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【読書】人見知りで出不精だったOLがコミュニティの女王になった理由


人見知りで出不精のOLがコミュニティの女王になった理由


こちらのご本、著者さんご本人から頂きました。
ありがとうございました。

ちょっと裏話がありまして、今日はこんなところから。

4月の初め、日本に一週間ほど一時帰国いたしました。
あっ、ご存じない方のために、わたくし、現在は仕事関連のご縁で台湾で生活をしております。

ご本を頂けるというお話は事前に著者さんから頂いておりまして、これは、日本に帰った機会にサインをもらわねば!
と思っていたんです。

ところが、まー、待てど暮らせど本は届かず、ついに日本戻る日に。。。

「ぬぬっ、もしかすると、お会いした時に渡して頂けたりして!」と勝手な期待を膨らませ、日本に戻ったのです。

奇しくも今回、本書にも登場するハンバーグの会(第60回)に参加させて頂くことになっていたので、「きゃー、粋な計らいだわ!」と、ワクワクしておりました。


ところが、、、そんなことはなく、ご本はなんと「船便」で台湾に向かっていたのです。


台湾向けの船便って早ければ、2週間、遅いと5週間という期間がかかります。これは、船がいっぱいにならないと出発しないからなんですって。


きっと、5週間コースでやってきてくれたのでしょう。


そんなわけで、台湾にまで送ってくださったことにまずは感謝なのです。



実はこのご本が発売される前に、著者である薫さんは、電子書籍を発売されています。
そのときも拝読させて頂いて、ブログに認めました。
こちら
びっくりするくらい、のりっのりで書いてましたが、要は コミュニティを持ちたい人は必読だし、だけど、「薫さん以外の誰でもができることではない、彼女にはおもてなしの精神がある!だからこそ、人が集まるのだ!」ということを言いたかったわけだす。

逆に言えば、愚直に電子書籍に書いてあることをこなさないと、コミュニティは持てないし、並大抵ではないのだよ!
と、半分脅しのようなね。
ノリノリすぎてわからなかったけど、あれで、「コミュニティづくりに乗り出そう!」というのはちょっと酷な気さえしてきました。
そんな前回を経て、

今回、紙で発売されたご本を手にして、電子書籍からの流れで「コミュニティを持ちたい人」「ファンを持ちたい人」は必読なんてわかりすぎてて、書く必要もない感じだろうな、と。
それでね、じゃあ、薫さんはいったい何を思ってこのご本を書かれたのか?
そんなことを頭に置きながら、読んだんです。


薫さんが主催しているハンバーグの会
参加させて頂いた経験にも基づいて、本の内容を考えるとき、きっと薫さんはこんなことを考え書いたんじゃないかなぁって。

それは

「コミュニティをはじめる前に打ちひしがれていた薫さんと同じような『未来の薫さん』をいつでも暖かく迎えるコミュニティを作りたかったんじゃないか?」ということ。


コミュニティってね、セミナーってね、はじめて参加しようとすると緊張するよね。

ましてや、会社に希望が持てなくなって、その上で参加するセミナーなんて、書いてるだけでも泣きそうじゃない。


そんな時に、参加してる人が内輪盛り上がりしてる、「幹事万歳」みたいなセミナーやコミュニティだったら嬉しいかな?


まー、幹事にカリスマ性でもあって、「その人に会えれば満足」とかだったら、参加してる人なんて、どうでもいいかもね。


でも、そんなところで、なんとなく次から次に名刺交換した、名刺の人


次の私の人生に役に立つかな?


私は役に立たないと思うんだよね。


これが、世間で言われる、名刺交換が意味をなさない理由で、パーティーやらセミナーであって交換した名刺なんて、それだけじゃ記憶にも残らないよ。


私は日々、ブログを書いているので、セミナーに参加したら自分のための記録としてのアウトプットと、講師の方への敬意のために、ブログを書くのね。

でも、懇親会は苦手だから出ないんだよね。大抵。

時間がないってのもあるけどね。

だから、覚えてるのは講師の方と、幹事の方だけってことも少なくない。


ここで、少なくとも、参加してるってだけの人は、ぷぅねーさん覚えない可能性が非常に高い!ということがわかる。
もし、私に覚えて欲しいという人がいたら、講師をするか、幹事さんをするのが有能だとわかる。


これが一般的なセミナー。

講師の方を強烈に覚えてるいるのは当たり前だけど、まぁ、良質の会を開催してくれる幹事さんは覚えるし、次も期待するし、何か返せることはないだろうかと考える。
まぁ、それが私だとブログにアップするってことだったりもするかな。


それらの会と、薫さんの「ハンバーグの会」を比べてみようと思う。


ハンバーグを食べる2時間


隣に座った人、一緒のテーブルで食べた人、忘れないよね。
少なくとも私は、ご飯ご一緒した人は忘れない!


でもそれだけじゃないんだよ。


いつ行っても、「ここは安全だよ」って思わせてくれる雰囲気を、参加者全員が感じさせてくれる。


それは、なんでなのかな?


前回、本を読んだときは、「薫さんのおもてなしに尽きる」と、思ったんだけど、もしかしたら、違うんじゃないかなぁ。


それは、「参加した人をもてなそう」という、なんというかや「献身的な意味で成り立っている」んではなくて、前書きで、会社に希望を見出せなくなっていた薫さんが、いつ参加しても「大丈夫な場所」、そんな場所を、彼女が作り続けようとして、考えて、時には失敗して、時に大成功させて作り出した1つの結果なのかな?


これが、この本と、先だって参加したハンバーグ会を回想して、強く思ったことかな。


さて、一般的に、会の雰囲気を決めるのは幹事さんの役割が大きいと思うのです。
まー、参加して一方的に話を聞くだけなら、「こういう機会を作ってくれてありがとうございます。また、素敵な講師の会には参加させていただきます。」ってな感じだけど、それは、そういう会を幹事さんが提供したいと思ってるからかな?とかね。


それと比べると、参加者全員で作ってる感じがするんだよな。


だから居心地がいい。


みんなが楽しんでる!
これってただ単にハンバーグが美味しいからじゃないんだよなぁ〜。。。

でも、そんなコミュニティってできるものかなぁ。。。


もしかすると、これが、これこそが、この雰囲気づくりこそが、彼女の能力なのかも。



コミュニティを開催するとビジネスにつながるってな話はよく聞くけど、意外とビジネスに繋げよう!みたいなのを目的にして作ると失敗する気がするのよね。

そうではなくて、「参加した誰もが安心する場を提供する」それは、参加者だけじゃなくて、講師の方もその安心を感じる、そういう場所というのは、もう一度帰ってきたくなる、だからビジネスにつながるのかもね。


そんなわけで、うまくまとまらないけど、前回の電子書籍の時に比べると、薫さんだけが、その献身的な振る舞いだけがコミュニティの鍵なのか時には思っとけど、それは多分違うんだな。

いつでも、何度でも、いつ行っても暖かい雰囲気に包まれる、その場づくりのための献身であって、献身有りきではないんだな。

でもコミュニティを作るなら、その場、自分の作りたい場、自分が実現したい場所はどんなところなのか、強く想像してから始めた方が良いのかも。

と、しっとりと読み終わったのでした。

コミュニティ作りたいなら読むべし!
でもそれであなたのファンがすぐにできるかと言われると大間違い。

特にうまく行かないコミュニティをお持ちの方は、もしかしたらあなたの持ちたい「場のイメージが間違っている」から、うまく行ってないのかもよ。

まずは自分がずっといて楽しい場所が作れているか、ということから検証するといいのかも。


コミュニティ、始めよっかな?
ってみなさん!必読ですよ。







author:ぷぅコッコ, category:ビジネス書感想, 19:02
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