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【勉強会】第二期 出口治明氏と古典を精読する会3回目 その3
ちょっと間が空いてしまったので、その1とその2のリンクをつけておきます。

その1

その2


今日は第九章p.213〜
太宗さん、なかなか賢い人を探すのは大変だから自選させようとおもうけど、どう?って魏徴に尋ねます。

魏徴は答えて自分を知ることは難しく、阿呆にかぎって才能や善行を自慢するものです。

結局、自選する人なんてダメですよ。ご自分で見極めなくては!と。


この太宗さんの発想自体はなんとなく分かりますよね。賢い人はほかの人を見出す能力に長けているのですから、自分についても客観的に見ることかできるのではないかってことです。

でも、動物学にみると、人を見る能力というものは、自分自身を知るという能力と関係があるとは言い難いのだそうです。

要するに人は自尊心やプライドや自己愛が邪魔をして、評価の振れ幅が大きく、自身に対しては正確に、客観的に評価できないのです。

だからこそ、これまでにでて来たように

鏡が必要なのです!

人は人を介してしか自身理解できない生き物なのです。



さて、今回のこの話、現代の会社に置き換えて考えてみましょう!

組織を作るときはみんないい人に来て欲しいに決まっています。社長(太宗)は考えました!
『自分で手を上げてもらえばいいんじゃない?そもそも人多いし、みんなを知ることはできないわけだし。』

すると筆頭副社長(魏徴)がすかさず諌めます!
『社長!そのお考えはダメです!そもそも誰しも自分のことを知ることは最も難しいことで、人生の最後の最後までわからないのが常です。それに何より自選するやつは変な奴が多いですよ。立候補ではなく、行いをちゃんとみて位のあるものに推薦させる方法がよろしいでしょう』


なるほど!
この時代、随の文帝に始まった中国の科挙はまだ確立していませんでした。科挙が確立したのは唐の武則天の時代です。

武則天という人は皇后だったわけですが、旦那さんが病弱で、いわゆるあかんたれだったためにこの人が政治を仕切るわけです。

しかしながら、政治というのは手足になる人がいなければでないわけで、そのため優秀な人を登用するための仕組みを利用したということです。


ということで、太宗さんの時代はまだまだ科挙でというよりはくらいの高いものからの推薦で!というほうがつよかったということですね。


いつの時代も人を選ぶというのは難しいものです。




author:ぷぅコッコ, category:セミナー・勉強会, 19:09
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