台湾にて、台湾の会社に勤めているぷぅコッコです。
ちょっと前からですけど、
日本で、仕事を上司に報告する時とは異なる方法(話し合い、メール等)を使っているというか、そうなっていることに気がつきました。
一般論ではないんで、私の仕事仕方だと、捉えて読んでいただきたいんですけれども、
わりと、真面目なんで、いわゆるホウレンソウ(報告、連絡、相談)はマメな方だったんですよね。日本での仕事でね。
これね、母語でやる。
つまり日本語で上司に伝えるってのは、実にいろんなスキル
いわゆる語学的に「表現」ができるんですよ。
これね、すごいことね。
うん、ホント。
「ぐぬぬぬぬっ、日本語で言えれば!!」
と思ったことがこの2年、一度や二度ではないですね。
だがしかし、それは叶わない。
かといって、英語なり、中国語なりで、いわゆるネイティヴレベルほど操れる、というか、言葉というものを利用して素敵に「説明してる風」にするというのは、ちと、難しい。
かといって、仕事というのは不思議なもので、できるんですよ。
人間ってすごいよね、なんとかなるもんだ(笑)
最低限の言葉を使った、ホウレンソウでももちろんオッケーなの。
でも、ここで、実は台湾では外国人であるところの、日本人である私が必要なスキルとして、ホウレンソウ、報告、連絡、相談について、日本と同じではいけない場所があるということに気がつかさせられることになったんです。
報告、連絡なんだけど、
報告を行うと
「で?」
って聞かれる。
「は?」
結論出てないから知らんよ、会議でそう言ってただけで、まだ決まってないし。
日本と同じやり方で報告する場合、なんとなく決まってないことに関して、「決まってない」とか「わかりません」って言いづらいし、たいていの場合、流れで、「決まってはいないけど、こうなるんじゃない?」ってなことをフランクに上司に述べることはできたし、上司もわざわざ聞き返すでもなく、「決まったら教えて」くらいなイメージ。
ってか、とりあえず、何かのプロジェクトにはもともと計画があってその計画の上で進んでいるという「暗黙の了解」があったんです。日本ではね。
不思議だけど、これが日本人がよく言われるところの「空気読め」とか「言わずとも分かれ」の根本。
実はこれは、主張しなくても、みんながわかってくれるという意味ではなく、仕事や、何かの組織にいる場合、その大まかな流れは、誰かの一存で揺るがないので、次の流れが予想できる。
今流行りの言葉で言うところの「忖度」だらけと言うわけ。
そんなわけで、日本の時と同じように報告してみると、
特に結論のわからないもの、先の見えないものは「で?」
って聞かれる。
いやいや、何年もやってるから、私よりもよくご存知でしょうよ。
とか、
語学もままならないのに、そんなのいつでもわかるわけないやん。
とか、思っていたんだけど、
その、「で?」の先に私がつけなくてはいけない言葉があることに気がついたんですよ。
そう、その時点でわからないなら
「私にはわからない」
とね。
その時点で相談して、何かアクションしなくてはいけないことがあるときは
「ということについてあなたと話し合いたい」
とかね?
「次はどのようにアクションすべきですか?」
みたいな質問。
うーん、なんか日本で上司に言ったら、「そんなこと聞く?普通?」とか言われそうなレベル。
だけど、逐一
わからない
まだ決まってない
アクションはこれとこれが考えられるが、どちらが良いか?
とにかく、全部。
うそーん、、、って思ったけど、、、
変な話だけど、自信持って
「わかんない!」
って言った方が、話がスムーズというか無駄に小言も言われないというか。
わかんないものはしょうがない?
え?そーなの?
とにかく、何につけても意思表示しないといけないのよね。
しかも、しかもですよ。
英語だから、必ず主語がつくの。
私
なのか
私たち
なのか
誰がやるのか、、、曖昧にできない。
ぶっちゃけ、エライコッチャ
ですよ。
でもこれが、ダイバーシティというか、風通しの良い組織の一つの事象かもと思ったりして。
日本人に限らないと思うけれども、日本の企業で働くと、計画があって、その計画どおりに物事が進むことは「当たり前」
だから、みんな自信を持って空気を読める(笑)
でも、そもそもその計画があって無きが如し、、、とまでは言わないけど、経営判断としてガンガン変わる状況下においては
誰が、何を、どう考えたのか
そして、どうするのか?
自分はどうしたいのか?
言わなきゃわかんないんだよね。
いやー、そりゃそーだろ
って思うけど、
頭で理解するのと、経験として得るのでは全然違くて、
まぁ、それがこの2年間の成果でもある。
これは、すごいのか、当たり前なのかよくわからないけど、とにかく、そんなですよ。
もっと、日本の会社のやり方が世界に浸透すればいいのに。。。
いやいや、違う違う、
とにかく、曖昧、厳禁!ってことでした。