりまとめていきます。

太宗は部下に向って、国家の急務は何かと問います。すると高士廉、劉洎、岑文本のそれぞれの部下が考えを述べます。そのあとで、褚遂良が『まず、皇太子を定めて、後の世まで(万世の後のまで)手本となるような良い法を定めてください。』というのですね。

それにたいして、太宗は『50に近くなって、長子(長男)を皇太子ときめて、東宮に住まわせているけれど、それ以外のこどもも40人近くいる。この子供たちの周りに良い人がいなければ、国が滅びてしまう。一方で、その取り巻きは4年で交代させなければならない。これは情がわいて、自分の使える諸王を皇帝にしたいから謀反を企むということがないように。』ということだそうです。

なんかがっちりきめてますよね。
うまくいきそうな予感がするんですけど、、、

名君と言われた太宗もいろいろ策を弄したにもかかわらず、皇太子問題には頭を悩まし、結局失敗していますから、いかに難しいかということを物語っているのです。


さて、皇太子というのは、ずば抜けた人がいなければ、長子(長男)がなるのが通例のようです。そりゃそーかなぁ〜って思いますよね。

名君の子供たちというのはある意味ちょっとかわいそうですよね。おとーちゃんが、まぁものすごい人なわけですから、子供のほうはどの子にしても頑張ろうという気持ちは持ちづらいですよね。

所詮、どれだけがんばっても追いつかない目標なら、走るのはやめてしまいますよね。

そんなわけで、なかなか二代名君は続かないのです。



さて、第五章です。
法律を作るだけでは不十分で、教育してからでないと意味がないということを説いています。むかしから政治は聖人、とくに立派な人が執り行うという考えがあるけれども、通常、人は勉強しないとなれないよということです。

とにかく教育が重要。

子供のうちから、高い位に付けて地方に出すのではなく、きちんと教育をしてから出しましょうと言っているのです。

太宗としては子供たちの争いを避ける意味でも、子を外に出したかったのだと思いますが、それぞれの地方が混乱しないためにも、その子供が立派になるためにも都で教育をすべし!と述べる部下は多くを見ているなと思うわけです。



本当に、今回は濃いですね。
まだまだ、終わりませんよ。


author:ぷぅコッコ, category:セミナー・勉強会, 19:43
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